咲-Saki-の最新話・287話「幽谷」のあらすじと感想(ネタバレ注意)

この記事では、ヤングガンガン 2025 No.12で連載された、咲-Saki-の最新話・287話「幽谷」のあらすじと感想を語っていきます。

一部ネタバレを含んでしまうので、まだ読んでいない方はYG本誌を読んでからご覧ください。

前回咲と淡がしのぎを削る中、遂にしずが動き出す――!!







咲-Saki-の最新話・287話「幽谷」のあらすじ(ネタバレ注意)

インターハイ決勝・大将戦後半。
咲は4連続嶺上開花を決め、場を圧倒していく。
そんな中、遂に高鴨穏乃が動き出し、山の奥へと誘われていく咲たち。
嶺上牌が見えない”普通の麻雀”を強いられる中――……

(山の中)

「宮永サキ!?」


「大星さん…………」


「こんなとこで会ったりできるもんなの!?
一瞬の思考に介入してきたなんかでしょコレ…」


287話(ヤングガンガン 2025 No.12収録)より
(C)小林立・SQUARE ENIX

咲は山の中で淡と遭遇する――!?






咲-Saki-の最新話・287話「幽谷」の感想(ネタバレ注意)


今回の話を読む前の僕
「さぁ~て、いよいよ【咲VSしず】が開幕だ!
どんな戦いになるのかな~?
やっぱり、咲がしずに嶺上開花を封じられ冷や汗をかく展開になるのかな~?」






今回の話を読んだ後の僕













わからん!何一つわからん!!

あまりの急展開に脳が理解するのを拒んでるのを感じます。

何だ?何が起きてんだコレ?



ちょっと、あまりにも意味がわからなさすぎるので、いったん今回の話を整理してみます。


1,しずの能力(”支配”)が発動。
すでに後半戦中盤を過ぎているせいか、
まだ局の巡目もあさい所から、凄まじい支配力を発揮する。

(ここまではわかる)


2,対戦者の三人がしずの能力の影響で、
山奥に迷い込んだような光景を実際に見る

(ここもギリわかる)


3,対戦している咲と大星淡の意識が繋がり、同じ空間(山奥)で会話をし始める

(!?)

4,ここでの会話はこのイメージ映像が終わったあとも覚えている。
つまり、本人たちの妄想などではなく、確実に意識が繋がっている

(!?!?!?!?!?!?!?!?)

5,そこで二人は、
せっかく時間があるんだから、二人で特訓してしずとネリーに勝てる力を手に入れよう!と修行を画策する

(……………………)






もうどうなってもいいや





わかんないよ!何が起きてんのか何一つわかんないよ!!

なんで二人の意識はつながったの?

なんでこんな超常現象が起きてるのに、二人はノー天気に会話できるの?

わかんない!わかんない!全然わかんないよ!!



思わずこのまま、鳩子ばりに咲のわかんない所を50個ぐらい上げそうになりましたが自重しました

(1巻から振り返って20個ほど作ったあたりで正気に戻った)



いやマジで、今回面白すぎるだろwww

ここまでぶっ飛んだ展開は久しぶりにみたよ!

いいねー!やっぱり咲とテニプリはこれぐらいぶっ飛んでる方が面白い



ところで、今回の精神世界(?)で、咲と淡がかなり長く会話したわけですが、


淡「SF…
サキってSFとか読むんだ」

咲「家の本棚に背表紙が青いブロックがあって、
そこが全部SFだったんだよね。

だから、それなりには読んでるかも」

淡「じゃあテルーも読んでるかな?」

咲「お姉ちゃんはどっちかというと文学だったような」

淡「今度おすすめの貸してよ(^o^)」

咲「うん(*^^*)」

287話(ヤングガンガン 2025 No.12収録)より
(C)小林立・SQUARE ENIX



イチャつくな


なんか、急に大星淡が可愛く見えてきちゃったじゃねーか!
(いいぞ、もっとやれ)


いやほんと凄いわー。
今回の話だけで、咲✕淡の可能性を示しながら、二人してパワーアップのフラグを立てました。

次回、二人の修行編が始まっても驚かないよ。
(今回の最後のコマで淡が正気に戻ってる感があるので、多分ないけど)




一応、ちょっと真面目な話もしとくと、咲がどうすればしずの支配に打ち勝てるかのヒントは、
冒頭のネリーの言葉にありそうなんですよね。


ネリー
(――なんだこれは…

高鴨穏乃……

極まると、山の奥だけじゃなく、こんな序盤まで力が及ぶのか



…………私は山の奥で惑わされたりしない。

私の運命は、自ら選んだ確固たるものだからだ


287話(ヤングガンガン 2025 No.12収録)より
(C)小林立・SQUARE ENIX



これ、勿論能力バトルの文脈で、

「しずの山に対する支配は、ネリーには通用しない。
なぜなら、ネリーは自分で運の波を調整(≒固定化)しているので、他者が介入したところで、意味はない」

という読み方もできるんですが、同時に、

自らの意思で自分の人生を歩こうとしないものが、しずの山で迷ってしまう

という読み方もできると思います。


言い換えると、誰かへの依存や、他者の目を気にして自分で意思決定しない人間が、しずの支配にとらわれてしまうと。

例えば、今の咲は結局、麻雀をするのも決勝に出てるのも「お姉ちゃん」に振り回されているといえて、
そんなメンタルでは、自分自身の人生を歩めない(=自分自身の麻雀ができない)というメタファーなのかなって。


なぜ自分は麻雀を打つのか?

もっといえば、自分はなぜ生きるのか?どう生きていくのか?

そういったことに、咲なりの答えを出さなくてはいけないのでしょう。



そういった文脈で見ると、鶴田姫子と白水哩(リザベーションの鍵で上がる二人)の絆が、しずの能力を打ち破ったのも、個人的には納得できます。

しずの迷いの森は、他者とのつながりや、他者から与えられた目標、道しるべを隠匿し、その人本人の求めるもの、目標以外では突破できない。

だが、姫子はそういった他者から与えられたものすべてを失ってなお、哩への信頼(有り体にいって、)を示し、しずの迷いのを打ち破った。



そうなるとすなわち、この咲VSしずというのは、「咲が自分の価値観をみつけ、大人になる過程の戦い」であることを婉曲的に示している、という読み方ができると思います。



……咲の感想で、誰がこんな話を読みたいというのか。

い~んだよ!俺が書きたくなったんだから!!



じっさい、この読み方(仮説)があってるかは今後次第ということで、続きがすごく楽しみです。


次回の感想はこちら。
咲-Saki-の最新話・288話「星空」のあらすじと感想(ネタバレ注意)


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まとめ

咲-Saki-の最新話・287話「幽谷」の感想でした。


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