
この記事では、ヤングアニマル 2024年No.21で連載再開した、ベルセルクの最新話・377話「獅子身中の蟲」のあらすじと感想を語っていきます。
一部ネタバレを含んでしまうので、苦手な方は雑誌を読んでからご覧ください。
前回、クシャーンが鷹の団を狙う……!?
目次 [閉じる]
ベルセルクの最新話・377話「獅子身中の蟲」のあらすじ(ネタバレ注意)
クシャーンへと辿り着いた妖精島の一行。
そこは平和で栄えた地だったが、鷹の団との戦争を控え、各民族の族長たちは緊張を高めていた。
シラットはクリルタイ(族長による首脳会議)に参加し、鷹の団との戦争で総指揮を取るために嘆願する。
しかしそんな中、族長の一人がラクシャスに変貌。
惨劇が始まろうとしていた――。
ベルセルクの最新話・377話「獅子身中の蟲」の感想(ネタバレ注意)
ここからは、個人的な感想を語っていきます。ベルセルクの377話の感想:続きが来たぞおおおおお!
祝 連載再開
待ちに待った続きが、ついに来ましたよ。
しかも今回は2号連続掲載。次回も読めるのありがたすぎる。
まぁ正直、連載作品で2号見れるだけで喜ぶってなんだよと考える自分がいないわけじゃないんですが、それ以上に続きが読める喜びのほうが圧倒的に勝ります。本来なら続きが絶対に読めない中でのこれですからね。スタッフには感謝しか無い。
さて本編。今回はリッケルトと共に、クシャーンの街を探索するところから始まりました。思った以上に平和で栄えてますね。もうちょっと悲壮感や緊張感があるかなと思っていたのですが、どうやら幽界(かくりょ)の存在にも一切脅かされてない様子。ミッドランド、ファルコニアとは状況が相当違うみたいです。
言うなれば、グリフィスの脅威は、このクシャーンの地までは届いていないと推察されます。
これは、鷹と戦うにあたって相当にいい条件というか、戦争するにあたっては好条件ですよ。士気で負けてたら話にならないですからね。市井の様子をみるに、クシャーン達は鷹のことを恐れている感じがしないので、戦いでは相当頼りになりそうな感じがします。
……と、思っていたら、リッケルトから気になる独白が。
リッケルト
(――光の鷹を討つ――――
早い…早すぎる!
今にも戦いののろしが昇る勢いだ。
…誰も、この流れには逆らえない。きっとみんな、飲み込まれるだろう……)
377話(ヤングアニマル 2024年21号収録)より
(C)三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社
あれ?なんか雲行きが怪しくない?
僕は前回までの話で、若やクシャーン達はすでに相当に対鷹への準備を進めてるとふんでたんですが(前の先帝――カミナリオヤジが負けたことからも、他の国より準備する時間は長かったと見た)、リッケルトの言葉を信じるなら、なんか浮足立ってる様子。
やばいですね。ちょっと不安になってきました。
ただ、その後の展開がこれまたワクワクします。ロデリック(船長)が若などと共に、クリルタイ(クシャーンの族長会議のようなもの)に出席します。そして、その場に出席した族長たちの顔つきの勇ましいこと!これから鷹を相手にするというのに、全く恐れている様子がありません。これは頼もしい味方ですよ。これなら、鷹との戦争も五分以上に戦えるかもしれません。
現大帝(族長リーダー)
「では、クリルタイを始めようぞ
――とは言うものの……
我々は長らく外様であった故に、今日に至るまでの事情を全く知らぬ。
…仙将ダイバよ、こんな我々のために事の経緯を語ってはもらえんか?」
377話(ヤングアニマル 2024年21号収録)より
(C)三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社
何も知らなかっただけでした
えーと……正気か?
え、待って、ねぇ待って。敵の情報すら把握しないまま戦争しようとしてんの?なんだここは?自殺志願者の群れか?
読んでてマジでびっくりしました。孫子曰く「敵を知り己を知れば百戦危うからず」とはあまりに有名な言葉ですが、まさか「敵の詳細すらわからぬまま戦争ムードになってる」とは夢にも思わなんだ。
やばいです。僕の中の「対鷹の団向けに訓練してきたクシャーンとともに、ガッツがグリフィスに戦いを挑む」というシナリオがガラガラと崩れていく音がします。
いやまだだ!まだわからん!
よくみろ!族長たちは見た目は強そうだ!
彼らなら、事の顛末を踏まえて、有力な作戦を作ってくれるはずだ!
