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尾田栄一郎先生絶賛!!「響~小説家になる方法~」から学ぶ天才の条件

time 2017/07/11

尾田栄一郎先生絶賛!!「響~小説家になる方法~」から学ぶ天才の条件

今回ご紹介する漫画は、「響 ~小説家になる方法~」です。

マンガ大賞2017受賞ということで、いま、ちょっと話題のマンガですね。



まぁ、「マンガ大賞」とか「このマンガがすごい」って、ぶっちゃけ、ビミョーな作品も多いですよね。
でも、この「響 ~小説家になる方法~」はマジで面白いです。


――3ヶ月くらい前でしょうか。
コンビニで何気なく一巻を立ち読みしたんですけど、そのまますぐ、全巻買ってしまいました。
こんなに衝動的に漫画を買ったのは久しぶりです(笑)


私がここ1年で読んだ中では、ぶっちぎりでNO.1の作品ですね。


NO.1たる所以は、『響』という主人公のぶっ飛び具合、天才っぷり。
そして、全ての創作に悩む人々に対し、たくさんのヒントを与えてくれる所です。


今回は、そのあたりを中心に、語っていきます。


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1,漫画編集者の間でも話題の「響 ~小説家になる方法~」



1-1,「響 ~小説家になる方法~」とは?



まずは簡単に、響のあらすじを紹介します。



主人公の『響』は高校一年生。
ちょっと暗そうで、大きな眼鏡をかけていて、本を読むのが大好きな少女です。





彼女は中学三年生から高校に上がる期間を利用して、
生まれて初めて、一本の小説を書き上げ、出版社に投稿します。


それが、とある女編集者の目に止まり、大絶賛。
「世の中を変えるほどの名作」という評価を下されます。

響本人にはその自覚がありませんが、
響は間違いなく天才で、周りが彼女の才能に気づいたのです。





響は、自らの才能をきっかけに、多くの人間に関わっていくのでした……。




――と、まぁ、あらすじだけ書いちゃうと、いかにもよくあるサクセスストーリーで、
大したことはありません。


しかし、この作品はとにかく、「響」という少女がすごい。
「響」という天才の、挙動がすごいんです。


次は、そのあたりについて語っていきます。




1-2,とにかく頭がおかしい


響を一言で顕すなら、「クレイジー」という言葉がぴったりでしょう。

例えば、こんなエピソードが有ります。


高校生活初日。
響は、幼馴染の男の子といっしょに、文芸部にやってきました。
しかし、そこにいたのは、ガラの悪い先輩たち。
どうやら、部活動が強制の学校のため、不真面目な人間の溜まり場になっているようです。

不良に本を投げつけられ、威嚇される響。





しかし、響は全く動じず、不良に言い返します。





威嚇に全く動じない響。
不良は激高して響の胸ぐらを掴み、「殺すぞ」と脅しつけます。
――すると、響は、にんまりと笑って、不良の小指を折ってしまうのです。





怯む不良。
響はそのまま、机にあったボールペンを手に取り、不良に向けます。
不良はいよいよ頭にきて、響に襲いかかろうとします。
襲いかかろうとするのですが――そこで、気づきます。

響は、牽制にボールペンを握ってるわけではない。
目を狙っているのだと。





不良はビビり、幼馴染の男の子が謝ったこともあって、
矛を収めることにします。
まずは病院に行こうと、踵を返した不良に対し、響の言葉は――





……冷静に頭がおかしいと思います。
私だったら、不良が文芸部にいた時点で
「あ、間違えましたー」とか言って帰っちゃいますよ。


このあとも響の奇行は続きます。

・ムカつく先輩の小説家を蹴り飛ばす

・新人賞をとった同期の小説家を、授賞式のスピーチの最中で衆目の中、イスで殴打する。

・自分のことを調べようとするマスコミに対し、家を突き止め、これ以上やるなら「子供がどうなってもいいのか」と暗に脅しつける


16歳とは思えない行動力です。





見ていて痛快で、ハラハラする、キャラクター。
これが、この漫画の面白いところです。




では、響から学べる、天才の条件とは何か?


次の章では、そのあたりについて語ります。


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2,「響 ~小説家になる方法~」から学ぶ、天才の条件



 2-1,自分の信念を貫き通す



さきほども見ていただいた通り、響は自分のやりたい事を決して曲げません。
「文芸部に入りたい」と思ったら、不良が相手だろうがなんだろうが、ズンズン進んでいきます。

私達はともすれば、やりたい事があっても、何か障害があれば、すぐに諦めてしまいますが、
響には、そういった話は無縁です。


 2-2,筋が通っている



響は作中でも、事ある毎に、
「頭おかしいんじゃないの?あの娘」
という評価を受けますが、実は、そんなに間違ったことはしていません。

彼女は彼女なりに、筋の通ったことをしているだけなんです。


例えば、先程の文芸部に入部の例では、
響は相手の指をへし折り、目潰しを狙っていきます。
どう見ても『やりすぎ』ですが、響の見解は違います。

『殺すと言われた。だから、殺そうとしただけ』





こんなエピソードも有ります。

響の友達の女の子が、知り合いの男性にバカにされていました。
しかし、その女の子は世間体もあるので、男性の嫌味を聞き流すことしかできません。

そこで響は、躊躇いなく、その男性を蹴り飛ばしました。


友達がいじめられてるのに、助けない理由はありません。

たとえその男性が、TVに出るくらい有名な小説家で、
自分が小説を出した賞の審査員の一人だと、知っていたとしてもです。



響は、やり方こそ問題があるかもしれませんが、
常に筋の通った、正しい場所を目指して行動します。


感情にただ振り回されるわけでも、世間体に流されるわけでもありません。
自分の頭で考えた、自分なりに正しいことを軸に、動いていくのです。



2-3,才能じゃない



最後に、ここが一番言いたかったことなんですが、
響は別に、天から授かった能力で小説を書いてるわけではありません。

彼女はただ、小説が好きなだけなんです。(月に読む小説は2~30冊!)








