2018/01/30

目次
今回は、ダンまちに登場するイシュタル・ファミリアについてご紹介します。
6話から始まる「春姫編」(原作7巻)で登場する敵ファミリア。
そのキャラクターや目的についてまとめていきます。
春姫編のネタバレを含むので、ご注意ください。
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【ダンまち】イシュタル・ファミリアとは?主神・イシュタルについて

イシュタル・ファミリアは、オラリオの歓楽街をまとめあげる娼館のファミリアです。
等級はA。本拠は「女主の神娼殿(ベーレト・バビリ)」。
美の女神・イシュタルが率いる、戦闘娼婦(バーベラ)のアマゾネスが中心の集団。
主神・イシュタルについて

主神であるイシュタルは、美の女神。眷属たちを魅了し、従えます。
同じく美の女神であるフレイヤを敵視していて、たまにちょっかいをかけています。

今までは本格的な襲撃はしていませんでしたが、本気で潰すために何か策を練っている模様。
ヘルメスを介して「殺生石」というアイテムを手に入れたり、春姫を保護しているのにも、打倒フレイヤが関わっているようで……?
そして、殺生石を持ってきたヘルメスと寝て、フレイヤの弱みを聞き出します。
――ベル・クラネル。フレイヤが最近入れ込んでいる子供。

彼を寝取ってやる。イシュタルはそう決意するのでした。
【ダンまち】イシュタル・ファミリアの団長・団員・キャラクター一覧
次に、イシュタル・ファミリアの団長や団員などのキャラクターについてご紹介します。
サンジョウノ・春姫

イシュタル・ファミリアの娼館に捕らわれている狐人(ルナール)。
外に出ることができないまま、娼婦として働いています。
極東の出身で、命や千草と古くから付き合いがあります。
かつて貧乏だった命たちに食料を分け与えた、心優しい少女です。
昔から箱入り娘で、自分を外へ連れ出してくれる存在に憧れを持っていました。
春姫が娼館で働いている、ということを聞きつけた命と千草が、彼女を探したことから春姫編は始まります。
幼い頃から箱入り娘で、外の世界は英雄譚で学びました。
そのためか、「英雄によって、囚われの乙女が助け出される話」をとても好んでいます。
外に出られない自分を、いつか誰かが救ってくれるかもと、重ね合わせていたのです。
命を探しに来たベルが、娼婦たちに狙われているところを助け出し、意気投合。
ベルは彼女を身請けしようと考えますが、イシュタル・ファミリアにとって春姫はなくてはならない存在だった……。
彼女のかわいいシーンなどについてはこちらでまとめています。
→【ダンまち】サンジョウノ・春姫がかわいい!ベルとの関係・恋愛や強さや魔法やステイタスは?
団長:フリュネ・ジャミール

イシュタル・ファミリアの団長。
スレンダーで艶っぽい肢体を持つアマゾネスの中では相当なイレギュラー。
しかし本人的には、自分は美の女神であるイシュタル以上の容貌で、男を魅了している自信がある。
団員たちからは「ヒキガエル」と罵られますが、自分への嫉妬としか思っていない、ある意味剛の者。
気に入った男を地下室へと連れ込み、強引に精力剤を飲ませて襲い続けるという悪魔。ついた二つ名は【男殺し】(アンドロクトノス)。
ベルも彼女に狙われることとなってしまいます。
しかし、実力は団長にふさわしい強さで、数少ないレベル5の冒険者です。
逃げるベルを圧倒的な速さで追い詰めたり、実力的にはファミリアNo.2のアイシャを一方的に痛めつけたりします。
ただ、ソード・オラトリア6巻では、春姫の魔法でレベルアップした状態でもアイズに敵わず、ベートにも蹴り飛ばされています。
アイシャ・ベルカ

レベル3冒険者兼娼婦。
姉御肌で面倒見のいい性格で、団員のアマゾネスたちから慕われている、実質的な副団長です。
歓楽街に迷い込んだベルを見つけ、目をつけます。
彼が戦争遊戯で活躍したリトル・ルーキーであることに気付くと、彼を本気で狙うように。
春姫のことを妹分のように思っていて、よく世話を焼いています。
一度春姫を救うために動いたことがありますが、イシュタルに魅了をかけられてしまい、逆らえなくなってしまう……。
アイシャの活躍についてはこちらで詳しく説明しています。
→【ダンまち】アイシャ・ベルカがかわいい!ステイタスや能力・ベルや春姫との関係は?
レナ・タリー

