
この記事では、ヤングアニマル 2026年 No.12で連載された、ベルセルクの最新話・384話「移ろの水鏡と幽炎の余光」のあらすじと感想を語っていきます。
一部ネタバレを含んでしまうので、苦手な方は雑誌を読んでからご覧ください。
前回、卒塔婆に封じられたガッツは、暗闇の中で幻を見る――。
目次
ベルセルクの最新話・384話「移ろの水鏡と幽炎の余光」のあらすじ(ネタバレ注意)
クシャーンの僧に連れられ、卒塔婆へと封じられたガッツ。何も見えない暗闇の中、ガッツは自らの行いを後悔していた。
しかし、その時だった。ガッツの前に精霊が現れる。それは、彼に告げるのだった。
???
「オマエと彼の者は同じ
狭間の者なのだ」
384話(ヤングアニマル 2026 No.12収録)より
(C)三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社
ガッツはグリフィスと同じである、と――……。
ベルセルクの最新話・384話「移ろの水鏡と幽炎の余光」の感想(ネタバレ注意)
衝撃
久しぶりの連載再開かと思ったらとんでもない爆弾が降ってきました。
正直僕、今回の連載復活をちょっと舐めてたんですよ。
「久しぶりの掲載だけど、どーせまたそんなに話進まないんでしょ~?」
って。
全然そんなことなかった。ヤバいくらい重大な事実が明かされました。
まさかガッツが、【グリフィスと同じ】狭間の者だったとは。
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384話(ヤングアニマル 2026 No.12収録)より
(C)三浦建太郎・スタジオ我画・森恒二・白泉社
いや確かに、ガッツが死の中から生まれたというのは3巻の時点で明かされていた事実ではありますし、蝕以降はずっと「狭間の者」扱いはされてましたが、まさかグリフィスと同じような存在とは思わないじゃん。
そりゃ、スランに気に入られるのも納得ですよ。「『母親の躯の下で』『血と羊水の交じる泥水の中で産声を上げた』『狭間の者』」とか、多分あの女の癖に刺さりすぎだよ。性の欲張りセットかよ。
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やけにガッツのことを気に入るスラン様
26巻より
(C)三浦建太郎・白泉社
ただ、「ガッツがグリフィスと同じ超常的な存在である」というのは、妙に納得感があります。
それは勿論、『ガッツの異常な強さ』とか、『ガッツとグリフィスが唯一無二の親友だった』とか、そういうのもあるんですが、同時に、ガッツとグリフィスのモデル的には自然かなと。
というのも以前、コミックナタリーさんのインタビューで、故三浦先生と鳥島さんの対談インタビューがあったんですが、
三浦先生はガッツとグリフィスのモデルを
「自分と森恒二(現在のベルセルク監修)」と語っています。
しかも、明確に「どちらかがガッツ」ということではなく、場合場合で、ガッツとグリフィスの立場が、二人の間で揺れ動くと。
つまり、三浦先生の中では、「ガッツとグリフィスは二人で一つ」であり、「自分と森の青春を込めたもの」であるので、ガッツとグリフィスの立ち位置が同じ高さにあるというのは、凄く納得感があると、個人的には思いました。
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二人の立場は常に入れ替わり続けてきた
4巻&8巻より
(C)三浦建太郎・白泉社
また、そういうメタ的な読み方は置いておいても、ストーリー的にも、ガッツの内面の掘り下げが楽しみすぎるんですよね。
というのも、ガッツの内面って殆ど描写されてこなかったから
そもそも『ベルセルク』におけるガッツって、
1巻~:なんか怖い黒い騎士がバケモノをバッサバッサと倒す。
フェムトとかいう変な仮面つけたやつと因縁があるっぽい……?
3巻~:ガッツは戦争孤児だったよ!
グリフィスっていう親友がいたけど、ちょっと喧嘩して、周囲を巻き込んだよ!!
14巻~:冒険の中で聖女やクソガキや魔女っ子を仲間にしたよ!
って感じで、生い立ちとかイベントは無限にあったんですけど、ガッツ自身の内面を掘り下げるって、これまで全然してこなかったんですよね。
正直、やるべきことが多すぎていっぱいいっぱいというか。悪く言えば、周りの状況に流され続けて、自分を掘り下げる時間も余裕も、ガッツにはありませんでした。
それがこの最終決戦直前のこの場面で、改めて自分のルーツを探る!これは熱いですよ。パワーアップイベント間違いなしです。
今思うと、シールケとファルネーゼがキャスカの夢に潜ったのも、この展開の前フリだったんですね。
改めて、キャスカの過去、キャスカの内面を掘り下げたうえで、今度は主人公のガッツの過去、内面に迫るというのは、構成的にも美しすぎると思います。
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今思えば、これは前フリだった
39巻より
(C)三浦建太郎・白泉社
いやほんと、最近ベルセルク読んでない人も、こっから3回のヤングアニマルはマジで買っていいと思います。
いよいよ物語の核心に迫るというか、これまでにないベルセルクが読めるはずなので。
まあ、監修の森先生曰く、「三浦が二十年も悩んだエピソード」ということで、今後の話も激重必須だと思うんですが、そういうの読みたくて、ベルセルク読んでるからね。
改めて、監修してくれる森先生、作画のスタッフさん方には感謝です
明日発売するヤングアニマルでベルセルク掲載致します。だいぶ待たせてしまって本当に申し訳ありません。
— 森恒二 Dダイバー 創世のタイガ ベルセルク監修 (@morichankenchan) June 11, 2026
この回は三浦が二十年も悩みに悩んだエピソードで何十回と聞いた私でもかなり難しかった。。。
三浦と私の長年の師でもある当時担当の島田さんと何度も台詞確認しながらなんとかたどり着く。… pic.twitter.com/hYaUWZvvkd
まだ見てない方は、是非ともヤングアニマルで読んでみてください。
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まとめ
ベルセルクの最新話・383話「無明無始」の感想でした。ベルセルクの384話が掲載されている、ヤングアニマル2026年12号はこちら。
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次巻・44巻の発売日などはこちら。
→ベルセルクの44巻の発売日はいつ?あらすじや感想!(ネタバレ注意)
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