ベルセルクの最新話・373話
「歩みかなわぬ錆びた鉄輪」
のあらすじの感想を語っていきます。
42巻以降のネタバレを含んでしまうので、
苦手な方は373話が掲載されている
ヤングアニマル 2023 No.11を読んでください。
(※雑誌のバックナンバーは、販売期限が過ぎている場合があるのでご注意ください)
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ベルセルクの最新話・373話「歩みかなわぬ錆びた鉄輪」のあらすじ(ネタバレ注意)
いなくなったキャスカを探すため、
シールケは儀式を始めていた。
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373話(ヤングアニマル 2023 No.11収録)より
(C)三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社
居場所を突き止めかけていたそのとき、
船はクシャーンと思われる軍勢に襲われてしまう。
しかしそんな中、
ガッツは未だに立ち上がれないままで……!?
ベルセルクの最新話・373話「歩みかなわぬ錆びた鉄輪」の感想(ネタバレ注意)
ここからは、個人的な感想を語っていきます!
ベルセルクの373話の感想:ガッツがどん底すぎる
三浦先生は鬼か
いや、この場合、再現してくれている「スタッフは鬼か」と言うべきか?
とにかく、作劇がガッツに厳しすぎる。
既に失意のどん底にいるのに、まだその下があるとは思わなかったよ。
ちょっとここで一回、最近のガッツさんの経歴を振り返ってみましょうか。
↓
・キャスカ、蝕のフラッシュバックによりガッツと対面して話すことが出来ない(辛いけど仕方ない。時間が解決するはずさ)
↓
・グリフィス登場。わずか数日でキャスカが連れ去られる(は?)
↓
・同時に、自分の剣が一切グリフィスに通じず、絶望する
↓
・失意のどん底にいる中、船がクシャーンに襲われる。ガッツは剣を握るもグリフィスがトラウマになりゲロを吐く←NEW!!
地獄か
どこまで堕とせば気が済むんだよ……もうお腹いっぱいだよ……
何がやばいって、今回はガッツの心が折れてるのがやばいですね。
ガッツはこれまで、肉体的には何度もボロボロになりながらも、心が折れることは決してありませんでした。
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”カミナリオヤジ”にボロボロにされても心は折れない
31巻より
(C)三浦建太郎・白泉社
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蝕の直後、片腕を失った直後でこの啖呵である
13巻より
(C)三浦建太郎・白泉社
それが今回は、頼りの剣を握っても、すぐにグリフィスの幻をみて、嘔吐し、崩れ去っています。
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剣すら握れないガッツ
373話(ヤングアニマル 2023 No.11収録)より
(C)三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社
剣を握ること、グリフィスに挑むこと自体がトラウマになってます。
ここまで折れたガッツは、本当に始めてみました。
肉体的な損傷は過去イチで少ないのに、心のほうがあまりに重症です。
この状況から立ち直るには、どうすればいいんでしょうか?
月並みに考えるのならば、やはり鍵は仲間です。
現在の状況は、ONE PIECEで例えるのならば、エースを失ったルフィの状況に似ていると言えます。
ルフィは、兄であるエースが死に、自らの無力感に苛まれます。
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ONE PIECEより
(c)尾田栄一郎・集英社
そんなルフィを再び立ち上がらせたのは、仲間の存在でした。
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ONE PIECEより
(c)尾田栄一郎・集英社
そもそもガッツは、一度仲間を失ってから
――いや、仲間を失う前から、他人というものを根本的には信頼していません。
もちろん、昔の鷹の団や、今のシールケ達と共に歩む気ではいるし、信用もしていますが、
それ以上にガッツにとって、剣は全てといえます。
だからこそ、グリフィスに剣が一切通じなかったとき、あそこまで絶望したのです。
ガッツはここで、剣以上に頼れるなにかを見つける時期にきているのかもしれません。
もちろん、それ以外の解決方法もあるでしょう。
例えば、ガッツの自信の源はやはり剣ですから、剣の鍛錬から自信を取り戻すということもありえます。
剣の実力が向上することで、再び立ち上がるのです。。
他にも、剣だけでなく、自分自身が生き抜いてきたという経験から自分を取り戻すということも考えられます。
ガッツがこれまで果たしてきた道のりを考えれば、諦めるのは早すぎます。
一度や二度の失敗ぐらいなんだ、とも言えます。
ただ、少なくとも、ガッツが再び立ち上がるためには、彼自身が再びグリフィスと戦えるという確信が必要なのは間違いありません。
外からの薄っぺらい言葉などで、彼が立ち上がることはありえないし、そんなガッツを見たくもありません。
いかに”単なる狂気の力”に溺れず、彼が自分の足で再び立ち上がるのか?