現大帝
(話をきいて)
「何とっ!
それは真かダイバよ!」
(最高に情けない顔で)
周りの族長たち
「ざわざわ……」
(意訳すると、マジかよ?ヤバくね?って雰囲気)
377話(ヤングアニマル 2024年21号収録)より
(C)三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社
あ、これ駄目なやつだ
なんということでしょう。まさかのクシャーンの上位陣、何も事情も知らないし、事情を知ったら知ったで動揺するばかりで、傑物がほとんどいません。
やばいって!これじゃあ、若が一番頼りになりそうじゃないか!と思ったら、若が総指揮を自分に委ねるように進言しました。
あ、それはすごく良いですね。正直、クシャーンの様子を見るに、鷹の団にワンちゃんありそうなのは本当に若しかいなさそうですし、若が大将なら、ガッツ達ともうまく連携とれそうです。
――なんて考えてたら、事態は急変!クシャーンの北の部族長が爆発し、中からラクシャス(夜魔)が現れました。え?ヤバくね?最悪、ここにいる人間、全員死ぬぞ。
ここで次回に続くとなったわけですが……やばいですね。本当に面白い。今回の話は最高でした。
何が素晴らしいって、せっかくガッツがクシャーンに保護(捉えられたとも言うが)されたというのに状況が何一つ好転していないことです。
ガッツは未だに意気消沈中だし、頼りになると思っていたクシャーンは烏合の衆だったし、そこにラクシャスまで現れて、下手するとここで全滅しかねない勢いです。
この絶望のパンケーキに絶望のハチミツをぶっかける感じが本当にベルセルクって感じで最高です。これだよ!これが見たかったんだよ俺は!
なんというか、個人的にはスタッフさんの絵もどんどん上手くなっているように感じていて、特に今回なんかは、本当にもう絵のことを一切気にせず、話に惹き込まれる感じがしました。(惹き込まれたからこそ、クシャーンの上層部のアホさかげんに絶望したよね)
これの続きが2週間後に見れるとか、ちょっと楽しみすぎますね。
マジで面白いので、まだ見てない方は、ぜひとも雑誌で読んでみてください!
次回の感想はこちら。
→ベルセルクの最新話・378話「招かれし刺客」のあらすじの感想!(ネタバレ注意)
ベルセルクの単行本や、377話を読むなら
ベルセルクの377話を読むなら、ebookjapanというサイトがおすすめ。
初回は70%OFFクーポンがもらえるので、377話が掲載されているヤングアニマル21号が安く読めます。
→377話(ヤングアニマル 2024年21号収録)を今すぐ70%OFFで読む
今すぐ最新話を読みたい!という方は、こちらからどうぞ。
もちろん、ベルセルクのこれまでの単行本も70%OFFクーポンが使えます。
→ベルセルクを今すぐ70%OFFで読む
安くまとめ買いできるので、改めて電子で揃えたいという方はぜひ。
ベルセルクは公式アプリのマンガParkで、41巻まで基本無料!
また、ベルセルクは白泉社公式アプリのマンガParkにて配信されています!

基本無料でもらえるフリーコインで41巻まで読み進められるので、連載再開を機に読み返したいという方は、こちらでご覧ください!
まとめ
ベルセルクの最新話・377話「獅子身中の蟲」の感想でした。次回の感想はこちら。
→ベルセルクの最新話・378話「招かれし刺客」のあらすじの感想!(ネタバレ注意)
ベルセルクの377話が掲載されている、ヤングアニマル2024年21号はこちら。
→377話(ヤングアニマル 2024年21号収録)を今すぐ70%OFFで読む
こちらだと、ベルセルクの単行本も安くまとめ買いできます。
→ベルセルクを今すぐ70%OFFで読む
(※雑誌は販売期限を過ぎている場合があるので、ご注意ください。)
ベルセルクは、白泉社公式アプリのマンガParkにて配信中!
→マンガPark
基本無料でもらえるフリーコインで41巻まで読めるので、この機会に読み返したい方はぜひ!
ベルセルクの記事
ベルセルクの単行本の感想 | ||||
【41巻】 | 【42巻】 | 【43巻】 |
ベルセルク本誌の各話感想 | ||||
【365話/366話】 | 【367話】 | 【368話】 | 【369話】 | 【370話】 |
【371話】 | 【372話】 | 【373話】 | 【374話】 | 【375話】 |
【376話】 | 【377話】 | 【378話】 | 【379話】 | 【380話】 |