2018/01/30

目次
今回は、ロード・エルメロイ2世の事件簿の2期について!
1期では魔眼蒐集列車までがアニメ化されましたが、正直事件簿はここからが本番。
フェイカーやハートレスとの決着がついてなかったり、結局イスカンダルは出てこないのか?など、いろいろ気になっている人が多いかと思います。
実際、1期までの内容だと事件簿の「本当の良さ」が分からなくて、とてももったいない。
なので、ロード・エルメロイ2世の事件簿の2期について、可能性はあるか、いつ頃になるか、そして内容はどうなるのか?ってことについてまとめていきます。
当然、一部ネタバレを含むのでご注意ください。
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ロード・エルメロイ2世の事件簿の2期はある?
まず、ロード・エルメロイ2世の事件簿の2期があるのかどうか、ということについて。
公式からの発表こそありませんが、2期がある可能性が高いと考えられます。理由は2つ。
まず1つは、Fateシリーズの人気。
事件簿の1巻の円盤は初動が3700枚ほどと、2期に届くかどうか、というところ。
ですが、さすがにFateシリーズの人気を考えると関連商品での利益も大きいでしょうし、2期を作る意義はあると考えられます。
そしてもう1つはストーリー。さすがに魔眼蒐集列車だけでは生殺し。
原作買ってね、ってことかもしれませんが、続き、っていうか冠位決議(グランド・ロール)編をアニメでやらないのはあまりに勿体ない。
エルメロイ2世のこれまでの積み重ねが形になっていく描写、ハートレスとの決着、そしてイスカンダルと再会できるかどうか……など、ウェイバー好きが絶対見るべきところが集約されています。
過去作もちゃんとストーリーがしっかり締まるところまでアニメ化されていることを考えると、事件簿の2期もかなり望みがあるんじゃないかなと。
ロード・エルメロイ2世の事件簿の2期の放送日はいつ?
では、ロード・エルメロイ2世の事件簿の2期はいつ頃になりそうか?
これに関しては、だいたい1年後くらいになると予想されます。
というのも、アニメの2期制作までは時間がかかるのが基本。
分割2クールとかなら3ヶ月後には始まるんですが、事件簿はそうではないことがわかっています。
そうなると、企画して、制作して放送するまでいくとなると、かなり時間がかかってしまうでしょう。
ですので、事件簿の2期は少なくとも1年後、2020年夏頃になると考えられます。
では次に、事件簿の2期ではどんなストーリーになるのか?ということをまとめていきます。
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ロード・エルメロイ2世の事件簿の2期のストーリー!アニメの続きは原作の何巻からかネタバレ!

ロード・エルメロイ2世の事件簿の2期のストーリーは、原作の8巻~10巻の冠位決議(グランド・ロール)編がアニメ化されるでしょう!
魔眼蒐集列車のあとに、6巻~7巻でアトラスの契約っていうストーリーがあるんですが、ここは本筋って感じではありません。
もちろん読んでおいた方がいいですが、アニメだとアドラやイゼルマみたいにカットされそうです。
というわけで、2期で描かれるであろう冠位決議編のストーリーと見どころを紹介していきます!
ここからはネタバレを含むのでご注意ください。
ロード・エルメロイ2世の事件簿のアニメの続き・2期のストーリー:冠位決議(上)

→ロード・エルメロイ2世の事件簿 8 冠位決議(上)
ドクター・ハートレスの後を追うべく、調査を進めていたロード・エルメロイ2世。
しかし、彼のもとにある報せがもたらされる。
――冠位決議(グランド・ロール)。
時計塔のあらゆるロードたちが集い、意思決定をもたらす会議。
権力争いや陰謀渦巻く時計塔のトップが集まる会議。……しかし、ロード・エルメロイ2世やライネスは、一切の情報を握れていなかった。
少しの情報不足でさえ致命的なロード同士の政治劇に、何も知らぬまま呼び出されるという、絶望的な状況だった。
それでも、ハートレスのことも探らなければいけない。
ロード・エルメロイ2世とライネスは冠位決議について調査。そして、エルメロイ教室の面々がハートレスについて探ることに。
ハートレスの弟子について探るグレイとフラット、スヴィンたち。
弟子の工房と思われる場所で出会ったのは、蒼崎橙子だった。
