【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太の正体はタイムリープの能力者で黒幕！？目的や死亡・最後を解説！（ネタバレ注意）

time 2021/07/02

1 【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太とは何者？黒幕なのか、正体やプロフィールを解説
2 【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太の黒幕としての行動を解説！殺した人間や悪行まとめ（ネタバレ注意）
3 【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太の目的・ヒナを殺す理由とは？（21巻のネタバレ注意）
4 【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太は死亡する？無残な最後を解説！（ネタバレ注意）
5 東京リベンジャーズの原作で、稀咲を打ち倒すところを見るなら
6 まとめ

今回は東京リベンジャーズの稀咲鉄太についてまとめていきます。

未来で、巨悪化した東京卍會のNo.2（総長代理）となっている人間で、マイキーを悪の道へと誘い込んだとみられる黒幕候補です。

東卍にふりかかる抗争や、未来でのヒナやアッくんたちへの惨劇はすべて、稀咲の行動によって引き起こされていると考えられ……徐々に明らかになっていく彼の行いは、卑劣そのもの。

というわけで、稀咲鉄太は黒幕なのか？　彼は一体どれだけの悪事を働いてきたのか？ということを、わかりやすく解説していきます。

そして、稀咲の目的は何なのか？　最後、彼はきちんと裁かれるのか？ということも語っていきます。

一部、ネタバレを含んでしまうので、苦手な方はご注意ください。

【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太とは何者？黒幕なのか、正体やプロフィールを解説

まずは、稀咲鉄太について簡単にご紹介していきます。

原作1巻より
（C）和久井健

名前：稀咲鉄太（きさき　てった）
身長：164cm（過去）
体重：58kg
年齢：13歳（中2・過去）/25歳（現代）
誕生日：1992年1月20日
星座：みずがめ座
血液型：A型
イメージカラー：黒

CV（声優）：森久保祥太郎
実写キャスト：間宮祥太朗

詳細プロフィール（タップで開く）

好きなもの：なし
嫌いなもの：バカ
特技：勉強、特に数学
尊敬する人、憧れの先輩：なし
夢：日本最大の犯罪組織の形成
武勇伝（または失敗談）：語るようなことはない
お気に入りの場所：夜の歩道橋の上