戦闘娼婦の1人で、レベル2のアマゾネスの少女。明るく活発な性格。
本編中ではあまり出番はありませんが、外伝ソード・オラトリアではヒロインに。

→ソード・オラトリア8巻
ロキ・ファミリアとの抗争でベートに一蹴され、その強さに一目惚れ(6巻)。
8巻にて再会し、「あなたの子を産みたい」と求婚。
腹パンされても妊娠してしまう、と好意的に受け止めるほどのベタ惚れっぷり。
この巻のヒロインで、ベートにつきまとう感じがかわいいので、気に入った方はぜひ原作をどうぞ。
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【ダンまち】イシュタル・ファミリアの目的とは?(春姫編のネタバレ注意)
それでは、イシュタル・ファミリアの目的について解説していきます。
春姫編の大きなネタバレを含むのでご注意ください。
イシュタルの目的は、やはりフレイヤの打倒。
美しい女神に、そしてオラリオでも最大規模のそのファミリアに、イシュタルは嫉妬した。
しかし、オラリオ最強のフレイヤ・ファミリアに対抗することは難しい。
そこで目をつけたのが、春姫と、彼女の持つ魔法でした。
春姫は、ウチデノコヅチという冒険者の「レベルを上げる」魔法を持っていました。
ただ鍛えているだけではレベルアップは起こらない。
格上を倒すか、過酷な状況を乗り越えるなど、「偉業」を成し遂げない限り起きません。
その分レベルが上がれば、圧倒的にステイタスが上がることになります。
つまり、彼女の魔法があれば戦力が大きく向上することに。
しかし、ウチデノコヅチは1人に対して使えない。
イシュタル・ファミリア最強のフリュネのレベルが上がっても、フレイヤ最強の眷属、唯一のレベル7・オッタルには敵わない。
――そこで、殺生石というマジックアイテムを使うことを、イシュタルは考えました。
殺生石。狐人専用のマジックアイテムです。
その石に狐人を、その魂を封じ込めることによって、その狐人の魔法を誰でも使えるようにします。
そして、その石の破片を持つものすべてが、魔法を使えるようになるのです。
ウチデノコヅチがファミリア全員に使えるようになれば――打倒フレイヤも可能だろう、と。
しかし、もちろん、砕けた石をすべて集めなければ、封じ込められた狐人は元に戻ることはない。
つまり、春姫は殺生石の生贄のために捕らえられていたのです。
そのことを知ったベルと命は、春姫を助けようとします。
しかし、イシュタル・ファミリアが立ちはだかる――。
【ダンまち】イシュタル・ファミリアの結末は?(春姫編のネタバレ注意)
では、イシュタル・ファミリアの行いはどんな結果を招いたのか?
キャラクターごとに紹介していきます。
イシュタル

ベルを魅了しようと迫りますが、彼を魅了することはできませんでした。
スキル「憧憬一途」――何者にも染まらない、一途な思いの前に、女神の魅了ははねのけられてしまいます。
自分の美が通用しない彼に怒りますが、隙を突かれて逃げられてしまう。
――そして、ベルを狙ったイシュタルに、フレイヤは怒っていた。
イシュタル・ファミリアの本拠地へと乗り込み、イシュタルの前に現れる。
自分が魅了してきた眷属を、フレイヤは一瞬で魅了していく。
なぜ、何故自分よりもフレイヤのほうが。魅力で上回られ、ファミリアの規模もフレイヤの方が大きい。
「どうしてだっ!! 私とお前、何が違うっていうんだっ!?」
イシュタルは、叫ばずにはいられなかった。
「品性」。
その答えに激昂したイシュタルがフレイヤに襲いかかりますが、躱されて平手をくらう。
宮殿の最上階から落ちたイシュタルは潰れる。
神の力(アルカナム)で身体は蘇りますが、その力を使ったことによって、下界のルールに抵触してしまう。
イシュタルは、天界へと帰ることとなりました。
フリュネ
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(C)大森藤ノ・ヤスダスズヒト
ベルのことを狙い、彼を地下室に閉じ込めますが、春姫によって失敗に終わります。
その後、イシュタル・ファミリアに侵入してきたフレイヤの眷属・オッタルと対面。
しかし、オッタルの圧倒的な力の前に敗北。
助けて欲しいあまり、
「アタイと寝させてやるから見逃しなよォ!?」
「あんた達の主神なんて目じゃないさァ!!」と叫んでしまう。
オッタルにとって、主神たるフレイヤが全て。
彼女を侮辱されたオッタルは、キレた。
フリュネは散々ボコボコにされ、トラウマで外へ出れないほどのダメージを負ってしまうのでした。
春姫・アイシャ

イシュタルがベルを寝取るために、彼を捕らえた後。
春姫が殺生石の生贄になることを、ベルは知ります。
彼女を助けようとするも、アイシャが立ちはだかる。
「お前達には渡せない、任せられない」。「力ではなく、覚悟が足りない」。
アイシャは、春姫を任せられる存在にしか、助けさせることはしない。
イシュタル・ファミリアと敵対する。その大きすぎるリスクの前に、ベルは一度怯んでしまう。
一度、撤退してしまうベル。
しかし、自分の憧れた祖父はどう言うか考える。
――女子の1人も救えず、何が男だ。
自分で何も決められずに動けないでいることが、一番恥ずかしいことだと気付いたベルは、アイシャに立ち向います。
ベルが自分を助けに来てくれたことが、春姫には信じられなかった。
自分は穢れた娼婦。それに、ベルがイシュタル・ファミリアに敵対することになってしまう。
自分にはそんな価値がないと、ベルに叫びます。
でも。ベルは叫び返します。
「僕達が何もできないとか、自分に価値がないとか決めつけるなよ!?」
「僕はまだ、貴方の願いを何も聞いちゃいない! 貴方の本当を教えて下さい!」
それを聞いた春姫は、覚悟を決める。
ウチデノコヅチをベルにかけ、「助け出される」ことを選んだのです。
ベルがアイシャを倒し、イシュタル・ファミリアは崩壊。
春姫はベルト一緒にいることを選び、ヘスティア・ファミリアへ入団。
アイシャも一度主神に歯向かったときにかけられた「魅了」から解放。ヘルメス・ファミリアへと入団します。
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まとめ
ダンまちのイシュタル・ファミリアと、春姫編のストーリーについてでした。
主神・イシュタルはフレイヤを倒すために、ベルを捕らえたり、春姫を殺生石の生贄にしようとしていました。
しかし、ベルが勇気を出したことと、フレイヤが介入したことによって全て失敗に終わります。
春姫編は、自分を犠牲にしてもベルを助けようとする春姫の可愛さや、
それを救い出そうとするベルのかっこよさなど、ダンまちの良さが詰まったストーリーになっています。
原作7巻では各キャラの心情などが詳しく書かれていて熱いので、ぜひ読んでみてください!
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