約束のネバーランドのアニメ・2期の6話と原作との違い・改変・アニオリをネタバレ解説！

約束のネバーランドのアニメ・2期の6話と原作との違い・改変・アニオリを解説！（ネタバレ注意）

今回は、約束のネバーランドのアニメ2期の6話について、原作との違いやアニオリの解説をしていきます。

前回の5話では、早くもノーマンと再会。

6話も相変わらず原作よりも圧倒的に駆け足で進んでいきましたが、一見大きな改変はありません。

ですが、実はノーマンの体や計画のこと、そしてエマたちの今後に関わる違いがいくつかあるので、

約束のネバーランドの2期・6話の原作の違いや改変、アニオリ部分について解説していきます。

アニメ、原作両方のネタバレを含むので、原作を読んだり、アマプラで2期を見た上でご覧ください。

動画版はこちら。

次回→約束のネバーランドのアニメ・2期の7話と原作との違い・改変・アニオリをネタバレ解説！

1 約束のネバーランドの2期のこれまでの原作との違い・改変・アニオリをおさらい
2 約束のネバーランドの2期・6話の原作との違い・改変・アニオリをネタバレ解説！
3 約束のネバーランドの2期を見て、原作と違う展開を楽しみたければ
4 約束のネバーランドの原作の展開を見たければ
5 まとめ

約束のネバーランドの2期のこれまでの原作との違い・改変・アニオリをおさらい

それでは簡単に、約束のネバーランド2期の5話までの展開や違いについて、おさらいしてきます。

改変点を大きくまとめると、以下の5つ。

1.オジサンが不在
2.GP編（8巻～11巻）スキップ、即座に襲撃（13巻）
3.七つの壁なし
4.ノーマンあらわる
~~5.ヌルリン~~

簡単に言えば、原作7巻～11巻で描かれるはずのゴールディポンド編が、アニメ2期ではほぼ全部カット。

それに伴ってか、GP編で大活躍するキャラクター、オジサンも登場せず（代わりにシェルター編ではヌルリンが大活躍）。

更に、原作より、かなり早い段階でシェルターが襲撃を受けて、エマたちは拠点を失ってしまいます。

また、原作では人間の世界へ行くためのヒントとなる重大な謎、「七つの壁」をムジカやミネルヴァから教えてもらうんですが……。

「七つの壁」という単語すらでてこないため、エマたちは完全に行き場を失い、鬼の世界で隠れながら生活。一瞬で一年のときが経ちました。

そんなときに、鬼の街でノーマンと再会。

原作だと14巻。連載にして1年以上焦らされてからの再会だったわけですが、アニメだとあっという間。

原作だとミネルヴァを名乗り、食用児の救済を謳っていたノーマンですが、アニメでは果たして……？

というわけで、ここからは約束のネバーランドの2期・6話の原作との違いやアニオリ要素を解説していきます。

約束のネバーランドの2期・6話の原作との違い・改変・アニオリをネタバレ解説！

それでは、約束のネバーランドのアニメ・2期の6話と原作の違い、改変やアニオリ要素を解説していきます。

6話では展開自体はコミックス14巻とほぼ同様の内容で、その内容をめちゃくちゃ圧縮したような感じ。

なので、「説明が省かれている」のか、「原作と違う」のか、判断しかねるところが多数ありますが、そういった「原作と違うかもしれない箇所」についても補足の上、ご紹介していきます。

