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響 小説家になる方法9巻71話【リカ】感想(ネタバレ注意)

time 2017/12/28

響 小説家になる方法9巻71話【リカ】感想(ネタバレ注意)

スペリオール2号が発売されまして、ようやく今日、読むことが出来ました。
響を読んだので、その感想です。


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響 小説家になる方法9巻71話 あらすじ(ネタバレ有り)


リカが書いた『竜と冒険』が発売された翌日。
リカはクラスメイトや友達から、「こんな時期(受験期)によくやるね」と言葉を受ける。
リカは、書いたのは夏だけどね、と苦笑で返す。
当たり前だが、みんな、本は買ってくれていても、感想などくれはしない。


リカは友人と談笑しながら、自分のクラスに入る。
そこには、彼女が居た。
朝っぱらから、3年生の教室に、響は、いた。

相変わらず、突拍子のない子だ。
でも、今までやってきたことに比べれば、はるかに可愛いものかもしれない。


響は周りの動揺など気にもとめず「リカ、新刊、出したのね」と声をかける。
リカは、響の言葉に身構える。
今までの響の自分への感想は、それはもう、酷いものだった。
その全ては正論で、返す言葉はないけれど、それでも響の言葉は、あまりに真っ直ぐで、痛い。
ましてや今回の作品『竜と冒険』は、自分の感性をただ全面に出しただけの作品だ。
響の言葉が、とてつもなく怖かった。

「色々言いたいことはあるんだけど……これ、面白いね。
100万年変わらない世界を、竜と少女が旅する。
前に部誌でも竜のお話、書いてたわね。切り口は全然違うけど。
どのシーンも『こういうのカッコ良いよね』って言われてるみたい。
今までのリカの小説で、私はこの『竜と冒険』が一番好きよ

響はそれだけ言って、颯爽と自分のクラスに返っていく。
リカはその言葉を、うつむいて噛み締めていた。


(C)柳本光晴



――放課後。
リカが帰路につくと、偶然にもタカヤと一緒になる。
リカはタカヤに、受験勉強は順調?と尋ねると、「私立のバカ大にようやくB判定だ」と返事が帰ってきた。
リカはタカヤに、勉強サボってたのに大したもんだ、と笑う。

するとタカヤは、懐から、『竜と冒険』を取り出した。
「リカ、これ読んだぞ」
リカは苦笑して、悪いね、気を遣わせて。無理して読まなくてもいーのにさ、と返す。
タカヤは「……面白かったよ。オレは文芸部に3年いて、今でも大して小説とか興味ないけど、これはまぁ、なんつーか……わくわくした

思いもがけないタカヤの言葉に、リカはまたしても、顔を伏せるしかなかった。



(C)柳本光晴



それからリカはタカヤと別れ、一人、公園のブランコに座っていた。
そこに、ハナからリカに電話がかかってくる。
ハナは、響にリカの小説を教えなかったことを怒られた、と前置きしてから、響が竜と冒険をすごく気に入ったみたい、とリカに告げる。
さらにハナは「私も、『竜と冒険』大好きよ」と、リカに言った。


リカは俯き、暫くその言葉を噛み締めて、
「…………あーだめだ。
もう限界」
と涙目になりながら、笑顔を浮かべるのだった。



(C)柳本光晴



……それで、来月芥川賞候補作の発表だけど、というハナの言葉が、リカの耳に響いていた。



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響 小説家になる方法9巻71話 感想


すっげー、感動しました。
リカが、ようやく響に認められる日が来たな、と。
リカが響と出会ってから、最初こそ小説を響に褒められていましたが、芥川賞を狙って気合を入れた小説をボロクソに批判されて、かなり辛かったと思うんですよ。
『なんでこんな天才を身近で見なきゃいけないんだ』と、自分の運命を恨んだこともあったと思います。
そのリカが、ついに響という天才に認められたわけで、これはまるで自分のことのようにうれしいですよ。