彼女は別の連続失踪事件を追っていたが――被害者が全て、ハートレスの弟子。そして、時計塔の地下に眠る迷宮・霊墓アルビオンからの生還者であるという共通点に行き当たったのだ。
一方で、ロード・エルメロイ2世は1人のロードと対面していた。
貴族主義派第1位、バルトメロイ。その君主であるマグダネル・トランベリオ・エリオット。
彼は、冠位決議に先駆けて、エルメロイ2世に探りを入れてきた。
「君は計画に賛成かね?」と。
何も知らないエルメロイ2世。しかし、グレイたちが探ったことをもとに考える。
もし、この冠位決議と、ハートレスの計画が連動しているとしたら。
「霊墓アルビオンの再開発計画」。それが、冠位決議の議題だった。
まだ、どうつながっているのかは分からない。しかし、正解に行き着いた以上、冠位決議とハートレスはつながっている――。
2つの事件のつながりを見たエルメロイ2世とグレイは、ハートレスの弟子が務めたいた、秘骸解剖局へと向かう。
そこに残された弟子の1人、キャルグの死体からヒントを見つけ出す。
示された場所へ向かうと、そこにはハートレスの魔術工房があった。
そこに張り巡らされた術式を解析すると、エルメロイ2世はハートレスの目的を理解する。
――それは、彼の心を折るには十分すぎるのだった。
これは、彼には絶対に妨害できない。実力が足りないのもあるが、そういう話ではない。
彼にとって、悪夢でしかない。ハートレスの目的は――
「真正の英霊……征服王イスカンダルを……ハートレスとフェイカーは召喚しようとしている……」

かつて臣下になると、忠誠を誓った、ウェイバー・ベルベットにとっての王。
聖杯戦争に再び参加し、その力を証明しようとした友。
再び会えれば。覚えていてくれたら。そんなことを切望していた相手を、ハートレスたちは召喚しようとしていたのだ。
そんなの、止められるはずがない。
どうしたって会いたかった相手を、呼んでくれる。
自らの望みと、ハートレスたちの望みが一致してしまったのだから……。
といった感じで、冠位決議の序章ではハートレスの目的が明らかになります。
なんと言っても、ラストの絶望感が半端じゃない。
ウェイバーが望んでやまなかった、イスカンダルとの再会。それが叶ってしまうかもしれない。ならば、むしろ協力すべきじゃないのか。
でも、魔術師としては止めるべき――。
そんな板挟みへと追い込まれます。
ロード・エルメロイ2世は再び立ち上がってハートレスと対峙できるのか?
そして、ハートレスはイスカンダルを召喚して、一体何をしようとしているのか?
謎をたくさん残して、次の巻へと続きます。
ここでは書ききれませんでしたが、時計塔の権力争いも片鱗を見せ始めます。
アルビオンの再開発を巡って、賛成派の多い民主主義派と、反対する貴族主義派(エルメロイはこっち。ただし貴族主義の中でも立場が弱い)。
まだ情報や腹の探り合いだけではありますが、これだけ見ても「強い」。
底が見えないし、エルメロイ2世よりも圧倒的に上手。ちょっと意に背けば殺されるかもしれない……。
そんなロードの率いる民主主義派と貴族主義派、両方から迫られるエルメロイ家。
冠位決議を上手く乗り越えながら、ハートレスを止めることができるのか――?
山積みの問題をどう乗り越えるのか、という絶望感。
これを原作で味わっておくと、よりその後の展開が楽しめます。
→ロード・エルメロイ2世の事件簿 8 冠位決議(上)
ロード・エルメロイ2世の事件簿のアニメの続き・2期のストーリー:冠位決議(中)

→ロード・エルメロイ2世の事件簿 9 冠位決議(中)
ハートレスの目的を知ってしまったエルメロイ2世は思い悩む。
王の部下として、彼の再臨は喜ぶべきじゃないのか。彼に従う道を選ぶべきじゃないのか――。
グレイも、そんな彼にかける言葉がない。会わせてあげたいと、彼女はかつて思ったのだ。
でも、ハートレスが関わっている。それは、きっとよくない結末になってしまう……。そんな直感が、彼女にはあったからだ。
答えが出ないまま、状況は進んでいく。
スラー。現代魔術科の拠点である地区が、ハートレスとヘファイスティオンに襲われたのだ。
蒼崎橙子、ライネスやスヴィンたちが応戦した。
しかしハートレスはイレギュラーなポータルをくぐり、霊墓アルビオンまで潜り込むのだった。
拠点に戻るが、立ち直れないエルメロイ2世。
そんな彼のもとに、アトラム・ガリアスタから手紙が届く。
既に第五次聖杯戦争にて、敗北した彼からのビデオレター。
