約束のネバーランドのアニメ・2期の5話と原作との違い・改変・アニオリをネタバレ解説！ノーマンとの再会や邪血の神殿を考察！

6話の違い・アニオリ部分解説をアップしました。

→約束のネバーランドのアニメ・2期の6話と原作との違い・改変・アニオリをネタバレ解説！

今回は、約束のネバーランドの2期の5話について、原作との違いやアニオリの解説をしていきます。

前回4話では、シェルターが爆破され拠点を失ったエマたち。

イザベラとの追いかけっこが始まるかと思いきや、あっという間に一年の時が経っていました。

かなり原作と違う展開になっているので、約束のネバーランドの2期・5話について、原作との違いや改変、アニオリ部分を解説していきます。

また、ノーマンとの再会や、邪血の神殿など、気になる部分については原作知識を交えた解説や、詳しい考察も書いていきますね。

アニメ、原作両方のネタバレを含むので、原作を読んだり、アマプラで2期を見た上でご覧ください。

動画版はこちら。

1 約束のネバーランドの2期・4話までの原作との違い・改変・あらすじをおさらい
2 約束のネバーランドの2期・5話の原作との違い・改変・アニオリを解説！ノーマンとの再会や邪血の神殿を考察！
3 約束のネバーランドの2期・6話以降はどうなる？
4 約束のネバーランドの2期を見て、原作と違う展開を楽しみたければ
5 約束のネバーランドの原作の展開を見たければ
6 まとめ

約束のネバーランドの2期・4話までの原作との違い・改変・あらすじをおさらい

それでは簡単に、約束のネバーランドの2期4話までの展開や、原作との違いをご紹介します。

原作どおりにいけば、2期は原作7巻～11巻あたりまでのゴールディ・ポンド編がアニメ化されるはずでした。

シェルターにいた、非協力的な大人、オジサンとともに人間の世界を目指す……っていうのが、原作でのストーリー。

でしたが、前回のアニメ2期4話ではオジサンが登場せず。

さらにはシェルターが襲撃を受けて、エマたちは早々に鬼の世界へと投げ出されてしまいました。

このシェルター襲撃は原作だとゴールディ・ポンドが終わった後。13巻での出来事なので、だいたい5、6巻分カットされたということになります。

原作だと、シェルターを失う頃には、エマたちは、人間の世界へ行く手立てがはっきりと見つかり始めるんですが……。

アニメ2期だと、何もわからないまま、鬼の世界で逃げ惑う状態になっています。

以上が、原作と2期4話までの大まかな違いと、2期のだいたいのあらすじとなります。

ここからは、約束のネバーランドの2期5話の原作との違いや、気になるポイントについて解説・考察していきます。

約束のネバーランドの2期・5話の原作との違い・改変・アニオリを解説！ノーマンとの再会や邪血の神殿を考察！

それでは、約束のネバーランドのアニメ・2期の5話と原作の違い、改変やアニオリ要素について解説していきます。

いよいよ原作とは別展開になってきましたので、5話全体の、気になるポイント解説という感じになるかと思います。

約束のネバーランドのアニメの2期・5話と原作の違い：鬼の街、それに紛れるエマたち

シェルターを失ったエマたちは、鬼の格好をして鬼の街に潜伏することで、身を隠していました。

これは原作だと12巻で似たシチュエーションがありますが、全く意味合いが違います。

原作だと「七つの壁」という人間の世界への道を探すために、シェルターの情報をもとに鬼の街をエマたちが訪れました。

が、アニメ2期5話では、なぜこの街にたどり着いたのか？　なぜ、鬼の寄り付かない神殿を見つけることができたのか？ということに関しては、はっきり明かされていません。単に流れ着いただけ、というのが有力です。

また、鬼の格好を再現することができたことも、原作では納得のできる理由がありました。

原作だと、シェルターが無事な時点で、鬼の街を探索。

シェルターにも鬼に関する資料があり、ゴールディ・ポンドにいた子どもたち（GPで鬼の研究を続け、物作りにも長けていた）がいたからこそ、精巧な仮面を作ることができました。