稀咲鉄太について：巨悪化した東卍のNo.2

原作1巻より
（C）和久井健

稀咲鉄太は、2017年（現代）の東京卍會のNo.2。

過去では東卍のNo.2といえば、マイキーの相棒であるドラケンでしたが……彼を押しのけて、総長代理として君臨しています。

彼がNo.2になった現代では、かつてマイキーとドラケンが率いていたときからは考えられないくらい、最悪の組織に。

喧嘩賭博でもマイキーは許さなかったのに、今や殺人でさえ当たり前のように行われる犯罪組織です。

――東京卍會巨悪化のの直接の原因となったのが、この稀咲鉄太という男。

2巻でアッくんが語ったように、現代の東卍を牛耳っているのは稀咲。

原作2巻より
（C）和久井健

稀咲は東卍の部下を利用して、汚い金を稼ぎ……都合の悪い人間を殺していく。

それも、アッくんに親友だったタケミチを殺させるなど、人の心がない。

原作2巻より
（C）和久井健

東卍の部下を利用し、人を人とも思わず、簡単に命を弄ぶ。

……そして。タケミチがタイムリープした12年前の時点から、稀咲はこのポジションにつくことを狙っていたのです。

稀咲鉄太について：12年前から、東卍を牛耳るために暗躍する黒幕

原作2巻より
（C）和久井健

稀咲鉄太は、12年前から東京卍會のトップを取るために緻密な計画を進めていました。

作中で描かれる、東卍にとって大きな事件はほぼ全て、彼が裏で糸を引いています。

……稀咲自身は一切表に立っていなかった、8・3抗争でさえ彼が引き起こしたものといえば、その周到さ、計算高さが伺えるかと思います。

そして、タケミチが過去を改変し、ミッションを完了しても……未来で結局悲劇が起こってしまうのも、稀咲がその度に動くから。

つまり、タケミチやヒナ、そして東卍のみんなを苦しめる諸悪の根源で、本当に「こいつさえいなければ……」と何度でも言いたくなるレベルの最悪な野郎です……。

というわけで、ここからは稀咲が黒幕として行ってきた卑劣な行いと、その狙いを詳しくまとめていきます。

ストーリー順に紹介していきますが、ネタバレにご注意ください。

【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太の黒幕としての行動を解説！殺した人間や悪行まとめ（ネタバレ注意）

