世界終末時計を動かしている人は誰?本当に当たる?

人間による地球破壊までの残り時間を示す、

世界終末時計が残り2分に進みました。

核戦争が起こりそう、ということと、

トランプ大統領の予測不可能な言動が要因なんだとか。



いや、まあ分かるんですよ。情勢的に地球がヤバイというのは。

ただ、この時計、手動らしいんですよ。

なに、これ動かしてる人は神様なの?

ドンピシャで当てれるの?
 という気持ちになりました。


なので、世界終末時計を動かしてる人についてや、

その信憑性について調べてみました。









世界終末時計とは





アメリカの科学雑誌、ブレティン・オブ・ジ・アトミックサイエンティスツ

毎号表紙に載せている、地球最後の日までの時間を表す時計。

時計の左上を切り取った形になっていて、9時から0時までしかありません。

これが0時を指したら、それが残念ながら破滅の刻というわけです。


核兵器や環境破壊、科学の負の側面による影響などを加味して、

針の動きが進んだり戻ったりします。


動いた推移はこんな感じ。




2018年:2分前
北朝鮮が行っている核開発の影響による核戦争への懸念[5]
2017年:2分30秒前
ドナルド・トランプ米大統領が核廃絶や気候変動対策に対して消極的な発言[6]
2015年:3分前
気候変動や核軍備競争のため
2012年:5分前
核兵器拡散の危険性の増大、福島第一原子力発電所事故を背景とした原子力の安全性への懸念
2010年:6分前
バラク・オバマ米大統領による核廃絶運動
2007年:5分前
北朝鮮の核実験強行
イランの核開発問題
地球温暖化の更なる進行
2002年:7分前
アメリカがABM条約からの脱退を宣言
テロリストによる大量破壊兵器使用の懸念が高まる
1998年:9分前
インドとパキスタンが相次いで核兵器の保有を宣言
1995年:14分前
ソ連崩壊後もロシアに残る核兵器の不安
1991年:17分前
ソビエト連邦崩壊
ユーゴスラビア連邦解体
1990年:10分前
東欧の民主化
冷戦の終結
湾岸戦争
1988年:6分前
米ソが中距離核戦力全廃条約を締結
1984年:3分前
米ソ間の軍拡競争が激化
1981年:4分前
軍拡競争の時代へ
アフガニスタン、ポーランド、南アフリカにおける人権抑圧が問題に
1980年:7分前
米ソ間の交渉が停滞
国家主義的な地域紛争
テロリストの脅威が増大する
南北問題
イラン・イラク戦争
1974年:9分前
SALT Iに続く米ソの軍縮交渉難航、両国によるMIRVの配備
インドが最初の「平和的核爆発」に成功
1972年:12分前
米ソがSALT IとABM条約を締結
1969年:10分前
米国の上院が核拡散防止条約を批准
1968年:7分前
フランスと中華人民共和国が核実験に成功
第三次中東戦争、ベトナム戦争、第二次印パ戦争の発生
1963年:12分前
米ソが部分的核実験禁止条約を締結
1960年:7分前
アメリカとソ連の国交回復
パグウォッシュ会議の開催
1953年:2分前
アメリカとソ連が水爆実験に成功
1949年:3分前
ソ連が核実験に成功
核兵器開発競争の始まり
1947年:7分前
創設


Wikipediaより引用


が、コンピュータ制御でもなんでもなく、針が動くのは手動。

地球滅亡する頃には誰も居ないので、おそらく0時を指すことは一生ないでしょう。







世界終末時計を動かしてる人は誰?本当に当たるの?


前述した通り、アメリカの科学雑誌によるもの。

とんでもなく雑な言い方をするならば、雑誌の1企画です。

なので、どこかの国の偉い人が動かしているわけではないようです。



じゃあ誰が動かしているのかといえば、同雑誌の設立した委員会。

まあ仮にも科学雑誌によるものなので、かなり高度な協議はしているようです。

委員会にはノーベル受賞者15名を擁していて、

世界中の物理学者や環境学者と協議を重ねた上で動かしているようです。




……とは言っても、当然ながら正確な未来なんぞ誰にも分かりません。

結局戦争なんて人がどう動くか次第ですし、気にしたってしょうがありません。

あくまで目安ですね。



影響を及ぼして動かしたという意味なら、

オバマ元大統領やトランプ大統領が動かした、とも言えるかもしれません。



結局のところ、世界が滅びるのが嫌なら、

こんなのを気にして立ち止まるよりも、

やることやって成長して、世界に貢献する方がよっぽど生産的。

……というのが結論かなと思います。



まとめ


以上、世界終末時計についてでした。

世界終末時計というのは、アメリカの科学雑誌による、

地球滅亡までの目安を時計にして表したもの。


世界中の学者と協議の上で針の動きを検討していますが、

もちろん正確な滅亡までの時間を表しているわけではありません。


これを気にする暇があるなら、

目の前のことを頑張った方がよっぽど滅亡が遠のくと思います。