【無職転生】ヒトガミの正体やルーデウスに助言する目的をネタバレ！オルステッドとの関係や使徒とは？

今回は無職転生に登場するキャラクター、ヒトガミ（人神）についてご紹介します。

アニメ9話で突如登場し、ルーデウスに助言をしてきた、めちゃくちゃ胡散臭い存在。

このヒトガミ（人神）の正体が一体何者で、何を企んでいるのか？　ルーデウスに助言したのは何故なのか？

敵なのか？それとも実は、本当に味方なのか？

などなど、かなり謎が多い存在なので、ヒトガミの正体や目的について解説していきます。

けっこうアニメよりも後の、原作のネタバレを含んでしまいます。なるべく時系列順で解説していきますが、苦手な方はご注意ください。

1 【無職転生】ヒトガミ（人神）とは？　簡単な概要を紹介！
2 【無職転生】ヒトガミ（人神）のルーデウスへの主な助言一覧！結果とその目的、敵か味方かをネタバレ
3 【無職転生】ヒトガミのアニメ2期・青年編以降の助言とその結果をネタバレ！
4 ヒトガミ（人神）のそれぞれの助言の意味と目的、ルーデウスやオルステッドの関係をネタバレ！
5 無職転生を読むなら
6 まとめ

【無職転生】ヒトガミ（人神）とは？　簡単な概要を紹介！

ヒトガミ（人神）は、原作3巻、漫画版4巻で初登場したキャラクター。

魔大陸へ転移させられたルーデウスが、ルイジェルドに出会う直前に、夢の世界で出会います。

特徴のない白い顔と、全身にモザイクがかかっているように見える外見をしている。

「異世界人なんてめったに見ないし、君が生きていると面白そう」という目的で、魔大陸へ迷い込んだルーデウスへ、要所要所で助言を授ける存在に。

……しかし、そう言ってくるヒトガミの態度は、あまりに軽薄。

嘘をついているのが分かりきった態度や、人を小馬鹿にするような口調から、ルーデウスは彼の本性は詐欺師だと疑ってかかります。

ヒトガミの思惑通りになるのは避けるべき。そう考えるルーデウスですが……見知らぬ土地で、頼れるのはルイジェルドとエリスだけ。

ルーデウスはちょっとずつ、彼の助言を疑いつつも、たまーに従うようになっていきます。

というわけで、ヒトガミは現状、胡散臭いけどピンチに助言をしてくれる存在。

魔大陸へと転移してから度々助言をしてきます。

では次に、ヒトガミがルーデウスにした主な助言とその影響を時系列順にご紹介していきます。

これを見た後に、一体何が目的なのか？　ルーデウスに何をさせたかったのか？というのを聞くと、すごく面白いので、ご期待ください。

【無職転生】ヒトガミ（人神）のルーデウスへの主な助言一覧！結果とその目的、敵か味方かをネタバレ

それでは、ヒトガミがルーデウスに干渉してきた主な「助言」についてまとめていきます。

この助言にルーデウスが従ったのか？　従ったとすれば、結局どうなるのか？

ということをまとめていきます。ここから、ヒトガミが敵か味方か？ということが、ちょっとずつ見えてくるかと思います。

そしてその後に、ヒトガミが一連の助言で狙っていた、本当の目的や彼の正体などについて、解説していきますね。

（結論だけ知りたい方はこちらをタップ！）

ヒトガミ（人神）のルーデウスへの助言1：魔大陸へ転移後「ルイジェルドを頼り、助けるのです」

原作3巻、漫画版4巻より。

魔大陸へ転移した直後。ルーデウスに授けた最初の助言は、

「目が覚めたとき、近くにいる男を頼りなさい。そして彼を助けるのです」というもの。

近くにいた男というのは、ご存知スペルド族の男、ルイジェルド。

ヒトガミの助言に乗ったわけではなく、ルーデウス個人の感情によって彼を信用、スペルド族の名誉を回復することを決意します。

これによって、ルイジェルドと一緒に旅をすることになり、結果的にヒトガミの助言と行動が一致します。

スペルド族の悪評を取り除きながら旅をし、ルイジェルドとともに過ごすことによって、帰路は順調。徐々に信頼関係を結んでいき、お互いにかけがえのない仲間となります。

逆にルイジェルドと組んでいなければ相当厳しい道のりでした。断っても、ルイジェルドは陰ながらサポートはしてくれる、とルーデウスは予想していますが……

実際には、精神的な負担は段違いだったでしょう。