それではここからは、稀咲鉄太の最低さが分かる黒幕としての行動をまとめていきます。

東卍の関わってきた抗争や事件の裏で、稀咲はいかにして関わってきたのか？　何を目的にその事件を引き起こしたのか？ということを、詳細に解説していきますね。

稀咲鉄太の黒幕としての行動：アッくんにタケミチを殺させた

原作1巻より
（C）和久井健

まず、タケミチが線路に落とされた事件。

これは稀咲によって指示されたアッくんの犯行でした。

原作2巻より
（C）和久井健

彼は稀咲のことを恐れ、逆らうことも、東卍を辞めることさえできないほどに苦しんでいた。

恐怖で東卍のことを支配し、自分の都合のいいように操っていた。それだけでも胸糞が悪いんですが……。

原作2巻より
（C）和久井健

耐えきれず、アッくんが自殺してしまった時も、顔色一つ変えずにタケミチのことを観察するのみ。

自分のせいで人が死のうが、後悔する様子すらない最低ぶりを見せます。

稀咲鉄太の黒幕としての行動：改変後も、アッくんを利用しヒナとタケミチを殺させる。更にドラケンも……（4巻以降のネタバレ注意）

そして、4巻にて、タケミチが8・3抗争でドラケンを助け出したときのこと。

ドラケンが生きていれば、東卍は悪の道には進まない。ミッションコンプリートだとタケミチが未来へ戻ります。

――しかし、結局何も変わらなかった。

生きていたヒナも、タケミチとのデート中に……車に激突され、死亡。

原作4巻より
（C）和久井健

しかも、その車を運転していたのは。この未来ではきちんと東卍を辞めて、夢を叶えていたアッくん。

原作4巻より
（C）和久井健

結婚していたアッくんの家族を人質にとり、親友とその恋人を殺させる。

そんな非道な行いをいとも簡単に行うのです。

……しかも、彼が手を下したのはこの二人だけじゃなくて。

タケミチが必死に頑張って助け出したドラケンも、稀咲はハメていた。

5巻より
（C）和久井健

No.2の座のために邪魔だったからか……稀咲はドラケンに人を殺させることで、死刑囚に仕立て上げていたのです。

つまり。タケミチが取り戻した全てを、稀咲は再びぶち壊した黒幕です。

稀咲鉄太の黒幕としての行動：長内を操り、8・3抗争を引き起こしていた

原作6巻より
（C）和久井健

――そして、その後。タケミチはタイムリープして稀咲のことを探ります。

そこで、8・3抗争を引き起こした真犯人が稀咲であることを愛美愛主の長内から聞き出します。

稀咲は長内を都合よく動かし……パーちんの親友を痛めつけて、恨みを買わせる。

原作6巻より
（C）和久井健

そうすることで、パーちんを逮捕させて東卍の隊長に空きを作り……

原作6巻より
（C）和久井健

「パーちんを助ける」という名目で、マイキーに取り入るのです。

そして、さらに。キヨマサをそそのかして、ドラケンを殺し――

原作6巻より
（C）和久井健

東卍のNo.2として君臨する。自らの手を汚すことなく、稀咲は未来のポジションを取るために他人を痛めつけていた。

そう、こんなふうに全ての事件や抗争は、稀咲が東卍を手にするために行っていた――。

そして、実際に8・3抗争後。稀咲が東卍の重要ポジションについてしまうのです……！

稀咲鉄太の黒幕としての行動：血のハロウィンを引き起こす

原作5巻より
（C）和久井健

8・3抗争後、稀咲はパーちんのいなくなった参番隊の隊長に就任。

パーちんの無罪をちらつかせ、マイキーに取り入ることでそのポジションを手に入れます。

――そして、彼は東卍に入り込むだけでは飽き足らず、自分の息がかかった組織、芭流覇羅を東卍と戦わせ、「血のハロウィン」を引き起こす。

芭流覇羅が勝てば、東卍を傘下に降らせて半間を通じて操る。

東卍が勝ちそうなら、稀咲自身が活躍して、東卍の重要ポジションにつく。

原作7巻より
（C）和久井健

血のハロウィンは、そうやって稀咲が東卍を乗っ取るための抗争だったのです。

……しかも。稀咲の悪巧みに気付いた場地を、一虎を利用して殺す。

自分は東卍の味方という面をしながら、マイキーの大切な存在である場地の命を奪い――

原作8巻より
（C）和久井健

果ては、東卍と芭流覇羅を合併させて、乗っ取ろうとする。

卑怯な手段で、タケミチにとって最悪の結果をもたらすという悪辣ぶりを見せつけるのでした。

稀咲鉄太の黒幕としての行動：未来で千冬を殺し――タケミチにヒナとアッくんを殺させる

原作9巻より
（C）和久井健

血のハロウィンを終えた後の未来では――更にひどい仕打ちをタケミチたちに与える。

この未来でも、東卍を乗っ取っていた稀咲は……幹部になったタケミチたちを処分する。

場地のことを反省し、タケミチと千冬に謝るフリをして――

原作9巻より
（C）和久井健

未だ従順に従わない千冬を、撃ち殺す。更には――タケミチに命令し、アッくんとヒナを殺させていた。

原作9巻より
（C）和久井健

みんなを助けようと頑張ってきたタケミチに……親友のアッくんと、ヒナを殺させるような命令をするという、サイコパスぶり。

完全にタケミチの心を折るような真実。……しかしここで、稀咲がヒナに執着していることが明らかに。

原作9巻より
（C）和久井健

このあたりから少しずつ、稀咲が東卍を牛耳って何をしようとしているのか。その片鱗が明らかになっていく――。

稀咲鉄太の黒幕としての行動：聖夜決戦を引き起こす

原作10巻より
（C）和久井健

……そして。再び過去に戻ったタケミチ。