「あのイゼルマで、君との戦いはなかなか楽しかった。これも貴族として、礼を出すべきだろう」
彼からもたらされたのは、1つの重大な情報。
そして、もう1人の魔術師が、彼のもとを訪れる。
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト。
彼女は彼に、「授業料」として”あるもの”を渡す。
それは、第三次聖杯戦争でエーデルフェルトの血族が持ち帰った、聖杯戦争における重要なもの――。
ふとしたことから、ハートレスを追うための手がかりと、止める手立てを手に入れてしまったエルメロイ2世。
聖杯戦争のときと同じだ。「幸運だけで、道がつながった」。
自分では何も成さずに、運だけで――。ただ彼はそう自嘲する。
――しかし。グレイは涙を流しながら、そんな彼の頬を打つ。
「拙は……師匠が幸運だけで……ただの幸運だけで、何かを与えられたなんて、絶対思いません」
「アトラムさんも……ルヴィアさんも……師匠だからこそ、渡したはずです。
これまでの出会いがあって……交わした時間があって、師匠とあの人たちだからこその何かがあったから、託すべきものを託したはずです。
……それを幸運なんて言葉で、片付けていいはずがありません。」
「拙、は……拙は、師匠に、笑っていて、ほしいんです」
恐る恐る、でも衝動的に、口をついて出た言葉を紡いでいくグレイ。
これまで叫ぶことのなかった彼女の、初めての主張。
その言葉に、エルメロイ2世は再び立ち上がる。
そして、ハートレスがスラーを襲撃した時に落とした、イスカンダルの金貨。そこから、彼の目的を突き止める。
根源。魔術師はそれに近づくために、何代も何代も歴史を受け継ぎ、魔術を研究する。
――しかし、根源に近づく必要がなくなれば?
ハートレスは金貨という”信仰”を利用し、イスカンダルを神霊として召喚。魔術師のための神として君臨させようとしている。
イスカンダルのいた神代は、そもそもが根源に近い時代だったのだ。
そんな彼が神として召喚されれば――新世代の魔術師ですら、根源の魔術を使うことができる。
これまでの魔術師たちの行いを、いわば無に帰すようなもの。それを止めるため、エルメロイ2世はハートレスのいるアルビオンへと向かうことを決める。
――しかし、向かうための方法がない。
ライネスやメルヴィンたちも、冠位決議の準備やロードたちの牽制によって動くことが出来ない。
だが。メルヴィンは友のため、悪あがきをしていた。
――魔眼蒐集列車が、エルメロイ2世とグレイの前に現れる。
中にいたのは、車掌のロダン。そして、アドラで事件をともにした、フリューと清玄、そしてルヴィアだった。
列車は彼らとともに、アルビオンへと向かう。
それぞれ形は違えど、ロード・エルメロイ2世と関係を築いた。グレイの言う通り、彼の成してきたことが、彼を助けたのだ。
「お願いする。ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト。ならびに、占星術師フリューガー。ならびに時任次郎坊清玄。
私個人の危機に、力を貸していただけないだろうか」
はい、激熱。
ウェイバーにとってこれ以上ないくらいの絶望感をもたらした、「イスカンダルの復活という目的」。
それを乗り越えるのが、これまで自分の意見を口にしなかったグレイの必死の言葉というのがもうね、大変エモい。
自信を持てないまま、恐る恐る。でも絶対に言わなきゃいけない、止めることができないって感じがすごく健気です。
あとね、ウェイバーが立ち直ったときのリアクションや行動が大変可愛いです。師匠のこと好きすぎでしょ。
ラストは、これまでの事件で関わってきた魔術師たちが集結。
王道だけど見せ方が完璧でした。
他のロードとかが描かれているのを見ると、魔術師ってのはどこまでも利己的・合理的なやつが多いなって思い知らされるんですけど、彼らは違った。
彼らを呼んだメルヴィンもそうですし、アドラの面々も、ウェイバーだからこそ協力したんだな、っていうのが分かって、すごく良い対比でした。
→ロード・エルメロイ2世の事件簿 9 冠位決議(中)
そんな彼らとともに、ハートレスを追って時計塔の地下に広がる大迷宮・霊墓アルビオンへ。
地上には存在しない幻想種が蔓延る魔窟。生還者も極稀。
冠位決議が終わるまでにハートレスのところまで到達し、イスカンダルの召喚を止めることができるのか?
そして、ハートレスの弟子の連続失踪、彼の正体などの謎は全て解けるのか?