つまり、ヒトガミの助言と同じ行動をとった結果、ルーデウスは魔大陸での旅がぐっと楽になった、と言っていいでしょう。

ヒトガミ（人神）のルーデウスへの助言2：「食べ物を持って、路地裏を探せ」（ここからアニメ1期後半クール）

4巻・漫画版6巻にて。アニメだと12話（2クール目）あたりからのエピソードです。

ウェンポートにて。前回からだいたい1年後のことでした。突如現れたヒトガミは「食べ物をいっぱい買って、1人で路地裏をうろつくのです」と助言。

それにより、魔界大帝キシリカと遭遇。腹をすかせている彼女を助けることで、未来見ることができる予見眼を手に入れます。

予見眼という大きな力を手に入れたことがまず大きな結果の一つです。

そして、予見眼を使って助けた人が、密輸組織の人間でツテができ、渡航のきっかけが生まれます。

ただ、ルイジェルドを密輸するための条件として課された依頼で、ルーデウスが捕まってしまいます。

が、後に重要人物となるギースと遭遇していますし、問題なく解放されるため、結果的にはプラスと言っていいでしょう。

ヒトガミ（人神）のルーデウスへの助言3：「アイシャを偽名を使って助けろ」（ここまでアニメ1期）

6巻・漫画版9巻にて。

中央大陸まで着いた頃。シーローン王国にアイシャとリーリャが捕まっていることを見せ、助け出すように助言。

ルーデウスは王城にて捕縛されてしまいますが……

後の重要キャラであるザノバと遭遇。彼に崇拝され、無事脱出に成功し、アイシャとリーリャも助け出すことに成功しました。

ここまで、アニメ1期でのヒトガミの助言と、それに従った結果でした。

いまのところ、ご都合主義がすごくないか？と思ってしまいますよね。

彼の助言に従った結果サクサク魔大陸を移動でき、予見眼を手に入れるなど、完全にプラスに働いています。

……が、ヒトガミの存在が招いた災厄が1期ラストでありますので、それについてご紹介します。

ヒトガミによって引き起こされたマイナス：オルステッドから襲撃を受ける（アニメ1期終盤のネタバレ）

6巻・漫画版9巻より。

故郷まで後少し、というところで、龍神オルステッドとすれ違ったルーデウス一行。

特に問題が起きないはずでしたが……「人神という単語に聞き覚えがあるんじゃないか？」というオルステッドに、ルーデウスが反応すると――

オルステッドは瞬時にルーデウスを攻撃。圧倒的な力で、死に至らしめます。

オルステッドと一緒にいた女の言葉で蘇生させられるものの、「ヒトガミ」のせいで殺されたのは間違いありません。

というわけで、アニメ1期までの内容だと、ヒトガミは助言によってルーデウスのことをプラスに導いた。

ただし、オルステッドから恨まれている（？）ようなので、きな臭いものはやっぱりある……という、やはり謎が多く目的や正体が見えてこない存在、といえます。

ここについても、後ではっきりとした理由や目的をご紹介しますね。

【無職転生】ヒトガミのアニメ2期・青年編以降の助言とその結果をネタバレ！

そして、アニメ2期以降でもちょくちょくヒトガミはルーデウスへと助言を授けます。

ここでもやっぱり不可解なことは多いですが、なんだかんだルーデウスの困っていることを解決へ導く。

ヒトガミ（人神）のルーデウスへの助言4：「ベガリット大陸へ行くな。魔法大学へ行けばEDが治る」

1期で魔大陸から帰還したルーデウス。ですが、ある事情からEDを患いつつ、冒険者を続けていました。

そんな折り、未だ見つかっていなかった母・ゼニスの居場所が「ベガリット大陸の転移迷宮」であると明らかに。ロキシーたちもそこへ救助に向かっている、と知ります。

どうするべきか迷ったルーデウスのもとに、ヒトガミが現れ助言するのです。

「ベガリット大陸に行くと後悔する。ラノア魔法大学へ入学して転移事件を調べれば男の自信は取り戻せるよ」

結果、ルーデウスはシルフィと再会、結婚してEDも解消と、ウハウハなリア充生活を手に入れます。ヒトガミ様最高！

ヒトガミ（人神）のルーデウスへの助言5：「ベガリット大陸へ行くな。リニアかプリセラと関係を持て」

原作11巻より。

