今回は、憂国のモリアーティに登場する、セバスチャン・モラン大佐についてご紹介します。

ウィリアムの仲間の中でも、一人荒くれた大人って感じでかっこいい……!

そんなモランの魅力が伝わる、かっこいいシーンや過去について解説していきますね。

一部ネタバレを含むのでご注意ください。







【憂国のモリアーティ】モラン(大佐)のプロフィールや性格!



(C)竹内良輔・三好輝



セバスチャン・モランは、酒場でギャンブルに興じて女を口説く、喧嘩っ早い無頼漢のような青年です。


(C)竹内良輔・三好輝



しかし、その正体は、ウィリアムに忠誠を誓う同志です。


(C)竹内良輔・三好輝


腹心として、彼に下された任務を忠実に遂行します。


元軍人で、特に狙撃が凄腕。

義手となった右手は使えませんが、左腕でも遠くから正確に標的を撃ち抜きます。


(C)竹内良輔・三好輝



過去に起こった”ある出来事”によって、貴族を恨み復讐を望み――その過程でウィリアムに付き従うようになりました。

そんなモランの過去について、次に解説していきますね。

単行本4巻のネタバレを含むのでご注意ください。






【憂国のモリアーティ】モラン(大佐)の過去――部隊の仲間を失う


それでは、モランが貴族を憎むようになった過去についてご紹介します。

元軍人だった彼が、何故ウィリアムと志を同じくするようになったのか?

そして、モランの右手が義手になってしまった理由など、彼の原点を解説していきますね。



(C)竹内良輔・三好輝


セバスチャン・モランは、貴族の出身の軍人だった。

堅苦しい貴族社会や、厳格な父親に縛られるのが嫌で、軍へと入隊することを自分の意志で決めました。


彼が配属されたのは、アフガン戦争のベンガル第一工兵隊

家柄のおかげで「少佐」として部隊の隊長を務めていた。

部下たちから慕われ、気安くからかい合うような、居心地の良い関係。



(C)竹内良輔・三好輝



貴族社会のような、見栄や陰謀に塗れた息苦しさ。

それとは無縁で、お互いに尊重し合い、笑い合う。そんな血の通った関係に――


(C)竹内良輔・三好輝


「……戦場だってのに、本当の家族の様な温かさを俺は感じていた。求めていた”居場所”はここなんだってな……」

彼はそここそが、本当の居場所だと思い、大切にしていた。

……しかし、それは長くは続かなかった。



あるとき。参謀本部からの命令で、モランの部隊は移動することとなる。

当然、準備を怠らずに移動を開始するが――


(C)竹内良輔・三好輝


勢力圏内にも関わらず、待ち伏せしていた敵によって、モランの部隊は襲撃を受けた。


一人、また一人と仲間たちが死んでいく。

自分とともに、仲間を逃がすために戦ったランディは、手榴弾に飲まれて死んでいった。

……彼を助けようと伸ばした、モランの右手と共に。


(C)竹内良輔・三好輝



死んでいった仲間を思い、彼は慟哭する。


(C)竹内良輔・三好輝


「……よくも、よくも俺の部隊を……ッ仲間を……ッ!!」

一人、敵軍と交戦するも――多すぎる敵によって、彼は川へと身を落とす……。



命は助かったものの、セバスチャン・モラン”大佐”と、彼の部隊は戦死し、二階級特進したと扱われていた。

明らかに、味方に内通者がいて、敵に手引きをしたとしか考えられない。

……だから彼は、”戦死した”ことを利用し、復讐の機会を伺っていたのだ。


(C)竹内良輔・三好輝


モランの部隊に移動を命じた公爵こそが、彼らの命を奪った黒幕だと気づいた彼は、復讐を望む――。


次に、モランが復讐の相手と対面する、かっこいいシーンをご紹介します。





【憂国のモリアーティ】モラン(大佐)のかっこいいシーンまとめ!


それでは、モラン大佐が活躍する、かっこいいシーンをご紹介します!



