ベルセルクの最新話・370話「西海の流民」のあらすじの感想！（ネタバレ注意）

ベルセルクの最新話・370話「西海の流民」
のあらすじの感想を語っていきます。


42巻のネタバレを含んでしまうので、
苦手な方は370話が掲載されている
ヤングアニマル 2022 No.20を読んでください。
（※雑誌のバックナンバーは、販売期限が過ぎている場合があるのでご注意ください）

ベルセルクの最新話・370話「西海の流民」のあらすじ・ストーリー（ネタバレ注意）

妖精島は崩壊していく中、
残された人々は船へと逃げ込んでいく。

その中で無力感に消沈していたファルネーゼたちだが、
モルダに発破をかけられて、けが人を助けるために立ち上がる。
……そんな中、シールケに対してモルダは、

370話（ヤングアニマル 2022 No.20収録）より
（C）三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社

船に運び込まれたガッツが、
精神的に消耗しきっていることを伝える。
それを聞いた彼女は、彼のもとへと向かっていく。


そして、暗い船倉でガッツは、ひとり力なくへたり込む。

370話（ヤングアニマル 2022 No.20収録）より
（C）三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社

……唯一信じてきた、ドラゴンころしを投げ出して――。

ベルセルクの最新話・370話「西海の流民」の感想（ネタバレ注意）

というわけで、370話のあらすじでした。
ここからは感想を語っていきます。

ベルセルクの最新話・370話「西海の流民」の感想：パックの生存確認

良かった……パック消えてなかった……

パック……良かった……
370話（ヤングアニマル 2022 No.20収録）より
（C）三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社

前回、ダナンやイスマが消えてしまい、
合わせて、たくさんの幽界（かくりょ）の住人が姿を消しました。

私はイスマ（人魚の子）が消えたことにも驚きましたが、
それ以上にパックが消えてしまうかもしれないということに恐怖していましたが、
ですが、どうやらイバレラ共々無事なようで、一安心です。

ファルネーゼ、セルピコ、シールケも問題なく船に乗り込めたようで、
とりあえずは一息つけたという格好でしょうか。

↑イバレラの『あんたどこ行ってたのよ！』は読者として私も言いたい
370話（ヤングアニマル 2022 No.20収録）より
（C）三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社

ただ、ガッツだけは、状況が異なるようです。

ベルセルクの最新話・370話「西海の流民」の感想：ガッツの絶望

ガッツがグリフィスに対し、
剣が全く歯が立たなかったことに、ひとり絶望しています。

ここのガッツの表情が、今までに見たことのない絶望感と悲壮感があり、
もの凄く心を打たれました。

↑若い頃から、唯一信じていた剣が通じなかったことに絶望するガッツ
370話（ヤングアニマル 2022 No.20収録）より
（C）三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社

どんな時でも信じられた、
自分の唯一と言っても良い拠り所が通じなかった絶望が感じられて、
素晴らしい表情の描写だと思います。

勿論、故　三浦先生でしたら、これとはまた違った表情、異なる描写をするんだろうな、とは思います。
しかしながら、三浦先生のあとを引き継いだスタッフの皆さんが描くこのガッツも、
とんでもなく心に響く、素晴らしい作画だと感じました。

これは完全に、私の勝手な解釈ではありますが、
このガッツの表情は、三浦先生を失った今のスタッフの皆さんだからこそ描けたのではないか、と思います。

ガッツにとってのドラゴンころしのように、
スタッフの皆さんにとっても三浦先生は、
頼れる巨木のような存在で、どんな時でも信頼できる方だったはずです。

それが急にいなくなってしまった悲しみ、絶望……
そういった思いが、このガッツの表情にも込められている、と私は感じました。


キャスカを連れ去られ、
ドラゴンころしも一切きかないことが分かったガッツは、
これからどうするのか？

次の話はどうやら、YA24号ということで、
2ヶ月ほど間があくようです。

続きが気になりすぎますが、
楽しみにしながら、ゆっくり待ちたいと思います。


371話の感想はこちら。

→ベルセルクの最新話・371話「狭き暗夜に消ゆる灯火」のあらすじの感想！（ネタバレ注意）

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まとめ

ベルセルクの最新話・370話「西海の流民」の感想でした。


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