ワールドトリガー（ワートリ）の225話「香取隊②」のストーリーの感想！（26巻のネタバレ注意）

今回は、ワールドトリガー（ワートリ）の225話「香取隊②」について。
あらすじやストーリー、感想を語っていきます。

26巻のネタバレを含んでしまうので、
苦手な方は225話が載っている
ジャンプSQ.2022年10月号をご覧ください。

1 ワールドトリガー（ワートリ）の225話「香取隊②」のあらすじ・ストーリー（26巻のネタバレ注意）
2 ワールドトリガー（ワートリ）の225話「香取隊②」の感想！（26巻のネタバレ注意）
3 ワールドトリガーの225話や単行本を読むなら
4 まとめ

ワールドトリガー（ワートリ）の225話「香取隊②」のあらすじ・ストーリー（26巻のネタバレ注意）

閉鎖環境試験3日目の「仕事時間」が終了した直後。
香取はすべてのやる気をなくし、「う◯こ」しか言えなくなってしまう。

225話（ジャンプSQ.2022年10月号収録）より
（C）葦原大介・集英社

会話が成り立たないままでは、明日に向けた対策会議さえもできない。
諏訪7番隊が困り果てる中、修は香取隊の面々に連絡を取り、彼女の不機嫌の原因を探っていく――。

一方その頃、未だ最下位にとどまる11番隊の隊長、若村は思い悩んでいた。
初日にヒュースが提案した、共通課題を回す案を採用しようとするも、もはや手遅れ。

225話（ジャンプSQ.2022年10月号収録）より
（C）葦原大介・集英社

その出来事から、彼は自らの判断の”温さ”と”遅さ”を自覚し始める……。

ワールドトリガー（ワートリ）の225話「香取隊②」の感想！（26巻のネタバレ注意）

というわけで、ワートリの225話のあらすじでした。
ここからは感想を語っていきます。

ワールドトリガー（ワートリ）の225話「香取隊②」の感想（ネタバレ注意）：負けるべくして負けてる感、が面白い

225話（ジャンプSQ.2022年10月号収録）より
（C）葦原大介・集英社

まず、未だ最下位で焦りまくりの若村くんについて。
ここまで彼がやってきたことを改めて振り返ると……

・ドラフトは「その場でいいと思った人を選んだ」
　→スペックが高い人はいるも、チームとしての統一感はない
・余り物だった半崎へのフォロー
　→「悪くないと思った（理由の説明はなし）」
・ルールを全員で確認し、足並みを揃える
・日本語読めないヒュースにいち早く気づき、フォロー
　→半分は修による情報共有のおかげ
・「共通課題の分担→答えを見せ合う」という提案に悩む
　→1日後、「やめといた方が良いと思う」と判断
・戦闘シミュ中の特別課題の対応に悩みまくる
　→笹森のフォローに任せきり
・彼の指揮での戦闘シミュでの戦績は、0勝5敗1分け
・初日のヒュースの提案（手遅れ）を今になって採用しようとする

……こんなところ。
隊員たちへのフォローや気配りはそれなりに出来ているものの、
得点につながる要素は、ものの見事にマイナスしかない。

判断が温い、遅いっていうのもそうなんですけど、
結局のところ、どう強みを活かして戦っていくのかという戦略が皆無なのがヤバい。
そりゃ何して良いのか分かるわけないよね、という印象です。

初日にヒュースが出した案も、「共通課題が多く残ってる今、それをヒュースを介さず効率よく終わらせる」ための策なのに……

225話（ジャンプSQ.2022年10月号収録）より
（C）葦原大介・集英社

「もしかしたらその方がスコアが上がるかも」と、具体性皆無で、状況や目的が何もかも変わっちゃってるのに気づいていないあたりも、相当ヤバい。

駒がいくら優秀（ヒュースとかね）でも、計画性や戦略がなってないと勝てるわけがない、というのがワートリらしくて最高。
流れでそれっぽいことやるだけだと、具体的に得点を伸ばすにはどうしたらいいか考えてる人には絶対勝てないよ、っていう。
こんな生々しく、負けるべくして負けてる感出てるのが、めっちゃ面白いですね。

自分の弱さを知った若村くんですが……これをちゃんと克服していってくれると、更に面白くなりそうで楽しみ。
戦闘シミュで活躍するヒュースや、特別課題で思考力を評価された笹森など、戦力的には全然やれるはずなので、番狂わせを期待。

ワールドトリガー（ワートリ）の225話「香取隊②」の感想（ネタバレ注意）：ご機嫌取りでこんな面白いことある？

そして、完全にやる気を失ってしまった香取ちゃんについて。
明言こそされてないものの、描写から察するに不機嫌の理由は、「香取隊のメンバーの順位が振るわないせい」。

224話（ジャンプSQ.2022年9月号収録）
225話（ジャンプSQ.2022年10月号収録）より
（C）葦原大介・集英社

修たち何も悪くないし、回避不能すぎてめっちゃ困るなコレ……と思うと同時に、
これまでの描写や三浦くんの「チーム（＝香取隊）が上手くいってないと不機嫌になる」という発言とも矛盾しない。
彼女の感情や、行動原理に筋通ってて、納得は行くのが良く出来てるなーと感心。

それはともかくとして、修が速やかに香取隊の面々に聞き取りをするのが流石。

225話（ジャンプSQ.2022年10月号収録）より
（C）葦原大介・集英社

こういうトラブルに対してすぐさま手を打つあたりが面白いですね。
細かいですが電話の順番も、交流のある若村より優先して、正確に答えてくれそうな染井さんから行くのも有能だと思います。

……で、聞き込みの結果、有効だという「不機嫌から意識をそらさせる物をチラつかせる」という作戦を実行するわけですが……
まさかの「烏丸先輩とのデート」を修がとりつけるだけで、こんな食いつくとは思わんかった。

225話（ジャンプSQ.2022年10月号収録）より
（C）葦原大介・集英社

これに関しては正直、「それでいいのか」感が最初にありました。
一応17巻のカバー下で「とりまるが本命」って言ってたから唐突に生えた設定ではないし、
香取自身も「不機嫌モードを脱するきっかけがほしい」状態だったから、それに乗っかるのも分かるんですけど……。
なんかこう、ぬるっと都合よく解決した感じが最初は釈然としなかったです。

でも冷静に考えると、修が速やかに情報収集をして解決策を提案。

225話（ジャンプSQ.2022年10月号収録）より
（C）葦原大介・集英社

諏訪さんや隠岐さんの情報やアイデアを出し合って解決……という協力プレーの賜物なんですよね。
この処理方法が不明瞭すぎる爆弾を速やかに解決するためにやれることやってて、やっぱり問題解決への取り組み方が頭一つ抜けてる隊だな、って気づいてから、めっちゃ面白いシーンだと思い直しましたね。

これで諏訪7番隊の最大の懸念だった、香取のメンタルを克服。

225話（ジャンプSQ.2022年10月号収録）より
（C）葦原大介・集英社

戦闘シミュを巻き返すための最低条件をクリアしたので、ここからの作戦がめちゃくちゃ楽しみです！

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香取という爆弾の機嫌を取るために、修たちが尽力するのが面白いです！

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まとめ

ワールドトリガー（ワートリ）の225話「香取隊②」のあらすじと感想でした。
戦略的に動けてない若村くんの負け方が生々しくて面白いし、
香取ちゃんのご機嫌取りのためにすぐさま動く修が有能な回でした……！

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