約束のネバーランドのアニメの2期・6話の解説：ノーマンの現状は一見そこまで変わらず。

再会したノーマンの状況。

食用児を使って実験しているΛ7214農園にいたこと、Λの食用児は異常な発達をする子供がいること、

スミーというミネルヴァの協力者が手引したことなどは原作と変わっていません。すごくアッサリ説明されただけ。

とはいえ、実は2期6話と原作とでいろいろ違うのでご紹介します。

約束のネバーランドのアニメの2期・6話と原作の違い：ノーマンが脱獄した時期

まず、前回説明したとおり、ノーマンの脱獄がかなり早い段階で行われています。

アニメだと現在は、2047年1月24日。

ですが、原作だとノーマンは、2047年2月にようやく脱獄を決行。

つまり、原作だったらまだ脱獄すらできていない時間に、エマたちと再会しています。

約束のネバーランドのアニメの2期・6話と原作の違い：脱獄後の活動と鬼を滅ぼす計画

また、脱獄後の活動や、今後の計画についてもいろいろと差が見られます。

まず、原作では脱獄した後はスミーの用意したアジトで食用児たちを保護。ウィリアム・ミネルヴァを名乗り、食用児を救うことに尽力していました。

具体的には、農園を破壊して食用児を救出する……ということをしていました。

「農園がなければ鬼は退化する」のだから、農園を全部壊せばいいじゃない、というのが原作で再会した直後にエマたちに言っていた計画。

その一環として数々の農園を破壊していました。アニメでも同様のことはしている模様ですが、メインの計画はそっちじゃない模様。

それに対して、アニメでは「鬼を退化させる薬」で全滅させよう！という計画を立てています。

「鬼を退化させる薬」も原作に存在はしますが完成するのは2047年11月でようやっと。

それに対してアニメでは「やろうと思えば明日にでも薬を使った計画が実行できる」とのこと。

原作より早く脱獄して、原作よりも早く鬼対策を完了させています。

アニメノーマンは原作ノーマンよりも有能なようです。何故その差が生まれたのかはさっぱり描かれていませんけど。

約束のネバーランドのアニメの2期・6話と原作の違い：アジト

また、原作ではもっとでかいアジトがあって、ノーマンやラムダの食用児はそこを拠点に活動しています。

アニメでも、「計画が終わったらスミーのアジトへ行こう。食料もベッドもお風呂もあるよ」と言っていたため、アジトはあるようですが……少なくとも、今回描かれたノーマンの拠点はもっとショボい。

もしこの拠点がスミーのアジトなら、「原作よりも支援者の立場が弱く、良いアジトが用意できなかった」ということになりそうです。

約束のネバーランドのアニメの2期・6話と原作の違い：エマたちを発見できた理由がない

更に、大きな違いとしては、「エマたちを発見できた理由の説明がない」こと。

原作ではシェルターの襲撃をすぐに察知して、連絡や使者を出していましたが……

アニメ2期だとその襲撃からは、もう1年が経っています。

エマたちの痕跡は現状ないはずなのに、ノーマンたちは鬼の変装をしたエマたちを発見、その正体を見破っています。なんで？？

約束のネバーランドのアニメの2期・6話と原作の違い：Λ農園でのノーマンの扱い

そして、ノーマン自身の状態についてもちょっとした違いがあります。

2期6話ではノーマンはラムダの人体実験について「僕はテストを受けていただけ」と語っていました。

が、原作では薬物投与を受けていて、その発作などに苦しむことになります。

とはいえ、これは原作ではエマたちに隠していたことなので、今回も彼らを心配させないために嘘をついた、という可能性は大いにあります。

なので、違いと言えるかは、まだ分からない部分となります。

約束のネバーランドのアニメの2期・6話と原作の違い：鬼の性質について

えー、アニメではノーマンの口頭で解説された鬼という生き物の性質について。

アニメだとえらくアッサリ解説されたんですけど、14巻ではもっと詳しく図解されています。気になる方はこっちで読んで欲しい。

めちゃくちゃ大事なところで初見ではほぼ理解不能、今後の計画にも大きく関わることなのに、ほぼセリフだけでの解説でびっくりした。

約束のネバーランドのアニメの2期・6話と原作の違い：エマの主張

そして、鬼を殺したくない、というエマの主張。ノーマンに伝えに行くという展開自体は原作どおりで、流れ自体はほぼ一緒。

しかし、原作では鬼を滅ぼそうとするノーマンに対抗して、エマたちは共存の道を探すことになります。

そのときに、「七つの壁」を実際に探しに行くことになるわけですが……

残念ながら、アニメでは七つの壁のことをエマたちは一切知りません。なので、対案が一切出せないのに、とりあえずワガママ言いに行った人たちになっています。

一応アニメでも、D-100地点に人間の世界への道がある、という情報をエマたちは持っています。

が、1年かけても行けなかった地点に今更行くというのは無理がありますし、根拠が原作に比べてあまりに薄弱。

なので今のところ、ノーマンの言ってることの方が圧倒的に妥当で、原作のようにエマの望む方向に行く可能性が極々低いかなと思います。

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まとめ

約束のネバーランドの2期・6話の原作との違い、改変、アニオリについてでした。

大筋の流れこそだいたい原作14巻と一緒なんですが、あまりに展開が早い。

ノーマンが早くも退化薬を作り上げていて、農園を潰す計画から、鬼を滅ぼす計画にシフトしています。

それに対して、エマたちが七つの壁のことを一切知らないため、今のところノーマンの作戦に代わる対案を出せません。

つまり原作と違って、エマたちはただワガママ言いに行っただけに成り下がっちゃいました。

説明不足も多く、エマたちを発見できた理由が描かれてなかったり、鬼の秘密が分かりづらくなっていたりしていて、いろいろ分かりづらい。

動画版はこちら。

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