2017年上半期のジャンプ打ち切り作品をまとめて、考察してみた

今週はジャンプが合併号でお休みなので、代わりに今年打ち切りになった作品を振り返ってみようと思います。

私なりに、『良かった点』とか、『打ち切られた理由』なんかを考察していきます。






【ポロの留学記】ドタバタ劇をやりすぎた




トップバッターはポロの留学記です。

2017年12号~2017年29号の、全18話で完結しました。


1話見た時は、ほんわかした感じで良かったんですけど、
後半に行くにつれて、なんだかよくわかんない感じになっていきましたよね。



良かった点 ほんわかした絵柄や雰囲気


絵は上手かったと思うんですよ。
主人公を始めとして、全体的にカワイらしい絵柄でまとまってたと思います。

ストーリーも、男の子の友情を描いたり、幼馴染の悪魔(許嫁だっけ?)とラブコメしたり、
ジャンプにしてはほんわかふわふわいい気持ち、って感じで、よかったと思います。

全体的に、女性人気が高くなる要素は多かったと思います。



悪かった点 留学記がどっか行っちゃった


じゃあ、なんで打ち切られたかといえば、第一に『留学記要素』がどっかに行っちゃったからかなー、と。

そもそもは主人公が、人間界にやってきて、『人間の良さ』を学ぶのが主旨だったじゃないですか?
でも、結構早々に、人間要素より、悪魔関係のほうが目立っちゃいましたよね。

出てくるキャラクターは、悪魔のヒロイン、神様、天使のヒロイン、最後は陰陽師……と、
「オイオイ、どこが一般的な人間だよ」といえるメンツばかり。
主人公の最初の友達が唯一、ちゃんとした人間ですが、これもポロを簡単に受け入れるなど、
『普通の人間』からは大きくかけ離れています。

こんな風に主旨がブレると、読者としては「今なにやってんだろう……」という気持ちになって、
だんだんストーリーがどうでも良くなっちゃうんですよね。
現に、終盤の陰陽師の話とか、かなりキツかった。
作風に合ってないブラックな感じだし、主人公のやりたいこと(人間界を学ぶ)と、一切関係ないところでストーリーが進んでいきますからね。




あと個人的には、ヒロインがチョロ過ぎたのもマイナスです。
少年漫画って基本的にあらゆるものを『攻略』していくのが楽しいんですよ。
ゲームをクリアするのも、強敵を倒すのも、ヒロインに好きになってもらうのも、全部攻略で、
その過程が楽しいんですよね。

それなのに、幼馴染は一瞬で主人公に惚れちゃって、あとはベタベタくっついてるだけ。
もうちょっと「俺はお前は好きじゃないけど強いから子作りだけはしたい」を20話くらいやって、
そっから「あれ、俺、お前のこと好きかも……」みたいにデレたほうがいいと思います。






【U19】 低レベルなジョジョの奇妙な冒険



続いて、U19について。

2017年11号~2017年28号の、全18話で打ち切りです。


この作品は一言で言うと『残念なジョジョの奇妙な冒険』でしょうか。

子供が特殊能力に目覚めるってのはよかったんですけど、
あまりにもお話しがつまらなかったですね。


良かった点 主人公の能力が糸


主人公の能力が糸っていうのは、面白いアイデアだと思うんですよ。

勿論、ジョジョの奇妙な冒険の第六部、ジョリーンの影響を受けてるとは思いますが、
私はパクリとかはあんまり気にしないので、面白ければなんでもいいです。

実際、糸は編めば立体にも出来ますし、傷を塞いだりと、地味ながら色々と便利な能力です。
これを主人公に持ってきたのは、英断かと思います。



悪かった点 ご都合主義と魅力の無い敵


ただ、見所としてはそれぐらいで、あまりにも悪かった点が多すぎました。


まず、ストーリーがご都合主義のオンパレード。

主人公が都合よく能力に目覚めて?
都合よく組織に拾われて?
組織を無視して独断行動したら、都合よく助けが来て?
都合よく、いきなりラスボスと対峙して?