モラン大佐のかっこいいシーン・名言:公爵への復讐を果たす


過去にモランの部隊を壊滅させた張本人、ダンダーデール公爵。

彼を粛清する任務を、モランは命じられます。



(C)竹内良輔・三好輝


貴族へ変装し、パーティ会場で公爵へと取り入るモラン。

二人きりの状況へと持ち込み――モランは公爵へとつぶやく。

「ようやく、この時が来た。

俺の名はセバスチャン・モラン。元ベンガル第一工兵部隊。その最期の生き残り……。

あの日……俺以外部隊は全滅した。お前の手によって」


(C)竹内良輔・三好輝


「……今度は、俺が貴様の死神だ」


……しかし、モランのもとに、一人の人物が現れる。


(C)竹内良輔・三好輝


「……お久しぶりですね、隊長」

かつての部下、ダリル。彼こそが、味方を裏切り全員を殺した張本人だった。

ダリルと公爵らは言う。……アフガン戦争が続いて、各国が消耗するからこそ、世界大戦は防がれている。

つまり。モランの部隊はより多くの命を救うための犠牲になったのだ、と。



一度、その理屈に絆されたかのように見えたモランですが――。

「やはり、お前たちは死ぬべき人間だ」と、ダリルたちへと銃を向ける。


(C)竹内良輔・三好輝


「お前らにとってチェスの盤面でしか無いものが、実際には地獄だった……。

デレック、ザック、ランディ……。皆むごたらしく死んでいったんだ。――お前らの妄想によって」



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「”先に”地獄で待ってろ、ダリル……!」


――そして。公爵を睨みつけ、銃を向ける。


(C)竹内良輔・三好輝


「今まで無為に殺されていった兵士達の報いを受けろ……!」


そうして、彼は復讐を果たした。

だから――


(C)竹内良輔・三好輝


「……じゃあな、みんな」

もう、モランは過去に捕らわれない。部下に別れを告げて、チェスのコマを海に投げ捨てるのだった――。



モラン大佐のかっこいいシーン・名言:命をかける覚悟


そして、復讐を果たした後、モランは問われる。

人を殺して、現実を変える。そのやり方は、公爵もウィリアムも同じではないか――と。

少し考えてから、彼は言う。

「”人の死を利用する”……。その点ではお前の言う通り、ウィリアムも公爵も変わらない。――だが、俺達には覚悟がある」


(C)竹内良輔・三好輝


「自らの命を犠牲にしても、必ず目的を達成するという覚悟がな。死の覚悟が奴らにはなかった。それが俺達と奴らの違いだ」


ウィリアムのことをすごく信頼していることが分かるシーンで、すごくかっこいいと思います。

言われているように、ウィリアムがやろうとしていることは、自分の仇と同じになりかねないんですが、

当たり前のように、「ウィリアムは命をかける覚悟がある」ってことを信頼している上、そんな彼のためなら命を懸けてもいい……。

そんな関係性が分かる言葉で、すごくエモいです。



モラン大佐のかっこいいシーン・名言:ボンドとの関係


……暗いシーンが続いてしまいましたが、いよいよモラン大佐が活躍するシーンをご紹介します。

7巻にて、新たにMI6に加入したジェームズ・ボンド。

任務への姿勢、やるべきことがまだ分かっていない彼を、モランは鋭く指摘する。


(C)竹内良輔・三好輝


「まずこの状況で、俺達がは何をすべきなんだ?」「敵はどうする?殺すか?」

モランはボンドにそう問いかけ、ボンド自身が答えを導き出せるように、手助けする。


そして、ボンド自身が導き出した作戦を、モランは射撃でアシストします


(C)竹内良輔・三好輝


モランは誰にも見られないように、部屋のランプを一瞬で全部撃ち落とす!

そして、暗闇の中ボンドが動けるように、リズミカルに撃って銃の発射光を出すという神業を披露します!


そして、無事にボンドの作戦で任務を完了した後は……



(C)竹内良輔・三好輝


「”次も”よろしくな、ボンド」「”俺達”の初仕事の成功祝いだ」

と、彼のことを仲間と認めるのでした。


最初はボンドのことを全然認めてなかったのに、きちんと自分で答えを出せるように導くのが、まさに兄貴分

あと、男装しているボンドのことを全然男と認めてなかったのに、

最後には口つけた酒を渡すのも、彼のことを一人の男として認めた感じがかっこいいです。


モラン大佐のかっこいいシーン・名言:ジャック・ザ・リッパー騒動で神業を見せる



(C)竹内良輔・三好輝


同じく7巻より。

警察と市民たちからジャック・ザ・リッパーを逃がすため、モランはボンドとともに射撃で援護します。

狙撃で追手の邪魔をするのはもちろん、ガトリング砲まで持ち出した市警に――



(C)竹内良輔・三好輝


鐘楼を見事撃ち落とし妨害。しかし、それでもまだガトリング砲を撃とうとする市警に……



(C)竹内良輔・三好輝


ボンドが蹴り上げたコインを撃ち、ガトリング砲の銃口を狙い撃つという神業コンビネーションを成功させます!


(C)竹内良輔・三好輝






憂国のモリアーティを楽しむなら


モランのことが気になったら、ぜひ原作も読んでみてください。

特に4巻は大佐の過去や、ウィリアムに跪くシーン、そして部隊のみんなに優しげな表情を見せるシーンなど、モランのいろんな表情が見られます。

アニメでもかっこいいんですけど、原作のほうが表情の深みがあるので、個人的にはおすすめ。

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まとめ


憂国のモリアーティに登場する、モラン(大佐)についてでした。

頼れる元軍人の兄貴分で、かつウィリアムの忠実な右腕。

MI6の中でも、特にウィリアムのことを信頼している存在です。


原作はこちら。

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特に4巻は大佐の過去が知れる巻なので、ぜひどうぞ。





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