ですが、アニメ2期で、シェルターを唐突に襲撃されたエマたちが、いかにして仮面を手に入れたのか？　匂いを誤魔化す手段を把握したのか？

ここに関しては、まだ謎と言っていいでしょう。

約束のネバーランドのアニメの2期・5話と原作の違い：邪血の神殿

そして、エマたちが拠点としていた「邪血の神殿」と呼ばれる建物。

「邪血」というのは、原作後半で明かされる、一部の鬼が持つ特異体質のことです。

鬼は食べた生物の特徴を手に入れる。代わりに、しばらく食べないと、その特徴は失われ、退化してしまう……という体質を持ちます。

退化の話は、ちょうど今回出てきた街の鬼たちがしていましたよね。

貴族が肉を独占して、街の鬼には行き渡らない。結果、退化する鬼がいる……という構造でした。

が、「邪血」を持つ鬼――ムジカは人間を食べなくても、人の特徴を失うことがありません。

この邪血は他の鬼にも伝染するため、救世主のような扱いを受けたり、政府から悪者扱いされ廃れたのは事実。このような神殿ができて、その後廃れるというのは、おかしな話ではありません。

しかし、原作では、この「邪血」を祀るような建物は登場しませんでした。

原作では、この邪血の神殿に似たような建物が2つ登場します。それらとの違いをご紹介していきます。

1.七つの壁のヒントとなる寺

まず、エマたちが情報を元に訪れた寺院。中に御神体があるなど、エマたちがいた場所と内装は似通っています。

原作で描かれた、この建物には七つの壁へ至るためのヒントがありました。

ですが、アニメではそのヒントとなる天井絵がありません。

また、原作ではこの建物と「邪血」の関係は示唆されていないため、邪血の神殿とは全くの別物と言っていいでしょう。

2.大僧正たちが眠る原初信仰の寺院

そしてもう一つ似た建物として、原初信仰の偉い人である「大僧正」の眠る寺院。

原初信仰とは、ソンジュたちが信仰する「狩って殺した命だけを食べる」、いわば反農園にあたる宗教です。農園ができる前に主流でした。

こちらも邪血が関係ある建物ではありません。

邪血の神殿から分かる、アニメと原作の違い

この2つの建物について紹介しましたが、結局どんな違いがあるのか？

結論を言うと、アニメの方が相当「邪血推し」。

原作では原初信仰が祀られている建物が多い中、アニメでは同じような建物が「原初信仰」ではなく「邪血」を祀っている。

つまり、原作よりも「原初信仰」と「邪血」が深く結びついている、「邪血」がより広く受け入れられていた、と言えるのではないかと思っています。

約束のネバーランドのアニメの2期・5話と原作の違い：ヌルリン

食糧不足の危機に、まさかのヌルリン再登場。

前も言いましたが、この魚はアニオリです。このときのために登場したんですね。でもやっぱり深い意味はない。

約束のネバーランドのアニメの2期・5話と原作の違い：ノーマンとの再会

街でその正体に気づかれ、鬼に追われるエマたち。

彼らを助けたのは、鬼の変装をしたノーマンと、その仲間たちでした。

原作においても、ノーマンとの再会はあります。

ノーマンは出荷後、Λ7214農園と呼ばれる試験農園に移されていました。

その後、Λ7214農園を脱獄し、仲間たちとともに、ミネルヴァの名を受け継ぎ、各地の農園から食用児を助け出していました。

そして、シェルターが襲われたエマたちのもとに、ミネルヴァとして連絡。彼らを拠点に迎え入れた先で――

ミネルヴァの正体が明らかになり、ようやく再会を果たすのです。

それに対して、今回のアニメ2期5話でのノーマンとの再会は、2047年1月24日の出来事。

原作では2047年2月にノーマンはΛから脱獄しているため、アニメのほうが早く脱獄しています。

また、ずっと鬼の姿をしていたエマたちのことを、はっきり彼女たちと認識していたため、最初からエマたちのことを探していた、監視していた……という可能性が高そう。

原作でノーマンは、とにかくたくさんの食用児を助けるために農園を破壊していましたが、アニメだとそうった動きではなく、エマたちの救出を狙っていた。と、見ていいのではないでしょうか。

