今回は、キングダムの政(嬴政)についてまとめていきます。
中華統一を目指す秦国王で、その理想と民と共に戦う姿が誇り高くてかっこいい……!
というわけで、政のかっこいいシーンを活躍や名言を、原作の何巻か?ということと共に解説していきます!
特に、3期の合従軍編での演説や、中華統一にかける思いは特に熱いので、詳しくまとめていきますね。
一部、ネタバレを含んでしまうので、苦手な方はヤンジャン!をどうぞ。
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【キングダム】政(嬴政)がかっこいい!性格や目的を紹介
階級:第31代秦王
CV(声優):福山潤さん
政について:冷静で誇り高い秦国の王
政(嬴政)は31代目の秦王で、後の始皇帝。
少年時代から冷静沈着で、王の風格を纏っています。
信と出会った少年時代には、弟の成蟜による反乱で命を狙われていたものの、
どんなに不利で追い詰められていても一切動じることなく、現状を打開するために前を向くのです。
なぜなら、政は自分を守るために散っていった仲間の命の重みをしっかり理解しているから。
政は幼い王でありながら、仲間の命の重さを知り、それに報いるために最善を尽くそうと真摯に動き続ける。
そんな立派な王様で、めちゃくちゃかっこいい。
更に、政は普段は冷静沈着なものの――胸の奥には熱い情熱を秘めている。
次はそれが伝わってくる、政の理想と目的について語っていきますね。
政の目的:中華統一によって戦争を失くし、人を闇から解放する
政の目的は未だ誰も成し遂げたことのない、中華統一。
政の追い求める理想、あるべき王の姿は「人を生かす」こと。
人々が恨みや憎しみに囚われることなく、平和に過ごせる未来を作るために――国境を失くし、一つの国とする。
ただ一時の平和ではなく、恒久の平和を思い描き、そのために政は戦う。
たとえ暴君と罵られようと、その後の争いのない世界のために戦い続ける覚悟を決めているのです。
――この理想を語るとき、政はいつもの落ち着き払った様子ではなく。
――熱く言葉を尽くす。反対勢力の呂不韋さえも圧倒される熱量で、とにかくグッと来ます。
政のかっこいいところ:人を勇気づけ、正しい方向へと導く
中華統一という夢のために戦う政ですが、目的だけじゃなくそのための行動もかっこいい。
ただふんぞり返っているのではなく――民や戦士たちのことを勇気づけ、導く。
絶望的な状況で、誰もが戦意を失いそうとき。政は兵士や官僚たちを鼓舞して、戦い抜けるようにと言葉や行動を尽くすのです。
夢を口だけで語って兵に戦わせるだけではなく――政自身も戦ったり、兵を導く。
その姿勢がめちゃくちゃかっこいいし、鼓舞の言葉も民を第一に考えた理想の王様って感じなので、後で詳しくまとめていきますね。
【キングダム】政(嬴政)の生い立ちや過去・紫夏との関係を解説!
次に、政が争いのない世界を望むようになったきっかけである、生い立ちや過去をまとめていきます。
政の過去は、原作漫画8巻で描かれます。
――政は幼少時代を、敵国である趙で人質として過ごしていた。
趙の人間からは長平の戦いでの恨みをぶつけられ、母からも虐待を受け続ける。
そんな”人間の闇”にまみれた幼少期を過ごした政は、感情を失い、痛みさえ感じない少年となっていました。
――しかし、政は紫夏という女性と出会って感情を取り戻す。
紫夏は、政を趙から秦へと帰還させるために雇われた女性。
彼女は政を追う趙の軍勢から、彼を命がけで守り抜いたのです。
全くの赤の他人である政を、紫夏は死力を尽くして守ってくれた。
そんな彼女に政は、人間の持つ”光”を感じ――それを曇らせる闇を無くすことを決意し、中華統一という道を選び取るのでした。
【キングダム】政(嬴政)のかっこいい名言や演説まとめ!原作の何巻か解説!(ネタバレ注意)
それではいよいよ、政のかっこいいシーンや活躍、名言を語っていきます!
ネタバレを含んでしまうので、苦手な方はヤンジャン!で原作漫画を読んでから、ご覧になってください。
政のかっこいいシーン・名言:お前では王はつとまらぬ
成蟜による反乱のさなか、彼と対面した政は、王としての在り方を説く。
自らの血筋を誇り、庶民を見下す成蟜を……政は「バカガキ」と一蹴する。
「世を知らぬ。人を知らぬ。だからお前はいつも唯一人だ」と、民をないがしろにする彼を叱責し――
「お前では王はつとまらぬ」と、王としての器の差を見せつける。
人の痛みを知り、民の心を受け止める――そんな政の在り方が見えて、めっちゃ熱くてかっこいいシーンでした。
政の合従軍編でのかっこいいシーン・名言:戦うぞ!