この点が、今後の大きな見どころに感じています。
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相変わらずガッツを誘惑する内なる狂犬
今堕ちたら、シールケの声も届かないかもしれない…
373話(ヤングアニマル 2023 No.11収録)より
(C)三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社
ベルセルクの373話の感想:クシャーンはどこから、なぜ訪れた?
ところで、今回現れたクシャーン(厳密に言えばクシャーンと確定はしていないが、クシャーンの肌の色とクシャーンの装飾の鎧を着た軍勢)は何者でしょうか?
妖精郷が崩壊し、
殆どの魔女が力を失い、
唯一戦えそうなシールケも、キャスカの所在を探ろうと儀式中で戦闘不可能なこの瞬間……
あまりにもタイミングが良すぎる襲来です。
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鷹の手の者か?それとも…
373話(ヤングアニマル 2023 No.11収録)より
(C)三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社
まぁ、シールケが戦えないのは偶然の可能性が高いにしても、
妖精郷崩壊の直後というのは、やはりタイミングが出来すぎです。
そもそも、どこから来たんだよこいつらって話です。
普通に考えれば、やはり鷹の計画の一つですよね。
以前、シールケの師匠(フローラ)を狙ったように、幽界(かくりょ)の存在に手が届きうる魔女たちを狙うのは理にかなっています。
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グリフィスにとっては普通の人間1万人<<<<魔女一人
28巻より
(C)三浦建太郎・白泉社
鷹の部下なら、世界中どこでも、瞬時に移動できるし、突然現れるのも納得です。
ただなぁ……なんていうか、鷹の団にしては、人相が悪すぎる気がするんですよね。
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追い剥ぎかなんかかよ
28巻より
(C)三浦建太郎・白泉社
いや、人相で言えば、フローラを襲ったときの戦魔兵とかも悪かったと思うんですけど、
今回のクシャーンは人間じゃないですか?
彼らは少なくとも、自身を誇り高い鷹の配下と思っているはずで、それがこんな盗賊みたいな雰囲気を出すかなぁ?と思ってしまいます。
もちろん、上から「あいつらは鷹を脅かそうとしている悪者だ」と説明を受けていれば、別ですけど、その場合はやっぱり彼らの表情には憤怒や義務感が滲むはずで、こんななぶるような表情はしない気がするんですよね。
かといって、普通に鷹とは関係なくクシャーンが襲ってきたとしたら、それはそれで意味がわからないんですけど…
一応、以前にリッケルトやシラットがバーキラカの隠れ里に向かっているので、その関係でクシャーンがやってきた、という可能性も0ではありません。
現状では考える材料が少なすぎて、予測の域をでませんので、このあたりはもう少し情報が出てからでしょうか。
ただ、一つ言えるのは、これでにより前回示唆された鷹の団VSクシャーンに、ガッツ達も巻き込まれる可能性が非常に高くなりました。
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東(クシャーン)との戦いを暗示するグリフィス
372話(ヤングアニマル 2023 No.9・10収録)より
(C)三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社
前の感想で私は、『ガッツたちはこの戦いにどう絡んでいくのか?』と書いたところ、
コメントで『ガッツはそもそも傷心状態で戦えないでしょ』というご意見を頂きました。
それは本当に仰るとおりの正論で、ただ、ストーリー的にこれ以上ガッツ達がほっとかれるのも少し考えにくいので、どうなるかと思っていたんですが、
まさかクシャーンが船に突然現れて、無理やり戦いに巻き込まれるとは思いませんでしたね。
マジで先が読めない展開で、凄く引き込まれます。
率直に言って、面白すぎる。
早く続きが見たいところですが、どうやら次の掲載号は未定の模様。
なるべく早い復活を望みます。
ストーリーの濃厚さ、絵のクオリティ、どれを見ても最高ですので、
もしまだ見てない方がいれば、ぜひとも読んでみてください!
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まとめ
ベルセルクの最新話・373話「歩みかなわぬ錆びた鉄輪」の感想でした。
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