未来で東卍が巨悪化する原因の一つを解決しようとする彼に……稀咲は「協力しねぇか？」と持ちかける。

表向き、タケミチにとってメリットしかない共闘を持ちかけ、彼が黒幕なのかわからなくなるタケミチ。しかし……。

原作11巻より
（C）和久井健

――当然のように裏切った。敵をひきつけておくという稀咲の言動は嘘で……タケミチは敵の大将と真正面から戦うことになってしまう……。

わざわざ協力するフリをしてから、盛大に裏切った理由を……稀咲はめったに見せない笑顔で言う。

原作11巻より
（C）和久井健

「面白ぇじゃん。だってなんにもできねぇんだぜ？　あいつら」と。

これから起きる抗争を止められない無力感を味わわせるために、タケミチたちをハメた。本当に最低のクズ野郎なんですよ……！！

稀咲鉄太の黒幕としての行動：追放されてもなお、マイキーを操るため……大事な人間を殺す（13巻以降のネタバレ注意）

……しかし。上で紹介した「聖夜決戦」はタケミチの努力で勝利に終わります。

失敗し、裏切りがバレた稀咲は――マイキーから除名（クビ）を宣告される。

原作13巻より
（C）和久井健

情けなくマイキーにすがって残留しようとするものの、聞く耳を持たれず東卍を追放。

これによって稀咲の企みは潰えたかに思えましたが……彼はそれでも終わらなかった。

マイキーを手にするために、他のチーム「天竺」に所属。

原作14巻より
（C）和久井健

「関東事変」という抗争を始め、マイキーを従えるために彼の大切なものを奪っていくのです。

――マイキーの戦意を奪い、倒して従えるために、彼は。

原作17巻より
（C）和久井健

マイキーの大事な存在である、妹のエマを殴り殺すのです。

マイキーやドラケンの戦意を奪って勝利を確実なものにしようとし……それでもタケミチに食らいつかれて、負けそうになると。

原作19巻より
（C）和久井健

銃を持ち出して、彼を殺そうとするなど、目的のためなら手段を選ばずに実現しようとするクズっぷりを見せます。

……しかし。稀咲の悪意を乗り越えたマイキーたちの救援で、いよいよ稀咲は敗北。

往生際悪く逃げ出すものの……

原作20巻より
（C）和久井健

ついに、タケミチによって追い詰められる！！

この後のタケミチとの会話で、稀咲の目的がついに明らかに――！！

【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太の目的・ヒナを殺す理由とは？（21巻のネタバレ注意）

原作21巻より
（C）和久井健

関東事変のあと、敗走する稀咲をタケミチは追い詰めて。彼に目的を問う。

そこで彼は、東卍のトップを狙い、全ての世界線で、たくさんの人間を殺してきた理由を話すのです。

原作21巻より
（C）和久井健

――稀咲鉄太の目的は、ヒナを自分のものにすること。

幼い頃から好きだった彼女が、タケミチに奪われて。そのタケミチが不良に憧れた。

――だからタケミチを上回る、日本一の不良に君臨することさえできれば、橘日向を自分のものにできるはずだ、と。

原作21巻より
（C）和久井健

頭が良いクセに、盛大に道を踏み外して――そのために、マイキーやドラケン、タケミチたちをひどい目にあわせ続けたのです。

……では、なぜ好きなはずのヒナを殺すのか？それは――

原作21巻より
（C）和久井健

タケミチの優しさ、他人を思いやる心に恋をしたヒナは、稀咲には振り向かなかった。何度東卍のトップになろうと、決して。

そうなったとき、稀咲は例外なく――「渡すぐらいなら殺す」と逆上。

好きになった人でさえ、思い通りにならないなら殺すというゲスっぷりを見せるのです。

そして。タケミチにおいつめられても、「何度だってやり直す。橘はいつかオレのモノになる」と逃げる。そんな情けない彼の末路は――……。

【東京リベンジャーズ】稀咲鉄太は死亡する？無残な最後を解説！（ネタバレ注意）

タケミチに追われ、走って逃げる稀咲。

稀咲もタイムリープでやり直してると考えるタケミチに、「オマエ、まだオレがタイムリーパーだと思ってんのか？」と返事して、立ち止まる。……そこに。

原作21巻より
（C）和久井健

走ってきたトラックに轢かれ……無惨に、全身を砕かれて……死亡した。

「死にたくねぇ……」とこぼして、一瞬で、救いもなく死んでいった。クズにふさわしい最期を、稀咲鉄太は迎えるのでした。

……そして。こうして稀咲がいなくなった後の未来で、ついに東京卍會のみんなは――

原作22巻より
（C）和久井健

みんなで笑い合える、幸せな生活を手に入れる！

稀咲の歪んだ想いのせいで、狂わされていたみんなの人生が――ついに、報われる。

タケミチやみんなが頑張って、稀咲の作り出した抗争・絶望を乗り切った後のこの景色は本当に感動するので……ぜひ原作を読んでお楽しみください！

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まとめ

東京リベンジャーズの稀咲鉄太についてでした。

8・3抗争からずーっと裏で糸を引く黒幕で、東卍のトップになってヒナの気を引こうとした、人の心が一切わかってないクズ。

ヒナが振り向かなければ殺すという、意味不明なサイコパスぶりを発揮しています。

やり口は周到で悪辣。しかし――絶望を乗り越えたタケミチたちによって追い詰められ、最後は交通事故という救いようのない死に方で終わりました。

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