この記事では、ヤングガンガン 2025 No.23で連載された、咲-Saki-の最新話・293話「宇宙」のあらすじと感想を語っていきます。
一部ネタバレを含んでしまうので、苦手な方はご注意ください。
前回、ネリーの”七姉妹”を咲たちが打ち破る――！
咲-Saki-の最新話・293話「宇宙」のあらすじ（ネタバレ注意）
インターハイ決勝・大将戦後半。相手の和了りを7回無効化する、ネリーの”七姉妹”は破られた。
運を集中させた親番が終わり、失意のネリー。
しかし、最強の一局が破られたのは、淡の必殺技が作用していたからだった。
293話より
（C）小林立・SQUARE ENIX
それを知らずに動揺するネリーを、淡はすかさず狩りに行く――！
咲-Saki-の最新話・293話「宇宙」の感想（ネタバレ注意）
淡が格好いい…だと……
すごい。いつもみたいなブッパじゃなくて、ちゃんと相手の戦略を見抜いたうえで裏をかいてます。これは惚れる。
淡
――ジョージア人（ネリー）の過去の牌譜をリサーチチームと一緒に見たところ、
あんたはそれで（私たちを）侮るやつじゃない
大差でトップのとき、弱い相手には余裕シャクシャクでただ守るだけだけど、
強い相手には守るだけではなく攻めにいく
強い打ち手に追われているときは、守るだけじゃ逃げきれない……
あんたはそれを、よく知っているんだ
だから、私たち3人が強いと思わせておくほうが
あんたが攻めに出てきてムチャする可能性が高い
つまり――
293話より
（C）小林立・SQUARE ENIX
かっけぇー！マジでかっけぇー！！！
これだよ！これが見たかったんだよ俺は！！！
大星淡といえば、これまで相手を舐めに舐めて、ただ自分の強みを押し付けるだけのゴリ押しマンでしたが、
それがついに、相手の性質を見抜いたうえで、相手の弱点を刺すようになりました！
俺は能力バトルで一番面白いのは、【相手の脅威の分析】と【それに対する攻略】だと思っているので、こういった駆け引きは大好物です。
凄いぞ淡！お前は成長している！
今のお前は主人公だ！！
ところで淡、ひとつだけいいかな？
宇宙を入れ替えるってなに
？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？
293話より
（C）小林立・SQUARE ENIX
とりあえず、また新しい必殺技が出てきました。お前、何個必殺技あるんだよ！
ちなみに、技の自認は「クアンタムホライゾンなんたら」
そこまで言えるならシフトぐらい言えよと思います。
背景が星の宇宙を彷彿とさせつつも、幾何学的な直線で区切られている
293話より
（C）小林立・SQUARE ENIX
正直、能力の理解を脳が直感的に拒否しているのですが、ちょっと真面目に考えていきましょう。
まず、クアンタムホライゾンシフト（Quantum Horizon Shift)を直訳すると、
「【量子】の【境界線】を【移動】する」
というもの。
そして、淡曰く、この能力は「卓上を一時的に別の次元の宇宙と入れ替える」らしいです。
要は、「山（もしかしたら配牌まで含めて）をランダムなシャッフル状態にする能力」ということですね。
というのも、咲の世界では座る人物の能力によって山の牌が入れ替わるというのは周知の事実なわけですが、それを大統領のD4Cが如く、別次元の卓と入れ替えることで、これまでの能力によって積み重なった結果の山が無効化されるようです。
なぜ「積み重なった能力」と表現したかというと、淡自身が「ネリーの普段の運の良さ」は反映されていることを認めているからです。
どうやら、元々運がいい人間は、それなりにツモがいいらしい
293話より
（C）小林立・SQUARE ENIX
つまり、この能力は「突然、他人の凡人のツモ」を与える能力ではなく、「その4人が卓を囲んだときの、平場の状態の次元の卓」と入れ替えていると考えられます
（そうじゃなきゃ、3人が絶不調で、自分だけが絶好調の瞬間の次元と入れ替えれば自分だけがあがれるはずだから。
※ネリーの7姉妹の能力まで淡が理解しているならば、あえて平場にして3人の和了りで3姉妹を突破した、という可能性も0ではないが、
淡が7姉妹の防御を理解している可能性は低い）
いやこれ、地味に凄い能力ですよ。攻撃力こそ殆どありませんが、うまく使えば哩と姫子のリザベーションすら打ち破りうる能力です
もしかしたら以前、淡が新道寺のコンビを見ても余裕だったのは、いざとなれば次元を入れ替えて緊急回避ができると考えていたかもしれません。
咲 阿知賀編 16局より
（C）小林立・五十嵐あぐり・SQUARE ENIX
実際ちょっと違和感あったんですよ、前回、3人で7姉妹を打ち破ったわけですが、咲と淡はともかく、現在のしずにそこまで攻撃力があるのか？と。
あくまで俺の中のしず像になりますが、しずはとことん相手の速度を遅らせて、そして最後の最後にヘビーパンチを決めるというイメージだったので、「淡→しず→咲」の順番で7姉妹を壊せるか？と。本来なら、「淡→咲→しず」の順番になって、和了るのはしずなのでは？という疑問がちょっとあったんですけど、次元を入れ替えてたなら納得です
いや、納得するのもおかしいけど！
でも、理屈は通りますよね。
普通の平場なら、席順に7姉妹を破っててもおかしくないということで。
さて、これでネリーは実質脱落。残るは咲、しず、淡の3人に絞られました。
淡はちょっと残りMP的に厳しそうなきもしますが、無理ゲーだったしず相手にも、次元を入れ替える荒業で対応可能となると、まだまだ誰が勝つかわからない状態です。
正直、めっちゃ面白い。次回も楽しみです。
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まとめ
咲-Saki-の最新話・293話「宇宙」の感想でした。スクエニ公式アプリのマンガUP！で、咲と阿知賀編が配信中。
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