……謎も困難も盛りだくさんですが、ご安心ください。
下巻はそれらを全て解決しますし、になっています。
ロード・エルメロイ2世の事件簿のアニメの続き・2期のストーリー:冠位決議(下)

→ロード・エルメロイ2世の事件簿 10 冠位決議(下)
全てはこの1冊のためにあった。
ロード・エルメロイ2世の事件簿を締めくくるのに相応しい、最終巻です。
ここを全てネタバレしてしまうのはあまりに勿体ないので、見どころをピックアップしてまとめていきます。
冠位決議編の見どころ1:ついに始まる、冠位決議
ロード・エルメロイ2世が霊墓アルビオンの古き心臓へと潜入した頃、冠位決議が始まる。
アルビオンの再開発を巡る、君主たちの意思決定会議。
再開発に賛成する民主主義派。マグダネル・トランベリオ・エリオット。イノライ・バリュエータ・アトロホルム。
そして、反対する貴族主義派、ルフレウス・ヌァザレ・ユリフィス。と、オルガマリー・アースミレイト・アニムスフィア。
……エルメロイは貴族主義派に属するが、立場は末席も末席。参加したライネスの発言権はないに等しい。
しかし。そんな中でもエルメロイ2世がハートレスを止めるまでは、冠位決議を長引かせなければいけない。
ライネスとエルメロイ2世は回路を繋いで連絡を取り合いながら、各々の敵と戦うことになる。
ハートレスに関する謎は、まだ確証がない。それに、誰がハートレスと繋がっているのかも分からない。
――しかし、時間がない。ライネスは、時間を稼ぐために君主たちに口を開く。
「皆さま、現代魔術科において、以前の学部長であったドクター・ハートレスはご存知ですか?」
失踪事件のことを語り始めるライネス。
この事件と冠位決議の関連性と、その真実を明かすことができなければ――つまらぬ憶測で会議を乱したとみなされ、エルメロイはひどい目にあうだろう。
なのに、真実も分からないままの見切り発車。ライネスとエルメロイ2世は、この危機を乗り切れるか――?
冠位決議編の見どころ2:アルビオンの怪物との遭遇、そして――
アルビオンの奥へ向かう途中、大きな穴を落ちていくことになるエルメロイ2世たち。
しかしそこに現れたのは、目が合うだけで意識を失うようなケモノ。
一睨みで無に還るような感覚に襲われるエルメロイ2世とグレイ。
「――問おう。貴方が、私のマスターか」

遠い地で。かの王が召喚された。
それに呼応し、グレイの身体の内部が変質する。
そのエネルギーの流れでグレイは目を覚まし、エルメロイ2世を助けようとする。
――だが。アッドは魔眼蒐集列車での十三拘束解除によって、限界を迎えていた。
もう一度聖槍を使えば、間違いなく機能を停止してしまう。
ケモノから師匠を助けるには、これしかない。でも……。
「吹っ飛ばせ、グレイ!」アッドは叫ぶ。
「それでも、あなたは――」
「あの故郷から出たんだから、胸を張らなきゃいけないんだろうが!」
果たして、グレイの選択は――?
冠位決議編の見どころ3:ハートレスの正体・そしてその目的とは
ライネスの推理劇によって、ハートレスとその弟子、クロウの関係が語られる。
ハートレスの弟子だったクロウ以外の4人。彼らが時計塔の別の派閥の部下だったこと。
そして、その4人がドクター・ハートレスを殺した。だからクロウは――ドクター・ハートレスの姿となり弟子たちへ復讐した。
これがハートレスの弟子を襲った、連続失踪事件の真相。
――つまり。ドクター・ハートレスの正体は、クロウその人であると。
さらに。クロウの正体、ファミリーネームがある人物と同じであることを示すのだ。
アルビオンの再開発を主導していた、マグダネル。彼はハートレスの弟子の1人、アシェアラを娘として迎えていた。
その彼女が、ハートレスの弟子を殺しているという事実。そんな罪すらも、マグダネルのような君主にとっては利用できるカードでしかない。
――彼はライネスに爆弾を投げる。
「ハートレスの現代魔術科を、現在運営しているのはエルメロイ派だろう。
ならば、私が持つ今回の冠位決議の投票権を預けよう」
力関係が、圧倒的に変化する。決定権を大きく委ねられた。
ライネスが下手を打てば、いや、最善手を打たなければエルメロイは即死――そんな状態となってしまった。
そんな状態で、彼女が選んだ一手とは――。
冠位決議編の見どころ4:ロード・エルメロイ2世と、ハートレスの対面
ハートレスが儀式を行っている場所まで辿り着きました、エルメロイ2世とグレイ。
彼は、ライネスが導き出した答えとはまた違う、ハートレスの正体を語る。
「もともと、ドクター・ハートレスは――だったんだ」
そこから、ホワイダニットを手繰り寄せた。彼がその存在だったからこそ、魔術師という文明に終止符を打とうとしたのだ。
――そして、ヘファイスティオンを犠牲に、神霊・イスカンダルが目覚める。
王の軍勢。辺りは赤い荒野へと移り変わり、王の臣たる兵士に囲まれる。
――ウェイバーが追い続けた、王の姿。彼は、イスカンダルへと歩み寄っていく。
「ライダー……」
かつて、共に戦った呼び名で彼を呼ぶ。
しかし、神霊となったイスカンダルに、ウェイバーと共に駆けた記憶は、ない。
「約束する。誰が信じなくても、ボクだって信じられなくても、ボクがどうやっても英霊の器なんかじゃなくても」
「命が燃え尽きるまで、ボクはあなたに近づいていく」
「だってさ。ボクはお前のマスターで……お前の臣下で……お前はボクの王で……」
「お前は……ボクの、友達なんだから」
語りかけながら、彼は今、唯一の願いを届ける。彼が出会った人からもらった、あるもので。
彼の願いによって、事態は終結。ハートレスの狙いは潰えるのだった。
「坊主め――」
グレイだけが。最後に何かを聞いたのだった。
彼は一体、何を使い、何を願ったのか? グレイが聞いた言葉は――?
