今回は、絶対可憐チルドレンの最終巻・63巻が発売されたので、そのあらすじと感想を語っていきます。
特に最終回の結末は、単行本で描き下ろしのシーンも追加されているので、そこについても感想を語っていきます。
絶チル最終巻の描き下ろしは、番外編ではなく本編の加筆・修正となります。「雑誌掲載版とは違う新たなエンディング!」というやつです。いやそこまで違う話にはなってませんが、あえて煽るのが宣伝なので(←正直)
— 椎名高志@絶対可憐チルドレン最終巻(63巻)9/17解禁 (@Takashi_Shiina) September 9, 2021
一部、ネタバレを含んでしまうのでご注意ください。
目次
絶対可憐チルドレン(絶チル)の最終巻・63巻のストーリーと感想!最終回の結末・加筆や描き下ろしは?(ネタバレ注意)
というわけで早速、絶対可憐チルドレンの最終巻・63巻のストーリーと感想をまとめていきます。
簡単にあらすじや見どころをご紹介してから、詳しく感想を語っていきますね。
絶対可憐チルドレンの最終巻・63巻のあらすじ(ネタバレ注意)――ついに最終決戦!皆本が薫に告白!!
黒い幽霊の本拠地での決戦にて――精神汚染を広げる怪物・ビーモスが覚醒めた。
薫もみんなを助けるために現場へ向かおうとするが――……自殺までする覚悟の彼女を、皆元は止めて、一緒に行こうとする。
暴走したら、皆元まで巻き込んじゃう。そのことを恐れる薫に、皆元は――自らの気持ちを伝える。
63巻より
(C)椎名高志
気持ちを通わせたことで、力の制御を取り戻した薫。
新装備に身を包み、ビーモスのもとへと向かっていく――。
感想
ということで、ついに皆本が薫に告白しました!!
長かった……連載開始が2005年、読み切りは2004年ですから、16~17年かかってます。
こんだけ長くこの作品を見てきたのか……と思うと、読者の僕としても、感無量です。
面白かったところとしては、まず、皆本が薫に告白したと知ったときの、周りの反応ですね。
葵や紫穂は割と歓迎と言うか、「やった!」って顔なんですが、悠理ちゃんや兵部の反応が面白いwww
63巻より
(C)椎名高志
特に兵部は、どっかのヤンデレ妹みたいな感じになってるからね!!
……こういう、『オタクに優しいパロネタ』も絶チルの魅力の一つだったんですけど、これが見れなくなるとかマジ寂しいなぁ。
あとはやっぱり、最終決戦らしく、今までのメンバー勢揃い感がアツい!!
63巻より
(C)椎名高志
バベル、パンドラ関係ないのは勿論のこと、THE UNLIMITED 兵部京介のオリキャラであるヒノミヤとユウギリなんかもやってきて、まさに最終決戦って感じが良かったです。
同時に、ここまでやってもまだ倒せないビーモスも良い。
流石はラスボス、ギリアムの憎悪の化身。一筋縄ではいきません。
今いるエスパーの力を全て集結しても、まだ倒せない、ビーモス。
一体、どうするんだ……と読みながら凄く興奮しました。
絶対可憐チルドレンの最終巻・63巻のあらすじ(ネタバレ注意)――ついに決着!そして兵部に救いが……
現存するエスパーの力を全て薫に集結したブーストをもってしても、ビーモスを倒せるかは未知数。
むしろ先に、蕾見不二子と兵部の体に限界が来てしまう。
このままでは、ビーモスを倒す前に、二人が死んでしまう……。
そう感じた薫は、超能力で最大の奇跡を起こす。
時間も、空間も、全てを無視し、この場に存在する『全ての想い』を顕在化させる薫。
その『想い』は不二子と兵部に寄り添い――
63巻より
(C)椎名高志
ついに薫達は、ビーモスを打ち倒すのだった……。
感想
もうアツい!アツすぎる!!
まさか最後の最後に、こんなサプライズが用意されているとは思ってませんでした!!
