黒執事の最新話・208話「その執事、解放」のあらすじと感想!(ネタバレ注意)

今回は、黒執事の最新話・208話
「その執事、解放」のあらすじ感想
を語っていきます。


ネタバレを含んでしまうので、まだ読んでいない方は、
208話が掲載されているGファンタジー 2024年2月号をどうぞ。







黒執事の最新話・208話「その執事、解放」のあらすじ(ネタバレ注意)


走り去るフィニの背中を見ながら、
倒れるスネークは思い返す。


自らの生い立ち。
サーカスとの出会い。
そして、シエルたちがやってきた、”あの日”のことを――。





黒執事の最新話・208話「その執事、解放」の感想(ネタバレ注意)


ここからは、個人的な感想を語っていきます。

黒執事の最新話・208話の感想:スネークの過去



ついに、スネークの過去が明らかに


来るか、来るかとは思ってたけど、本当に来たよ!



これまで、前2つの施設では、メイリンとバルドの過去が掘り下げられました。
普通に考えたら、今度はフィニの番です。

でも、既にフィニは以前の話で過去がかなり明らかになっているので、
スネークの過去来い!と願っていた私としては、
来てくれて本当に嬉しい!


スネークについては、色々と気になる事が多いんですが、
個人的に一番気になってたのは、
本当にスネークは蛇と話せるのか?
ということ。

スネークの台詞は、基本的に全て、
「……って〇〇(蛇)が言ってる」
と表される訳ですが、
これ、毎回ホントに蛇が言ってんの?ってのは、地味に気になってたんですよね。

この台詞って、可能性としては、

1,スネークは本当に蛇と会話できる
蛇一体一体毎に個性もあり、意思疎通ができている。


2,スネークは蛇の思考をなんとなく察することができる
その感覚で察したことを、自分なりの言葉で他の人間に伝えている。


3,スネークは蛇の思考を勝手にわかったつもりになっている。
あくまで思い込みであり、実際には、蛇と意思疎通はできていない
子どもがイマジナリーフレンドを作るが如く、あくまで空想のセリフである。


4,スネークは蛇使いにすぎず、蛇と意思疎通をするつもりもない
自分が言いたいことを蛇が言っているフリをしているだけである。
蛇が意思を持っていると誤認させるように蛇を操っているに過ぎない。

だいたい、この4パターンぐらいが考えられると思うんですよ。

で、私としてはこれまで、2か3あたりかなぁ、と思ってたんですよね。

流石に4の周りを騙しているというのは考えにくいですし、
さりとて、本当に1,人間と同じレベルで蛇と意思疎通ができるっていうのも、ちょっとファンタジーすぎない?って思ってました。


黒執事って、悪魔と死神周りはファンタジーですけど、
それ以外の所は、ギリギリ人間の科学レベルの範疇ですし。
(例:呪いと思われていたものが、実際は毒だった!)

そのうえで、最近(203話・2023年9月号)では、
蛇のジョナサンとかが、かなり人間臭い挙動をしていたので、
2のなんとなく蛇の感情を察してるが答えかなー」と勝手に思っておりました。


ところが、今回のスネークの過去編を見るに、
1,『本当に意思疎通ができている』の可能性がかなり高くなりましたね。


こんだけ衰弱しているスネークが、周りを騙す余裕が無いのは勿論のこと、(この時点で4は絶対にない)
蛇の表情や仕草が明らかに人語を理解している挙動をしているので、
2以上は、ほぼ確定。

で、蛇の表情と台詞がリアルタイムで噛み合っていることを考えると、
ガチで1の意思疎通できていると思えるようになりました。





さて、その上で今回スネークは、
サーカス団にもシエル達にも騙されていたと悟るわけですが、
この時の彼の言葉が印象深いですね。


「――みんな、俺達を騙していた?
利用していた?

――それならなんで、
なんで、

お前達は、
俺達に手を差し伸べた――?」


――スネークの独白
208話(Gファンタジー 2024年2月号収録)より
(C)枢やな・SQUARE ENIX



私の第一印象は、
スネーク、若いなぁ
でした。


良く言えば、純粋
悪く言えば、青い


人間は、100%他人のために動いてくれる、なんてことはありません
そこには必ず、その人達なりの打算があります。

同時に、打算的に人を助けたからと言って、そこに善意がないなんてこともありません

人はみな、他者への優しさと、自分へのメリット、両方を踏まえた上で、行動を決定しているのです。


サーカス団(ソバカス)とシエル達で言えば、
ソバカスはどちらかといえば、善意ベース、
シエルは打算ベースで、スネークに手を差し伸べたと言えるでしょう。

サーカス団は基本的には孤児達のために働く善人であり、
仲間の結束も固いです。

一方でシエルは、スネークが敵に回ると面倒という打算からスネークを懐柔してますし、
基本的には部下への情も薄いです。
(セバスに至っては情は存在しない


でも、見る角度を変えれば、
ソバカス達は自分たちの身内のために他者の権利を脅かす邪悪そのものであり、
シエル達は国のために自分たちを犠牲にしてまで戦う、誇り高き正義です。

スネークを仲間に入れたのも、
サーカス団からすれば、よりサーカスが盛況し、自分たちの裏の仕事がやりやすくなる、という打算が少なからずあったでしょうし、
シエル達には、スネークを大切にしたいという優しさ(それは、時には憐れみと表現されるかもしれませんが、
それでも、スネークにとっては救いの手です)が、確かにあったでしょう。


人やグループは、100%善や悪で出来上がっているということはなく、
悪の組織も身内には甘いし、
もともとは打算的だったグループにも、仲間意識が芽生えるということはあり得るのです。


問題は、他人と過ごした経験が極端に少ないスネークが、
ついにそのことに気がついたということでしょう。

これまで、善意の塊と信じていたサーカス団やシエル達の裏の顔を知ったスネーク

知恵の実を食べたならば、
もう、青かったあの頃に戻ることはできません。

はたして、全てを知ったスネークは、どんな選択を選ぶのか?


自分を騙したソバカスやシエルに復讐する?

自分を最初に救ってくれたサーカス団への義理を通して、ソバカスに協力する?

社会倫理にのっとって、シエルの下へ戻る?

はたまた、全てを信じられなくなり、自暴自棄となって全てを投げ出す?



ここにきて、スネークがどんな選択を選ぶのかが、俄然たのしみになってきました。

黒執事は、キャラ一人一人の内面がめちゃくちゃ作り込まれているので、
掘り下げれば掘り下げるほど、色々な感情が見えてきて、読んでてほんっとうに面白いです。


メインストーリー含め、かなり盛り上がってきてますので、
まだ見てない方がいらっしゃいましたら、
是非とも雑誌で見てみてください!



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まとめ


黒執事の最新話・208話「その執事、解放」の感想でした。


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