
今回は、週刊少年サンデー 2024年22・23合併号で連載された、MAJOR 2nd(メジャーセカンド)の最新話、278話「先発への志願」のあらすじと感想です。
前回、大吾たちは古谷率いるふじみ原に辛勝。
次の試合の相手は果たして……!?
ネタバレを含んでしまうので、まだ読んでいない方は公式アプリのサンデーうぇぶりをどうぞ。
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MAJOR 2nd(メジャーセカンド)の最新話・278話「先発への志願」のあらすじ(ネタバレ注意)
「負けたら引退」の夏大会初戦。
大吾たち風林・大尾連合は、古谷率いる、ふじみ原に逆転勝利!
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278話より
(C)満田拓也・小学館
そして大吾たちは、準決勝の相手の偵察にやってきた。
次の相手は港東。
道塁は一回戦で活躍できなかったからと、港東戦で先発に志願する……!?
MAJOR 2nd(メジャーセカンド)の最新話・278話「先発への志願」の感想(ネタバレ注意)
僕「さーて、今週もMAJORを読むぞー。
前回まで、めっちゃしんどいふじみ原戦だったからな~。
今週は、少し心休まる話がいいな~」
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睦子「次の試合はふじみ原に比べたら楽勝じゃな~い笑」
278話より
(C)満田拓也・小学館
僕「おいおいw
睦子、油断しすぎだろwww
監督ぅ!ここはいっちょ、コイツにビシッと言ってやってくださいよ!!」
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佐藤監督「僕はなんて駄目な監督なんだ……」
278話より
(C)満田拓也・小学館
なんかめっちゃ思いつめてる…
というわけで新章は、とっしーこと佐藤監督の重すぎる悩みから始まりました。
なんてこった!
全然心が休まる展開じゃないよ!
なんなら、これまでよりもある意味重いよ!!
ふふ……知ってたよ……
MAJORにストレスがない展開なんてありえないってことはさ……
さてさて。
ここからしばらくはとっしーと、
加えて、とっしーに詰め寄ってたみっちーの悩みが中心に物語が進んでいきそうですね。
みっちーの悩みについては、自分が野手としてチームに貢献できていない、せめてピッチャーとして活躍しなければ!という焦りからきてそうですが、
それについて語るのはまたの機会にして、今回は、とっしーについて考えていきましょうか。
佐藤寿也監督の悩みを簡単にまとめると、
自分は試合で何も出来なかった。
負けそうになったのは自分の采配が悪いから。
子供たちの自主性に任せすぎるのではなく、もっと勝利をシビアに、貪欲に目指さなくてはいけないのでは?
というものですね。
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後悔と反省に苛まれる佐藤監督
278話より
(C)満田拓也・小学館
う~ん……これは大人ならではの悩みですねー。
学生時代に自分でプレーしてる時は、
「大人や監督が何言おうと関係ない!
結果が出るか出ないかは自分次第!」
なんて考えてました。
でも、親とか監督として子供に指導する立場になると、どうしても、子どもたちのためになんてかしてあげたいって思うんですよねー。
気持ちはめっちゃわかる。
ただ、気持ちはわかるんだけど……とっしー、ちょっと思いつめすぎじゃないかなぁ?
とっしーはバカが付くほど真面目だからなー。
もうちょっとリラックスして考えてもいいと思うんですよね。
例えば、とっしーが後悔している、もっと盗塁などで敵の未熟な野手を揺さぶっていれば……って話ですけど、
僕はそんなに間違ったことはしてないと。
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問題と思われるとっしーの後悔シーン
実戦では、この後アニータが奇跡のHRを決める
275話より
(C)満田拓也・小学館
勿論、結果だけ見ればゲッツー。
あわや敗北の大失敗なのは間違いないですが、それはあくまで結果論です。
あの時のとっしーの判断としては、
・古谷の残り球はあと14球
・確実に投げ急いでくる
・焦ったストレートを確実に狙っていこう
という、あの時できる判断としてはベストだったと思うのです。
結果だけみて、自分の指導力に不安を覚えるのは、また話が違うかなと思うのです。
むしろ、こういう生真面目さというか、常識的すぎる姿勢が、関ちゃんを代打に思いつけなかった原因のようにも思えます。
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とっしーはこの代打を思いつくことが出来なかった
276話より
(C)満田拓也・小学館
関ちゃんを代打に使うのは、それこそ、それなりに多くの読者が考えていたことだと思うのですが、
とっしーの頭にはなかった模様。
これは、(勝手な推論になりますが、)とっしーが大人になって、常識に縛られているからでは?という気がします。
普通に考えれば、バッターとして優秀ではない関ちゃんを、古谷にぶつけよう、という発想はなかなか出てきません。
左殺しなんて言われていますが、本人ですら理由がわかってない以上、それに頼るなんて発想、大人からは出てきにくい気がします。
だから、今のとっしーに必要なのは、勝ちにシビアに拘ったり、自分の指導をもっと試合に反映させようとするよりも、
子ども達としっかり向き合い、子ども達の自主性をこれまで通り認めてあげることだと思うんですよね。
常識やらマニュアルで、子ども達を縛るのは違うんじゃないかと。
別に、アドバイスをするな、とかそういう話ではありません。
でも、大人の型にハマった考えで、子どもたちを縛りつけるのは違うだろうと。
それこそ、その考えが極端な方向性までいってしまったのが、かつての海堂学園かなとおもいますし。
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かつて大吾の父、吾郎が所属していた海堂高。
学校を勝たせる、という大人のエゴのもと、生徒一人ひとりの魅力を伸ばす方向ではなく、
ひたすら型にはめる指導を行った
旧25巻、26巻より
(C)満田拓也・小学館
これは完全に持論になりますが、
やっぱり何をやるにせよ、子ども本人が自主的に取り組むほうがパフォーマンスは高くなると思うんですよね。
勿論、タイプにもよりますが、やはり自分自身で考え、自分で試行錯誤しながら取り組むからこそ、結果につながると思うのです。
だから、とっしーも子どもたちのことを思うならばこそ、やはり大部分は子どもたちのやりたいようにやらせるのがいいかなと思います。
考えてみれば、とっしーは基本的に子どもたちを信じてないふしがあり、
重大な問題を自分のところで抱えるふしがあります。
相手は中学生なので、わからなくもないですが……
大人としては、やはりまずは、子どもたちの自主性に任せる。
そして、彼らが壁にぶつかったり、相談してきたら、全力でアドバイスしてあげる。
それぐらいの距離感で、ちょうどいいんじゃないでしょうか。
……こんだけ熱く語って、次回から全くとっしーやみっちーの葛藤に触れられなかったらどうしよう……。
…………それはそれで、試合が盛り上がるメジャーが読めるからいっか!
今週も色々考えさせられて、面白かったです。
それではまた、2週間後にお会いしましょう。
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まとめ
MAJOR 2nd(メジャーセカンド)の最新話・278話「先発への志願」の感想でした。
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