約束のネバーランドの2期・6話以降はどうなる？

というわけで、約束のネバーランドの2期・5話の違いやアニオリ展開に関する解説でした。

簡単に5話で興味深いポイントを挙げると……

1.原作では「原初信仰」を祀っていた建物が、「邪血」を祀っている（＝原作より邪血がメジャー？）
2.ノーマンが原作よりも早く脱獄。変装していたエマたちを助け出す

他の変更点（変装、ヌルリン）に関しては正直、これまでの変化による分岐という感じですが、この2つは大きく今後のアニオリ展開に関わってきそうです。

特に、ノーマンとの再会がすごく重要な違いと言っていいかなと。

まず脱獄が原作よりも1ヶ月早い。そして、エマの救助がとても迅速です。

ずっと邪血の神殿に潜伏して、変装をし続けていたエマたち。

農園ですら見つけられていない彼らの居場所を見つけ、変装する彼らを見抜くというのは、脱走児であるノーマンが簡単にできることではないはずです。

じゃあ、一体どうしてノーマンは彼らを見つけることができたのか？

ここで、一つ面白い仮説があるのでご紹介させてください。

前回の4話で、原作との大きな違いがありました。それは、イザベラがエマたちを連れ戻す任務を引き受けたことです。

一年間もイザベラが指揮をとって、エマたちを見つけられない、ということにすごく違和感がありました。

ですが……ノーマンがイザベラの駒として解放された、としたらどうでしょう？

イザベラから見て、ノーマンであればエマたちの油断を誘うことができるため、手駒としては最高。

農園というつながりなら、交渉はできうる。でも彼ほど優秀な食用児を外へ出すのは農園は頷かないため、説得に一年を要した。

そして、ノーマンが原作よりも早く脱獄しつつ、エマの居場所を素早く特定できた（農園はエマたちの場所について目星はつけている）という2つの謎にも、上手く説明がつくのです。

もちろん、ノーマンが農園の手先として従うはずがない！という考え方もあります。

ですが、イザベラがエマたちを救うために彼を解放した（ノーマンも彼女を信じ、協力した）という可能性や、Λ農園（薬物投与による人体実験が盛ん）による洗脳など、意外と全然ありえるのではないか、と思っています。

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まとめ

約束のネバーランドの2期・5話の違いや改変、アニオリ展開への解説と考察でした。

正直、鬼の街への潜入や変装に関しては粗さが目立つ改変です。

その上で、「邪血の神殿」は邪血が原作よりも鬼の世界に浸透していたことが示唆されていそう。

そして何より、ノーマンとの再会。

嬉しいは嬉しいですが、原作よりも早く、しかも隠れているエマたちを発見した……。

このことから、イザベラの手先であることも考えられそうだなと思っています。

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“約束のネバーランドのアニメ・2期の5話と原作との違い・改変・アニオリを解説！ノーマンとの再会や邪血の神殿を考察！（ネタバレ注意）” への3件のフィードバック

匿名より:
2021年2月11日 1:02 AM
２期に原作最後まで行くためにゴリゴリに削って改変したのか
返信
匿名より:
2021年2月14日 3:11 PM
https://www.youtube.com/watch?v=T73VDJ-7vzs&t=0s
ここでアナタの記事が扱われてますが、これは許可ありましたか？
ひたすらここの記事を読み合わせているだけだったので気になりコメントしました。
返信
管理人 より:
2021年2月14日 3:36 PM
ご連絡ありがとうございます。
こちらの動画は当ブログを動画化したものですので、問題ありません。
返信