これは絶対、原作で読んでください。
→ロード・エルメロイ2世の事件簿 10 冠位決議(下)
冠位決議のオススメポイントまとめ
登場した魔術師たちとの共闘、政治的駆け引き、謎解き、別れ、再会……。
全てが綺麗に完結する、最高のストーリー。冠位決議編だけでなく、事件簿のストーリーの総決算です。
どの要素も完成されてて、本当に面白かったです。ライダー陣営が好きなら絶対に全部読むべき。
→ロード・エルメロイ2世の事件簿
個人的な感想も、添えておきますね。
政治的駆け引き
まずけっこうロードの名前がややこしくて、誰が何派で、何を望んでいるのかってのがごちゃごちゃしがち。
でもそれをきちんと把握した上で読むと、どのロードも魔術師らしく合理的。
で、ライネスに対して相当エグいプレッシャーをかけてきます。追い詰められて脳内でグチグチ言うライネスちゃんかわいい。
この絶望感を味わったあとの、最後のライネスの一手は天才的。
あのタイミングだからこそできた、あれ以外にない一手でした。
……まあ、その後エルメロイ2世にバトンが渡されるんですけど、彼が死にかけてるせいで全然安心できないっていうね。
謎解き・ハートレスの正体について
ひたすら二転三転する、どんでん返しの連続。
最終的な結論は、常識的には絶対に考えられないけれど、たしかにこれ以上ないくらい納得のいく正体でした。
アトラスの契約はあんまり本筋に関係ないなーって思ってたら、これも伏線っていうか、示唆されていたというか。
ちょっと良く出来すぎていた。
再会、別れ
もう、ライダーを目の前にしたウェイバーの言葉とその決断。
それがもう最高すぎて何も言えない。本当、原作読んでとしか。
そして、グレイだけが聞いた言葉と、それによってもたらされた奇跡。
それがもうね、お互い分かり合ってるんだなって。
グレイの言っていたとおり、ウェイバーが交わしてきた時間に意味があったと、そう思わせられる言葉でした。
エルメロイ2世とグレイの関係
最後に描かれる、グレイと2世の会話。これもね、短いんだけど濃いんですよね。
グレイはセイバー召喚の影響を受けて、また姿の変質が進んでいきます。
そんな彼女は、迷惑をかけると思っていても、「拙は、師匠と一緒にいていいでしょうか」と。
それに対するエルメロイ2世の返答が、不器用だし情けないんだけど、彼なりの優しさが滲んでいてエモいです。
結論としては、マジで原作全部読んだほうがいいってことです。
以上!
→ロード・エルメロイ2世の事件簿
ロード・エルメロイ2世の事件簿の原作を読むなら
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積み重ねてきたものが最終巻で全て活かされるので、絶対全部一気に読んだ方がいいです。
ですから、ここで一気に揃えることを強くおすすめします。
まとめ
ロード・エルメロイ2世の事件簿の2期についてでした。
とにかく冠位決議のストーリーをやらないと、事件簿とは言えないので2期はかなり濃厚だと思います。
人気的にも、2期ができないってことはないでしょうし。
時計塔内での駆け引き、ハートレスの正体、目的、そしてイスカンダルとの再会……。
もうあらゆる要素が最終巻で爆発します。マジで面白いし、最高なのでぜひ原作で読んで欲しいです!
原作を揃えるならこちら。
→ロード・エルメロイ2世の事件簿を今すぐ揃える
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