有名な話かもしれませんが、
「1万時間かければ、誰でもプロになれる!」っていう話がありますよね?

あれって、「一万時間もかけないとダメなのか……」みたいな悲しい話じゃなくて
「好きなことなら何時間でもできるでしょ?
好きなことを続ければ、結果的にプロとしての実力がつくんだよ」
っていう話なんですよ。

(詳しくは、心理学者兼漫画家の、ゆうきゆう先生の漫画を御覧ください。
ゆうきゆう先生の漫画も、かなり面白いので、おすすめですよ

【外部サイト】「1万時間やれば誰でもプロ!~ピグマリオン効果」マンガで分かる心療内科


響は、そりゃーもちろん、16歳とは思えないだけの文章の才能がありますけど、
本質はそこじゃありません。

自分の好きなことを理解して、
ただ、自分の好きなことを、やり続けてるだけなんです。


私たちは天才になることは出来ないかもしれませんが、
好きなことをやり続けることは出来ます。

そして、好きなことをやり続ければ、結果それが、天才と呼ばれるだけの何かになれるんです。


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3,「響 ~小説家になる方法~」から学ぶ、創作物のヒント


ここまでは、「響」というキャラクターの焦点を絞り、
響の面白さを伝えてきました。

ですが、この漫画の魅力はこれだけではありません。
タイトルが「響 ~小説家になる方法~」なだけあって、『小説家になるためのヒント』が、そこらかしこに散らばっています。
これらのヒントは、小説家を目指す人は勿論、
漫画や音楽といったクリエイティブな人々、
もっと言えば、セミナーで演説する人やビジネスマンなど、
「何かを表現したい、形にしたい」という人達全員への、ヒントになるでしょう。

いくつか紹介していきます。



3-1,「自己表現のレベルじゃない」


文芸部に入った響は、友達と一緒に小説を書いていきます。

そこで、ラノベ好きな友達が、
「私の大好きなバンパイアのお話を書いてきました!
批評お願いします!」

と、皆に見せます。

他の人が
「良く書けてる」
「完成させるだけ立派」
とコメントする中、響だけが辛辣にコメントします。

「あなたはバンパイアが好きなの?
私は、バンパイアにロマンを感じないの」





その後、響は自分の考えるバンパイア像を、見事、小説という形で表現するのでした。


この「自己表現のレベルじゃない」という台詞が、
私がこの漫画で最も感銘を受けた台詞です。


自分の好きなこと、思ってることを、ただ集めるだけでは、創作物として不十分なんです。
好きなものに、好きだからこそ向き合って、
自分なりに、その好きなことに対して考え抜く。
そうやって出来上がった、自分の中の考え、結論こそが、自己表現になりえるのです。


要は、表面だけ真似したり、自分の浅いイメージをそのまま表すのではなく、
自分なりに考えたことを形にするのが大切、ということですね。


3-2,「私の言葉じゃなくなってる」



響が原稿用紙に小説を書いています。
すると、ふと、手を休めて呟きました。

「…………説明しすぎた。私の言葉じゃなくなってる」



創作物である以上、他者に何かを伝えるということです。
他人の存在を意識し、他人に分かりやすいよう努めるのは当然のことです。

しかし、それを意識しすぎると、自分の表現はどんどん、他者ありきの言葉になってしまいます。
他人のために説明するにしても、自分らしさを失っては駄目。
あくまで、自分という立ち位置を明確にした上で、、相手に表現する必要があるということです。


3-3,「人のせいにしちゃ、いけないわ」



響には、友人のプロ小説家がいます。

その友人が書いた作品は、そこそこのヒットはしたものの、
賞を取るには至りませんでした。

響も、
「つまらなかった。
ストーリーと構成が綺麗にまとまってるだけの、ただの文章。
あなたが表現したいことはあったと思うけど、何が何やら」
と、コメントを寄せます。

友人が言うには、編集者と相談しているうちに、訳がわからなくなっていったようです。
自分の書いてみたいものはあったけれど、
編集者として、もっとドラマチックにと、刺激的な要素を入れた結果、
要素が多くなりすぎて、自分の書きたい話ではなくなっていきました。

ぽつり、ぽつりと話す友人に、響は言い放ちます。






創作者たるもの、外界から、あらゆる刺激を受けます。
自分一人で作品を作っているわけではなく、
様々なきっかけやアドバイスを吸収して行くでしょう。

しかし、最終的に何かを表現するのは自分なのです。
どんなヒントを採用し、どんなアドバイスを実行するかは、自分次第なのです。

それが創作物の面白さであり、厳しいところでもあります。



4,まとめ


ということで、
「響 ~小説家になる方法~」についてでした。

「マンガ大賞2017」を受賞した作品ですが、そんなことはどうでもいいです。
(きっと、響本人も、受賞したことなんて気にしてないでしょう(笑))


ただ、この漫画は響という少女が、ひたすらに面白いんです。
そして、全ての創作に悩む人に対して、読んてみて欲しい作品です。

少しでも面白そう、気になる、と感じましたら、
是非1巻を読んでみてください。





紙のコミックス版
響〜小説家になる方法〜(1) (ビッグコミックスペリオール) [ 柳本光晴 ]


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