今回は、キングダムの呂不韋を解説していきます。
同じ秦国の人間でありながら、政と敵対して権力争いする敵ですが、めちゃくちゃすごい人だし、彼なりの信念の垣間見える名言がかっこいい!
というわけで、呂不韋のすごさや行動を振り返りつつ、かっこいいシーンや名言、最後や死亡するのかを解説していきます!
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【キングダム】呂不韋とは?かっこいい名言や、政や太后との関係を解説!(ネタバレ注意)
98話より
(C)原泰久・集英社
役職:秦の右丞相→相国
CV(声優):黒田哲章さん
実写版俳優:佐藤浩一さん
呂不韋とは:政と敵対する、秦国の右丞相
呂不韋は政に仕える、秦国の右丞相。政に代わって政治を行っています。
もともとは一介の商人でありながら、秦国のトップまで上り詰めた、かなりすごい人物です。
商人や文官としての能力が非常に高く、あの李牧を相手に、交渉で完全勝利。
177話より
(C)原泰久・集英社
無償で城を奪い取った上、趙国との同盟を結ぶことに成功します。
その上、彼の従える呂氏四柱は、全員が秦国屈指の逸材。
王騎の後、秦国最強の武将となる蒙武や、合従軍との戦いで指揮を執り勝利を収めた昌平君など、実力者を従える強力な派閥。その長こそが呂不韋です。
……しかし、そんな呂不韋の目的は、「政を退けて秦国の王となる」こと。
自身が権力をつけるためなら手段を選ばず、たびたび政を暗殺しようとする、めちゃくちゃ手強い敵です。
呂不韋の解説:成り上がるためなら、どんな手でも使う
98話より
(C)原泰久・集英社
そんな呂不韋は、自身が成り上がるためにあらゆる手段を使って暗躍。
自分の恋人の気持ちを無視して利用したり、政を何度も暗殺しようとするなど、エゲツない悪人です。具体的な行動としては……
・2度も成蟜を反乱させ、政を暗殺しようと試みる
→2度目の成蟜の乱では、成蟜が死ぬ結果に
・加冠の儀を毐国に襲撃させ、それを討伐する計画を立てる
など、他人を切り捨てて成り上がろうとしたり、巧妙に政を狙ったりする強敵です。
そのやり口から、信は「お前は王様にはなれねぇ。”正義”がないからだ」と非難されますが……それに対して、呂不韋はこう返します。
378話より
(C)原泰久・集英社
「世に言う”正義”とは、その人柄に宿るのではなく――勝った者に宿るのだ」と。
信や政とは相容れない考え方ですが、そう言い切った呂不韋の姿や生き方から、彼にとってそれは揺るがない信念だと伝わってきます。信念を貫き通している感じが、めっちゃかっこいい名言だと思います!
そして、アニメ4期の加冠の儀では、ついにその呂不韋と政の信念がぶつかり合います。
めっちゃいいシーンだし、そこで呂不韋と政の戦いが決着するので、解説していきますね。
【キングダム】呂不韋の加冠の儀でのかっこいいシーン!その後はどうなる?(ネタバレ注意)
アニメ4期で描かれる加冠の儀で、呂不韋と政の戦いが決着!
互いの信念がぶつかってすごく熱いシーンだし、呂不韋の最後につながっていくことになるので、詳しく語っていきます。
呂不韋のかっこいいシーン・名言:政と天下について語り合う
太后を利用して、政の加冠の儀を襲撃するという計画を企てるも、昌平君の裏切りによって失敗した呂不韋。
彼は政を誘い、2人きりで「天下」について語り合う場を設けます。
そこで呂不韋は、初めて自らの抱く理想や信念を語る。
彼が「天下の起源」――つまり、人が発展してきた最も重要なものだと断言したのは、「貨幣制度」。
423話より
(C)原泰久・集英社
金があったからこそ、国が生まれ、進化を果たしてきた。だからこそ呂不韋は、秦をさらに豊かにし、国民に不自由させない。他国を受け入れ、ともに発展していく。
そうやって金で国を統治して、”暴力”ではなく、”豊かさ”で包み込む。
それこそが、正しい中華の統治である、と。
それに対し、武力による中華統一という政の夢を、”狂気の沙汰”だと切り捨てます。
……なぜなら、武力で統一したところで、国に満ちるのは悲劇と絶望。ならば、戦争が続こうとも、豊かに生きていくべきである、と。
生半可な考えで王位を奪おうとしていたわけではなく、呂不韋は彼なりの為政者としての信念があって、そのために動いていたのです。
政の理想論よりも現実的だし、人々の幸せや発展を考えている。民が不幸になりかねない道を止めようとする。
……そんな呂不韋の、真摯な在り方が感じられる、めっちゃかっこいいシーンです。
呂不韋のかっこいいシーン・名言:政の成長を見て、敗北を認める
しかし、政の目指す――「戦争のない世界を作る」という理想を聞いて、その覚悟を見届けると。思わず目頭を抑え、呂不韋は言います。
427話より
(C)原泰久・集英社
「大きゅうなられましたな……大王……」と。彼の成長をたたえ、その信念を聞き届ける。
そして、呂不韋が仕掛けた反乱が失敗したことを知ると――……
「正に完敗だ……」と、敗北を認めます。この潔さもまた、かっこいい。
敗北した呂不韋はその後、河南にて蟄居(ほぼ幽閉)することになります。
【キングダム】呂不韋は最後に死亡?生存してる?その後を解説!
その後、呂不韋はしばらく登場することはありませんでしたが……648話にて再登場。
政に対して助言を遺し、唐突な最後を迎えることに――?
呂不韋の最後・死亡:河南で政に言葉を遺し、自害する
河南の内乱を収めるために訪れた政に対して、呂不韋は政を導くように助言します。
「あなたは優しすぎるのです。大王」
「その優しさは大王様の武器でもあるが、先々唯一の弱点と成り得ますぞ。……これが呂不韋の最初で最後の進言です」と。
珍しく、政のことを慮った言葉をかけて――彼を抱きしめて、激励します。
648話より
(C)原泰久・集英社
政の信念を認めたのが伝わってきて熱いし、その道の険しさを分かった上で、忠告しながら背中を押す。めっちゃ大人なかっこよさで、かなりエモいです。
しかし、その後――
648話より
(C)原泰久・集英社
呂不韋は自ら服毒し、自殺したことが政に伝えられます。
【キングダム】呂不韋の最後・死亡・その後:死んだのは影武者……?
……ですが、そのすぐ後に、呂不韋が生存していると示唆する描写があります。
648話より
(C)原泰久・集英社
毒を飲んだのは影武者で、呂不韋が河南から抜け出すために死亡を偽装した、と思わせる発言が馬車から聞こえてきます。
馬車の中の人物が誰なのか、はっきりは描かれていませんが……「大王は分かってくださる」という発言から、ほぼ間違いなく呂不韋が生存していると考えられます。
この抜け目のなさが、呂不韋っぽいし……政が理想へ進む道を見届けようとしてるっていうのがグッとくる最後でした!
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まとめ
というわけで、キングダムの呂不韋についてでした。
秦国王となるために、何度も政を暗殺しようとした悪人ですが、実は為政者としての信念を持っているっていうのが、すごくかっこいい。
最後には政を激励してくれるのが熱いし、彼の理想を見届けるために死亡を偽装するっていうのもグッときます。
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