というのも、こういう漫画読んでいると、最初は響みたいな主人公に憧れますが、やっぱり途中からは、リカみたいなキャラクターに感情移入しちゃうんですよね。
だって、私は天才じゃないし、悩みもするし、人を嫉妬したりもする。
そういう人間の汚い所、泥臭い所も持った上で、それでも前に進むリカが、私は好きです。

それこそ、『ガラスの仮面』の亜弓さん、『ダイの大冒険』のポップ、『スラムダンク』の桜木花道に惹かれるようなもんです。




んで、こっからは、完全に私事の感想なので、興味なかったら読み飛ばしてください。

実は私、いま漫画家を目指してまして、漫画のネーム(下書き)を書いたりしてるんですよ。
漫画は人より読んでる自信があるので、いっちょ、面白い漫画を書いてみようと。
でも、どーにもしっくりこない。
初めて書いたネーム(下書き)は、まるで退屈な長編映画のようで、どう考えても面白くない。
そのあと書いたものも、なんとなく『それっぽい』だけで、プロの作品とはどう見比べても違う。

そんな時です。この『響』という漫画に出会ったのは。
サブタイトルが『小説家になる方法』ということで、ほんの少しだけ、「なにか創作物のヒントになるようなこと書いてないかな?」と期待してました。
漫画と小説は別物でしょうが、おなじ創作物なので、共通しているものはあるはずです。

……びっくりしました。
想像以上に、深いこと、ためになることが書かれているんです。
(その出会いで感動して、思わずかいた記事がこちら
→尾田栄一郎先生絶賛!!「響~小説家になる方法~」から学ぶ天才の条件

読んでいて、なんとなくわかりましたね。
私はまるでヴァンパイアを書いた時のカヨちゃん状態で『表現に憧れているだけ』の状態だって。

で、響を自分なりに分析したり、ヒット作を出す作者のインタビューとかを分析する内に、面白い作品を書くためには、何よりもまず作品に『主張』が必要なんだ、と最近は思うようになりました。
『主張』っていうのは、『自分はこれは間違ってると思う』とか『これって素敵じゃない?』とか、そういうメッセージです。
勿論、技術も、流行に乗るのも大切なんですが、何よりも『主張』が無いと始まらない――一週間ぐらい前から、そう思うようになりました。

で、そう思っていた所に今回の話です。
リカの『これってカッコよくない?』っていう『主張』をもとにした記事が、響に絶賛されました。
編集者に言われたアドバイスに右往左往して『なんだかよく分からないけど売れそう』なものを批判されたリカが『自分の大好きなもの』を書いて評価されたんです。
思わず、読んでいて「よかった。どうやら俺は、間違ってなかったみたいだ」と呟いちゃいました。
(雑誌買う前に、コンビニで我慢しきれずに立ち読みした状態だったので、恥ずかしいったらありゃしない)


勿論、私はリカほど頑張ってないし、リカほどの実力はないわけですが、
それでもリカを自分に重ねていた自分にとって、今回の話は、本当に感動的でした。



まとめ


ということで、響71話【リカ】の感想でした。

普段はコミックスの感想かくぐらいですけど、今回は本当に心に来たので、思わず感想記事を書いてしまいました。

響は実写映画化も決まったみたいで、マジで2018年には有名になりそうで、かなり興奮しています。

普通は実写映画化といえばゲンナリする話ですが、こんだけ作品にこだわりがありそうな柳本光晴先生の作品の映画化ですから、むしろ、どんな響が見れるかと、楽しみでなりません。
(不安が全くない……と言うと嘘になりますけど^^;)

映画情報はツイッターで更新されるみたいなんで、フォローしとくのをお勧めします。




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響の記事&管理人の小説


→響 ~小説家になる方法~の7巻の発売日やネタバレに感想!正体がバレてしまうのか!?

→尾田栄一郎先生絶賛!!「響~小説家になる方法~」から学ぶ天才の条件

→君の名は。の続編を小説で書いてみた



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