そして、アニメ3期で描かれる合従軍編(原作25巻以降)では、政がとにかく大活躍。
絶望的な状況を、政が何度も奮闘して跳ね除けていきます。
最初の危機は、秦国に対して他の六国が「合従軍」を興して攻め入ってきたとき。
多勢に無勢で、秦国は滅亡するほかないと、報告を受けた官僚たちは青ざめていく。
しかし、政は膝をついた官僚を支え、立ち上がらせて。やるべきことを直視させる。
今ここにいる官僚たちが、秦国全国民の命を握っていると。民のことを思い出させ――全力で彼らを救うために全身全霊を尽くせ、と。そして、叫ぶ。
「――戦うぞ!!」
誰もが膝をついて終わりを待つだけになりそうになった中でも、政だけは民を守るために戦う覚悟ができていたっていうのが、まずかっこいい。
しかもそれを、心の折れかかった官僚たちを再起させるだけの熱量で伝えられるのが、本当に王の器って感じで最高です。
政の合従軍編でのかっこいいシーン・名言:俺が行く!!
そして、原作30巻では、秦国は合従軍から函谷関を死守することに成功。
――しかし、李牧の策によって別ルートから咸陽が狙われ、再び秦国は滅びの危機を迎えます。
残る城は一般人ばかりの蕞のみ。もはや戦力はなく、指揮する武将もない。――そんなとき政は、一人動くのです。
蕞に残った一般人たち。彼らの心に火を付け、鼓舞するために、政は王でありながら第一線へと向かっていく!
そして、戦意を失ってボロボロになりながら蕞にたどり着いた信を――
「お前達と共に戦いに来たのだ」と出迎える。
亡国の危機にひんしてもなお逃げることなく……むしろ自分で戦地へ赴いて、共に戦う。
この諦めないで戦う姿も本当にかっこいいんですが……それだけじゃない。蕞の民に語った演説が最高にかっこいいので、解説していきます。
政の合従軍編でのかっこいいシーン・名言:蕞での演説と戦い
蕞にたどり着いたものの、城内の人間はほとんどが一般人。
しかも、蕞の民は、敵軍が来たらすぐにでも門を開けようと考えていた。……それくらい、戦意のない絶望的な状況でした。
――しかし。政は「聞かせたい言葉がある」と民を集め、演説をする。
政は住民一人一人に向けて語りかけるような口調で、現状を知らせ――民を奮起させる。
これまで祖先たちが積み上げてきた秦国の歴史を語り。敗戦した末路を想起させてから。
「秦国や、そなたの家族を守れるのは、そなた達だけだ」と。民の力を信じ、語り続ける。
その言葉に反応した幼い少年に――政は共に戦う仲間として礼を尽くし、名前を覚える。
自らも戦い、「共に血を流すために来た」と断言する。
民の力を信じて、肩を並べて戦う。
その政の言葉と姿、決意に民は心を打たれ、全員が蕞を守るための戦士として、決意を固める!
この演説がもう、言葉の一つひとつが熱くて最高にかっこいいシーンです。
民を戦力として数えるのではなく、一人ひとりを対等に、共に戦う仲間として扱って――共に秦国を守り抜こうと鼓舞する。
この民への信頼と、共に戦おうとする姿勢が理想の指導者すぎてめちゃくちゃかっこいい……!
あまりにもかっこいいので、330話だけでも31巻や、ヤンジャン!で読んでみてください!
政のかっこいいシーン・名言:人の本質は「光」だ
合従軍との戦いを終え、加冠の儀を迎えた政は、呂不韋との決着をつけるべく対峙する。
呂不韋は人の本質は金であり、欲望を満たすための戦争はなくならない。中華統一など不可能と断じるけれど。
政はそれは「人へのあきらめ」と否定し――自らが思う、人の本質を語る。
「人の持つ本質は――光だ」と。
自分を守り死んでいった紫夏や、次代へと思いを託した王騎や麃公。彼らは未来がよりよい方へ進むようにと全力を尽くし、後世へと託していった。
そんな人間の善良さを政は信じ――それを曇らせる戦争を無くすために、戦う。そうすればきっと。
「俺の次の世は、人が人を殺さなくてすむ世界となる」
それこそが、政の思い描く理想の世界。
李牧の提案する「七国同盟」のような、一瞬の平和ではなくて。
人々がずっと、その”光”を曇らせずに、よりよい方向へと歩んでいけるように、と彼は願う。
……そんなふうに人間の善性を信じて、それが永遠に踏みにじられることがないようにと、理想を求める。
本当に誇り高いし、その理想のために全てを懸けているのが伝わってくるのが、最高にかっこいいんです……!
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まとめ
キングダムの政(嬴政)についてでした。
人の光を信じ、それを曇らせる戦争を無くすために、中華統一を目指す誇り高い王です。
民のことを信じ、共に戦う姿がマジでかっこよくて、特に31巻・330話の演説は必見です……!
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