唐突な展開の連続で、ストーリーに入り込む事ができませんでした。
特にひどいと思ったのは、主人公が勝手にヒロインを『一人で』助けに行くシーン。

せっかく組織に拾われて、少年たちの秘密の力で革命を起こそうという状況を、全く理解していません。
こんなやつにはバチがあたればいいのに……と思ったら助けが来て、思わずジャンプを見ているディスプレイを叩き割りそうになりました。


あと、絶望的に敵サイドに魅力がありません。

面白い漫画って、敵キャラが魅力的だと思うんですよ。

例えば、ドラゴンボールのフリーザとか、ジョジョの奇妙な冒険のディオとか。
最近でいえば、ヒロアカのオールフォーワンとかが、敵ながら素晴らしいカリスマ性がありますよね。

でも、この漫画の総理には、そういった魅力が一切ない。
そこらへんのチンピラと同じレベルの思考回路で、ただのモブに見えます。

じゃあ、最初の敵である教師はどうだったか?
そこそこキャラは立ってましたよね。
ただ、この教師って実は、なんも悪くないんですよ。

世論が子供を迫害する方に向いたので、そのルール(法)の中でベストを尽くしている、
むしろいい大人じゃないですか?
せめて「そういった世論に流されるなんて悪いやつだ!世論と闘ってでも子供の味方をするべきだろ!」みたいに主人公サイドが憤って、
先生と戦うなら分かるんですけど、
先生の行為がムカつくからぶん殴るっていうのは、あまりに浅い。


結局、大人がリアルじゃなくて、『子供の目線から見たなんか嫌なやつ』程度で終わってるんですよね。
それはそれで、作品として有りなんですけど、そんな雑魚キャラを相手にしても、話は盛り上がらないです。








【左門くんはサモナー】 ひたすら地味だった





個人的に打ち切りが一番惜しい作品。

2015年43号~2017年27号まで、全83話と、そこそこ長命でした。


話は本当に好きだったんですけど、ちょっと地味すぎました。


良かった点 小粋な会話劇


『荒川アンダー ザ ブリッジ』等でよくある、『個性的なキャラクターが織りなす会話劇』が凄く好きでした。

ツッコミのテッシーが、色々な悪魔に振り回されながら、ツッコんでいく所が面白いです。

ギャグ漫画として、地味ながら非常に、中身の詰まった作品だと思います。



悪かった点 色々地味すぎた



ただ、今言った面白さって、パッと見じゃ伝わらないんですよね。
流し読みする程度だと
「あー、なんか可愛い絵柄で、わちゃわちゃやってんなー。
ん~~~~~……よくワカンネ」
で終わっちゃうんですよ。


終盤のバトル編とかも、そういう意味ではすごかった。
おそらくはテコ入れのためにバトルを描いたと思うんですけど、戦いがすごく地味!
主人公の武器が、基本的にファイアボールだけですからね。

論理的にはすごく正しいし、正当な戦い方なんですが、キャッチーさが足りないと言わざるを得ません。


大体、この漫画の笑えるところって、わかりづらい所が多すぎるんですよ。

例えば、頭の上に『!?』を浮かべるヤンキー妖怪がいたじゃないですか?

あの表現って、多分『金田一少年の事件簿』で有名になって、
それを『GTO』がパロディして、
さらにそれをパロディしたのがアレですからね。

今のジャンプのメイン読者がGTOを知ってるわけないじゃないか!