結婚し、EDも治ったルーデウス。ですが、「ゼニスの救助困難。救援求む」というSOSをパウロたちから受け取ります。

現れたヒトガミはまたも「ベガリット大陸へ行けば後悔する」といい、他の女子生徒と関係を持て、と助言。

……ですが、今回はルーデウスは助言に従わず、ベガリット大陸へと向かいます。

結果……転移迷宮に閉じ込められていたゼニスとロキシーを救助。

ロキシーとは結婚まで至ります。

しかし、「行けば後悔する」というヒトガミの言葉どおり、パウロを死なせてしまいます。

ヒトガミ（人神）のルーデウスへの助言6：「地下室の様子を見てきて欲しい」

14巻より。

再びルーデウスの前に現れたヒトガミ。

シルフィ、ロキシーと結婚して幸せの絶頂だったルーデウスは、ヒトガミを前ほど疑ってはいませんでした。

そんなとき、ヒトガミは一つルーデウスに頼みごとをします。

「ルーデウスの家の地下室に異常がないか、確かめてほしい」という至って簡単なこと。

特に疑うことなくそれに従おうとするが――それがルーデウスの周りの人間、全員を死に至らしめる罠でした。

これまでの全ての助言は、この一瞬のため。ルーデウスの警戒を緩め、罠にハメるためのものでした。

扉を開ければ最後、地下室にいた魔石病のネズミが解放され、ロキシーが魔石病に。連鎖的にルーデウスとその家族は悲惨な運命を辿ることになります。

一体どういうことなのか？……ヒトガミの本当の目的と正体を、ここからようやくご紹介します。

ヒトガミ（人神）のそれぞれの助言の意味と目的、ルーデウスやオルステッドの関係をネタバレ！

ヒトガミの目的

ヒトガミの目的と正体。それは原作の14巻～15巻にて、未来のルーデウスから明かされます。

「地下室を調べて欲しい」というヒトガミの罠に乗る寸前、「ヒトガミに騙された世界線のルーデウス」が未来からやってくるのです。昔の自分を止めるべく。

未来のルーデウスいわく、ヒトガミの狙いは「いずれ自分を殺すルーデウスとその子孫と、オルステッドを殺す」ことだったのです。

そのためにヒトガミは機会を伺い続けていた。ルーデウスに助言をし、信用させ、気が緩んだ瞬間に全てを奪い去る。

ルーデウスへの助言はことごとく、彼を殺すための策略だったのです（ベガリットへ行くなと言ってたのも、子を生むロキシーと接触させないため）。

ヒトガミの正体・能力

ヒトガミは太古の七神の唯一の生き残り。

六面世界の中心「無の世界」という、誰も干渉できない場所に存在します。

ヒトガミの能力は以下の3つ。

1.信用させる呪い
（※1はルーデウスには効かなかった）
2.夢の中で相手の心を読む
3.超強力な遠視と未来視

これを使い、夢の中のお告げという形で人を誘惑、「ヒトガミの使徒」として人間を動かし、望む未来を作っていたのです。

しかしヒトガミはあるとき、「ルーデウスの子孫とオルステッドが自分を殺す未来」を見てしまいます。

……だから、その未来を摘むために、とてもとても婉曲的に信用を勝ち取り、ルーデウスとその家族が死ぬような罠を張り巡らせていたのです。

など、全ての行動に裏の目的しかないという、まさに黒幕。

全てが明らかになる14巻～15巻の鳥肌具合と言ったらないですし、16巻以降のヒトガミの企みを滅ぼすために戦う展開も面白いので、ぜひ原作小説を読んでみてください……！

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まとめ

無職転生のヒトガミの正体や助言の目的についてでした。

未来を見たり、人を操ることで自分に都合のいい展開を作る存在で、「ルーデウスの子孫とオルステッドが自分を殺す」という未来を避けようとしていました。

ルーデウスへの助言は、彼の信頼を勝ち取って油断させ、彼の家族全てを滅ぼすための壮大な罠。

マジで伏線が壮大過ぎて鳥肌モノですし、使徒を使ってルーデウスたちを殺そうとするヒトガミとの戦いがマジで面白いので、ぜひ原作小説をご覧ください……！

ヒトガミと敵対する存在、オルステッドについてはこちらで解説しています。気になる方はぜひ。

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