漫画雑誌やコミックスが地方で早く販売される理由とは?

私は北海道の札幌に住んでるんですけど、この前、近所のコンビニに行って驚きました。

まだ金曜日なのに、来週発売のジャンプが売ってたんです。

勿論、そのジャンプは次の月曜日発売予定のジャンプです。

月曜祝日ということもなく、単純に3日早く発売されてたんです。


何事だ?早売りなのかな?と思いツイッターを見てみても、特に全国で早売りされている情報はありません。

単純に、札幌だけ早売りされてるんです。

札幌は昔はサンデーが木曜だったり、チャンピオンが金曜に発売したりと、雑誌発売日の翌日に発売されるのが基本だったのに、これはどういうことでしょう?

気になって調べてみた所、どうやら最近ではむしろ、北海道や九州など、地方の方が雑誌やコミックスが早く発売されることも多いようです。





地方の方が早く漫画が発売される理由



例えば、ジャンプは月曜日発売ですが、当然ながら『雑誌そのもの』はもっと早く作りますよね。

月曜日発売なのに、月曜日に作ってちゃ、間に合いません。

じゃあ、いつぐらいに作るのかというと、大体、前の週の水~木曜日に造ります。

なんでこんなに早く作るかというと、遠くの地方にも漫画を届けなければいけないからです。



もしも漫画を東京都だけで販売するなら、ジャンプを作るのは日曜日でも間に合うでしょう。

日曜日の朝から作って、夜に配達すれば十分です。

でも、北海道に届けるとなると、そうは行きません。

北海道でも月曜日に発売するとなると、その2~3日前に送らないと間に合わないわけです。

で、配達は天気によって遅れも出やすいですから、ある程度ゆとりを持って送ります。

そうなると、雑誌が早めに付くこともあるわけで、それがそのまま、書店やコンビニに並んでしまうこともあるんですね。





人気漫画ほど早めに発売される


札幌に住んでると強く感じるのは、『ONE PIECE』や『キングダム』など、人気漫画ほど、早めにお店に並ぶことが多いです。

これは勿論、売れるので早めに出すっていうのもあるんでしょうが、何より『配達と陳列の手間』を考えると、こうなります。

ONE PIECEとかキングダムって、もの凄く売れるじゃないですか。

だから、本屋さんに届く量も、他の本に比べてとんでもない量になるわけです。

そうなると本屋さんとしても、一気に受け取るより、発売日前に半分ぐらい受け取って、早めに陳列の準備をしたいわけです。

で、本当なら発売日当日に倉庫から出して店頭に並べるべきですが、個人店など小さい本屋さんだと、そのまま早めに並べてしまうことも多いようです。



沖縄は……?


ここまで『地方の方が実は漫画を早く買えることがある』と話してきましたが、沖縄に住んでる人は「いや、そんなこと全然ないけど?めっちゃ遅いけど?」って思ったかもしれません。

そうなんです。

残念ながら、雑誌や漫画が早く届くのは、北海道や九州までで、沖縄は逆に3日~一週間ほど遅れる場合が殆どです。

これはもう、物理的な距離で仕方ないと思います。







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