知ってたらすごく面白いんですけど、伝わる人にしか伝わらない……。

惜しい、本当に惜しい作品でした。






【オレゴラッソ】 SLAM DUNKの二次創作



続いてはサッカーマンガ、オレゴラッソについて。

2016年52号~2017年13号の全12話、ほぼ十週打ち切りです。

1話は結構良かったと思いますよ。オレゴラッソ(ゴール)のシーンにはドキドキしました。

ただねー、この作者さん、多分SLAM DUNKが大好きだと思うんですけど、
SLAM DUNKの上っ面だけ参考にしちゃったかな、という感じです。


良かった点 主人公が強い


最近のジャンプで、最初からすごい能力を持った主人公って、あんまりいませんでした。

『火ノ丸相撲』とかも強いですが、やっぱり多くの挫折を味わって、さらに強くなる、ってのが一般的です。

一方で『オレゴラッソ』は、最初からテコンドー(だっけ?)の大会で日本一ですから、素材としてはもう、実力NO.1と言っていいわけです。

後は知識を覚えるだけで、すぐさま最強。観客は主人公にメロメロです。


こういう形で、承認欲求を満たしてくれる漫画は、実は最近なかったので、
そこはよかったと思います。


悪かった点 ライバル不在


昔『SLAM DUNK』というバスケ漫画がありまして、めっちゃ流行ったんですよ。

ストーリーは、不良だけど喧嘩がめっぽう強い主人公が、
女の子に釣られてバスケットボール部に入ることに。

最初は部の部長とぶつかりますが、持ち前の身体能力で認められ、
バスケットボールの天才として開花していく……という物語です。

お気付きの通り、オレゴラッソと凄く似ています。
主人公が能天気なところや、ヒロインに釣られるところとか、もーそのまんまです。



じゃあ、大ヒットしたSLAM DUNKと何が違ったかと言えば、魅力的なライバル達ですね。

SLAM DUNKには『流川楓』っていうキャラがいまして、
これがもー、超カッコイイんですよ。
クールで、喧嘩も強くて、主人公を認めない(ここ重要)

このクールなライバルには、主人公をバスケ部に誘ったヒロインもメロメロなんです。

これってかなりむかつきますよね。
自分よりバスケが上手いし、ヒロインまで持ってかれるし。
この『ムカつく』ってのがすごく重要で、物語を面白くする要素なんですよ。


基本的に物語っていうのは
『目的』
『妨害』
『達成』

の3ステップで出来てまして、妨害からの目的達成がないと、面白くないんです。
ポロの留学記で『ヒロインがちょろすぎる』って言ったもこれが理由で、ろくに妨害が無い所を進んでも面白くないんですよ。
強い敵キャラ、自分が嫌いなヒロイン……こういうカベを乗り越えてこそ、物語は面白くなるんです。


そういう意味で、オレゴラッソは敵キャラに失敗しました。
ライバルキャラの流川楓は消えて、なんかチャラい男になりましたし、
部長も特に魅力的とは言えません(SLAM DUNKの部長はゴリラみたいな見た目をしていて、それだけでキャラが立ってました)

終盤の試合でも、特に敵チームに魅力的なキャラは居ませんでしたよね(SLAM DUNKでは『仙道』という、カッコイイキャラがいました)


総じて、主人公を立たせようとするあまり、周りのキャラを薄くしたのが、打ち切りの理由でしょうか。
主人公を喰うぐらいの敵キャラを出して、
それを主人公が乗り越えてこそ、面白くなっていくと思います。






【デモンズプラン】 展開を焦りすぎ



続いてはデモンズプラン。

2016年51号~2017年12号、全12話と、オレゴラッソと同じ、今年最速打ち切りです。

自分の欲が武器になるというアイデアはよかったんですが……
ちょっと焦りすぎたという印象です。



良かった点 欲が能力になるというアイデア


『能力バトル漫画』ってもう、かなりお馴染みになってきました。
(おそらく)起源は『ジョジョの奇妙な冒険』からで、『ONE PIECE』や『ハンターハンター』が強い影響を受けていると思います。
『一人イチ能力で戦う』は、もう見飽きたと言っていいかもしれません。
打ち切りになった『U19』でもやってますしね。


ただ、そんな中で『自分の欲望がそのまま能力になる』というアイデアは、
非常に分かりやすく面白いと思います。

能力バトルって、やもすれば『なんでコイツがこんな能力持ってるの?なんか分かりにくい!』ってなると思うんですけど、
「俺は皆を守りたい。だから硬くなる!」ってのはすごく直感的で、分かりやすいと思うんですよ。


わかりやすさは大きな武器の一つで、そういう意味では、秀逸だったと思います。



悪かった点 展開が早すぎる


じゃあ何が悪いかと言えば、展開を焦りすぎた点が一番気になりました。

例えば、情報屋のヒロインと途中で出会いますが、こいつと仲間になるまで2~3話しかかかってません。
そのあと仲間になるお兄ちゃんも、なんだかよくわからないままに仲間になってました。