僕はこの作品を通して、椎名先生は『兵部にどんな決着をもたせる気だろう?』というのが、ずっと疑問でした。
兵部はたしかに救われるべきだとは思うけど、その『救い』をいったい誰が、彼にもたらすことができるのだろう?と思っていました。
不二子さんではダメです。
今までずっと兵部を敵対視していた彼女が、今更兵部を許すというのは、薄っぺらくて仕方ありません。
薫も力不足です。
彼女は確かにエスパーの女王(クイーン)ではありますが、あくまで薫は兵部から見れば娘のようなもの。
彼女に何を言われても、兵部は自分の考えを変えないでしょう。
皆本とか論外です。
あんなメガネに根本から思考を変えられる(パラダイムシフト)ぐらいなら、兵部は自殺するでしょう。
……ってことで、もはや兵部がこれ以上前に進むのは無理だと思ってました。
でも、いたんですよね。
彼を『赦し』、『前を向かせられる』人が、唯一。
63巻より
(C)椎名高志
ここで兵部の昔の仲間を復活させてくれた、椎名先生に感謝です……!
この後、ついに50年の鎖から解き放たれた兵部の泣き顔が本当にグッと来ますので、ぜひコミックスでご覧ください……!
絶対可憐チルドレンの最終巻・63巻の最終回・結末(ネタバレ注意)――薫の父親がついに登場!お父さんVS皆本!?そして、皆本と薫のキスシーン!!
ビーモス事件が解決したあと――皆元のもとに、一人の男が現れる。
彼の名は、総角結介。――薫の父である彼に、兵部が人格介入して皆元を問い詰める。
「お父上の前できちんと話してもらおう。君ごときが女王にふさわしいのかどうか!」
兵部のその言葉に、皆元は薫への信頼と愛を語る――。
感想
めちゃくちゃ笑いましたwww
皆本、焦りすぎでしょww
ある意味、ビーモスの時よりビビってるよ!
63巻より
(C)椎名高志
いやでもなぁ、お父さんの言うこと正論だよな……。
10歳の頃から一緒にいる女の子に告白する男とか、世間から見たらキモくて仕方ないよな……。
ただ、それに対する、皆本の返答がすごく立派で、皆本らしいな、と感じました。
皆本は、自分でも自覚するほど、バカ真面目で、頭が固くて、その結果、薫を撃ち殺す未来を招いてしまった、ある意味誰よりも愚かな男ですが、
『そんな僕を選んだ薫を信じて、その薫を僕は一生支え続ける』というのは、凄く説得力があって良かったです。
63巻より
(C)椎名高志
「薫を信じろ!」って言われちゃあねぇ……。
この世界で、それを否定できる奴ぁ、一人もいませんぜ。
それ以外にも、葵や紫穂の進路の話だったり、紫穂×賢木のフラグがほんの少しだけ立ったりして、凄く面白かったです。
コミックス版での、雑誌からの追記も、素晴らしいものがありました。
基本的なあらすじは雑誌版から変わりませんが、兵部の内心がより深堀りされていたり、最終回っぽい演出が加えられていました。
63巻より
(C)椎名高志
いやもう、本当に面白かった!
17年間、この作品を追い続けていてよかった!!
『絶対可憐チルドレン』は、椎名高志先生の過去作『GS美神』に比べると、もしかしたらエンタメ要素は薄くて、若い人には刺激が足りない作品かもしれませんが、これでもかというぐらい倫理的で、子供への愛情に溢れた、素晴らしすぎる作品でした!!
椎名高志先生、こんな素晴らしい物語を、ありがとうございました!!
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63巻の電子書籍にはもれなく、椎名高志先生のミニ複製原画もついてくるので、気になる方はぜひどうぞ。
(C)椎名高志
まとめ
絶対可憐チルドレンの最終巻・63巻の感想を語ってきました。
最後まですごく熱くて、17年間読み続けた甲斐があったなって思える、最高の漫画でした!
単行本版だと、より最終回らしい演出が加わっててグッと来るので、サンデーで読んだ方も63巻で読んでみてください……!
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また絶チルを読み返したい方は、落としてみてください。
素晴らしい記事でした
絶チルの最後がよくわかりました