ヤングジャンプ 2024 No.5で連載された、テラフォーマーズの61話「BABIES IN THEIR NIGHTMARE 不安」のあらすじと感想です。
一部ネタバレを含んでしまうので、苦手な方はヤンジャン!でお楽しみください。
前回は、サムライソードがハンニバルとの戦闘中、鬼塚とジェットが乱入して……!?
目次
テラフォーマーズの最新話・61話「BABIES IN THEIR NIGHTMARE 不安」のあらすじ(ネタバレ注意)
――4年前。サムライソードは、ハンニバルに姉を殺された。
そのことがずっとトラウマだった彼女が、「もう、ハンニバルを思い出しても不安にならないようにしたい」と伝えると、鬼塚とジェットは彼女に力を貸す。
サムライソードは薬を打ち込まれ、『天異変態』。
『紋華青蝦蛄(モンハナシャコ)』の力と、新たな武器『霜刃工芸師(ジャスティス・ブレイカー)』でハンニバルを追い詰めていく。
61話より
(C)貴家悠・橘賢一・集英社
しかし、ハンニバルもまた、『天異変態』で姿を変え、3人の猛攻をあっさりと受け止める――……!?
テラフォーマーズの最新話・61話「BABIES IN THEIR NIGHTMARE 不安」の感想(ネタバレ注意)
ついにハンニバルの特性が明らかに
待て待て待て待て待て待て待て待て待て。ずいぶんとぶっ飛んだものが出てきたな!?
ハンニバルのM.O.手術は”細菌型”のテルムス・アクウァーティクス!能力は『天異変体』!?ラスボスか主人公が持ってておかしくない能力だよ。
『テルムス・アクウァーティクス』とか『天異変体』って単語も久しぶりの登場なので、簡単におさらいしときますけど、まず、『天異変態』というのは凄くざっくりいうと、『能力を交換する能力』。別名、C.B.技術(キマイラ・ブラッド・オペレーション)と呼ばれています。「バグズ手術」「M.O.手術」を受けた人間同士で血や唾液などを交換することで、お互いの能力を使い合うことができます。
ここの肝は、要は「相手のDNA情報を取り込み、それを自分の身体の中で増幅できるかどうか」ということ。相手のDNA情報を自分の体内で増幅すれば、相手の能力、動物の力を使った変態ができるわけです。そこで重要となるのが、テルムス・アクウァーティクスという細菌。こいつは簡単に言えば、他人のDNAを非常に素早く増幅する力をもった細菌で、DNA鑑定の世界ではなくてはならない細菌とのこと。
実は8話でしれっと名前が出てる細菌です
(C)貴家悠・橘賢一・集英社
だから、理論上、M.O.手術を受けた人間が、体内に大量のテルムス・アクウァーティクスを所持していれば、簡単に相手の能力をコピーできるわけですね。(サムライソード達、主人公陣営が天異変態できるのは、このテルムス・アクウァーティクス入りの薬をあらかじめ投与しているから)
それを素でやっちゃってるのがハンニバル!なにせテルムス・アクウァーティクスの特性をそのまま使えるわけで、そりゃあ得意技も天異変態になるよ!
底が知れない男だとは思っていましたが、ここまでのチート能力持ちとは思ってませんでした。
いや、ぶっちゃけ、このテルムス・アクウァーティクスの特性を、普通の凡夫がもったところで、たかがしれてると思うんですよ。他人の能力なんてそんな簡単に使いこなせるわけないし、作戦だって考えにくいでしょう。肉体レベル、頭脳レベルともに低い人間が能力だけコピーしても、ずっとその能力と付き合ってきた人間に勝てるわけがない。
ところが、ハンニバルは頭脳も肉体も当たり前に人類最高レベル。ニュートン一族でジョセフの兄です。ルックスこそ、弟のジョセフのほうが優れているでしょうが(ジョセフはそもそも、”それ”を狙って作られている)、それ以外のスペックはほとんどジョセフと同等と考えられます。人生経験まで考えれば、ジョセフの格上の可能性も十分にあります。そんな男が、ちょっと触れ合っただけで相手の能力をコピー可能……こいつぁグレートな状況ですよ。
また、この能力がハンニバルの性格とも噛み合ってそうなのがヤバい。ハンニバルって、人類最高の頭脳をもち、(おそらくは)古今東西のあらゆる学問を究めているでしょうが、同時に、だからこそ、自分の知らない知識や経験には人一倍好奇心をもって接します。他人が持ってる動物や昆虫の遺伝子情報、さらには「他の動物として生きていける時間」なんて、ハンニバルからしたら垂涎の経験のはずです。人は、好奇心をもって動くときが一番ベストパフォーマンスを発揮すると思うのですが、それでいうとハンニバルは常に絶好調の状態で戦えるわけで、これを倒すのはとんでもないハードルですよ。
現状、ハンニバルの天異変態の時間制限は明らかにされていませんが、そもそも天異変態を引き起こしている細菌そのものがハンニバルであると考えれば、その制限時間は主人公らよりも長いと考えられます。
いや~、ハンニバルは前から好きなキャラだったんですけど、今回のお話でさらに好きになりましたね。個人的に、知的好奇心のあるイカれたキャラクター(マッドサイエンティスト的な)が好きなんですけど、そんなやつが扱うコピー能力の戦闘がどういうものになるのか、正直、ワクワクが止まらないです。
次回の掲載はまた3週間後。待ちきれません。
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まとめ
テラフォーマーズの最新話・61話「BABIES IN THEIR NIGHTMARE 不安」のあらすじと感想でした。
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