こんな風に急激に話が進んでも、ストーリーを楽しむことは出来ないんですよ。


例えば、『ONE PIECE』なんて、最初の仲間ゾロを仲間にするのに4~5話はかけてますし、
ナミに至っては『バギー編』まるまるかけますから、ほぼ1巻は使ってます(アーロン編までと考えれば、ある意味8巻分以上)

私達読者って、漫画を思い出す時、どうしても一番盛り上がるところ、楽しいところだけ思い出しちゃいます。
音楽でいえば、サビが一番頭に残ります。

でも、実際に作品にする時は、いきなりサビを連打しないで、AメロやBメロを丁寧に描いていくのが大事だと思うんですよ。


デモンズプランはそれを怠って、描きたいところだけ急いで描いて、読者を置き去りにしちゃった印象ですね。



【歪のアマルガル】 キャラが弱すぎた



続いて歪のアマルガル。2016年45号~2017年12号の全18話打ち切りです。

『三ツ首コンドル』の作者さんで、三ツ首コンドル時代より、凄く絵がうまくなっています。
ただ、画力を上げることに終止して、魅力的なキャラ作りを怠った印象ですね。



良かった点 シリアスな絵柄


よくある絵柄といえば絵柄ですが、
三ツ首コンドル時代より、シリアスな感じで好みです。
もちろんクオリティはお取りますが、D.Gray-man方向の絵柄で、
この画力だけで好きになる人はいると思います。



悪かった点 魅力的なキャラ不在


じゃあ何が悪いかと言えば、キャラクターが大きいかな、と思っています。


そもそも魅力的なキャラっていうのは

・そのキャラクター自体に生きる理念がある
・理念と行動が一致している
・その上でギャップがある

が大事だと思うんですよ。

例えば、『ONE PIECE』のゾロでいえば、


・約束を絶対に守る(理念)
・世界一の大剣豪を目指す(くいなとの約束を守る=理念を行動で示している)
・方向音痴・カッコイイのに腹巻き等(ギャップ)

という要素が絡み合って、魅力的なキャラになっていると思います。


それで言うと、歪のアマルガルでは、ギャップのあるキャラが少なかったかなー、と。

主人公のライバルとか上司はカッコイイんですけど、カッコイイだけで、ギャップがないんですよね。
ギャップ(かっこ悪いところ、抜けてるところ)があると親近感が湧いて、そのキャラを好きになれるんですけど、
カッコイイだけじゃあちょっと不十分だと思います。


あー、でも、ラスボスの女科学者はちょっと好きでした。
何がやりたいかはっきりしてるし、頭いいくせに性格が狂っているというマッド・サイエンティストさが、いいギャップになってたかと思います。


ただいかんせん、他のキャラの魅力が薄すぎました。
ヒロインとか、ちょっと可愛いだけの普通の女の子ですよ。
暴力的、っていう要素もあったのに、このストーリーじゃ全然目立ちませんからね……。





【背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~】 ツギハギだらけ



最後は背すじをピンとです。
2015年24号~2017年11号の全86話で、ソコソコ続きました。


ファンの間では『大団円でいい終わり』みたいな評価をされてる方もいらっしゃるようですが、
私から見れば打ち切り以外のなんでもないので、ここで紹介していきます。



良かった点 圧倒的画力


ジャンプの新連載漫画としては、異常なくらい画力が高いです。

それもそのはずで、作者さんは月間ヤングマガジンで『戦闘破壊学園ダンゲロス』の作画をされており、
そもそもアマチュア時代から『痴漢男』『オナニーマスター黒沢』(共に原作あり。作画のみ担当)といった人気Web漫画を描いてますから、
絵については折り紙付きです。


私も当時、痴漢男やオナニーマスターを、楽しみに読んでいた記憶があります。



悪かった点 ツギハギだらけのストーリー


絵には定評のある作者さんですが、ストーリーの作り手としては、
イマイチと言わざるを得ません。


最大の問題点は、話の雰囲気がコロコロと変わっていくことです。

序盤は、主人公とヒロインの、ほっこりする話が主流でした。

途中からは、2年生によるガツガツした下克上、バトル要素が主体になりました。

終盤は、3年生による引退を賭けた人情話にシフトしていきました。


もうね、何が描きたいのか分からない。多分、作者さんも何を書きたいのか分かってないんじゃないでしょうか?


『ポロの留学記』と同じく、作品の雰囲気が変わると、作品に入り込めなくなるんですよね。
主人公もどんどん空気になっていきますし、だれを中心に見ていいのかわからなくなります。

もちろん、ワンシーン、ワンシーンはカッコよかったり、魅力的だったりするんですけど、
全体の大きな流れで見ると「これ何の漫画だ?」ってなっちゃうんですよ。


また、ラスボスにあたる3年生のオッサンが、いまいち魅力的じゃないのも残念でした。

彼、「皆でダンス楽しもうよ!」って言ってるだけの良い人なんで、イマイチ敵って感じがしないんですよね。
敵でないと言うことは、主人公サイドにとっては『妨害』にならないわけで、ストーリーとしての面白さがイマイチでません。


もし『逆転裁判4』をやったことがあればわかると思うんですけど、
検事が弁護士の味方をしだすと、すごく面白くないんですよね。
「ちゃんとした悪、自分を妨害してくる敵」だからこそ、倒した時に達成感が気持ちいいわけで、
そうじゃない人を倒しても後味が悪いです。



個人的には、作者の横田先生には、もっとクズを描いてほしいと思ってます。

オナニーマスターや痴漢男を見るに、この人、『ちょっと卑屈で、自分が頭いいと思ってるクズ』を描くのが凄く上手いと思うんですよ。
方向性としては、『DEATH NOTE』の夜神月系かな。『ちょっと歪んだ、偉そうな天才』とかすごく魅力的に書けそうです。


実際、新連載の『シューダン!』では、今んところ一番キャラが立ってるのが鴨志田ですからね。


考えるのが面倒なら、原作をつければいいと思います。

実際、面白かった作品はアマチュア時代から全て、原作有りの作品ですし。


画力の高さと、クズを描く才能はすごく魅力的だと思うので、
是非ともそこを活かした、面白い作品に期待しています。






まとめ



というわけで、私なりに打ち切りになった漫画の原因を考えてみました。

あくまで私の個人的意見では有りますが、ストーリーや魅力的なキャラの作り方なんかは、
ハリウッドや神話で使われてる技法なんで、そこまで外しては居ないと思います。

ただ、つまらないと感じるポイントは人それぞれですので、
「ここが一番つまらない!」というポイントとはずれてる可能性はあります。

よろしければコメントで、「俺はこれが原因で打ち切られたと思う」というご意見をいただければと思います。



勿論、その作品が好きだった、という方もいらっしゃるでしょうし、それはそれで全く否定するつもりはありません。
例えば私は、大ヒットした『ニセコイ』より、その前に打ち切られた、同作者の『ダブルアーツ』の方が好きです。


ただ、現実問題として打ち切られたという事実がある以上、その原因、いわば敗因を考えることが、
より良いものを作っていくことにつながるのかなぁ、と私は考えています。


この記事が、少しでもあなたの参考になり、楽しんでいただければ幸いです。








これまでのジャンプ感想記事


→2017年31号のジャンプ感想

→2017年32号のジャンプ感想(僕のヒーローアカデミア出張&炭治郎の名言が光る号)

→2017年33号のジャンプ感想(ONE PIECE20周年記念のしまぶーの漫画&ワンピースパーティ出張号)

→2017年34号のジャンプ感想(ジャンプ展へ行こう!掲載号)

→2017年35号のジャンプ感想(移ろう時の中で読切&僕のヒーローアカデミアすまっしゅ!!出張掲載号)

→2017年36・37合併号ジャンプ感想(藤村どら先生読切『転生起-HAKUSAI-』&麻生先生読切『青少年有害環境規制法』掲載号)